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2月のおすすめ映画 文化放送「上地由真のワンダーユーマン」推薦
(2024年2月12日10:00)
文化放送「上地由真のワンダーユーマン」(月曜午後9時30分)でパーソナリティ―の上地由真と映画ソムリエの東紗友美さん、映画評論家の荒木久文さんの3人が2月のおすすめ映画を紹介して見どころを解説した。
同番組では毎週テーマを設け“由真的”テイストで進行。毎月第1週目は「今月のシネマログ」と題し、その月に公開される話題の映画作品を上地由真と映画の専門家2人が紹介する。今回は2月5日の放送で「Firebrd ファイアバード」「梟-フクロウ-」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」が紹介された。
上地 上地由真のワンダーユーマン!今週もよろしくお願いします。
今日は月に一度の映画をフューチャーする回、題して「今月のシネマログ」。
映画ソムリエの「さゆみん」こと東紗友美さん、そして映画評論家の荒木久文さんとお届けしていきます。
よろしくお願いします!2月公開の映画の中から、私、上地由真とさゆみん、そして荒木さんの三人が「これはおすすめ!」と思った作品をご紹介していきます。まずはさゆみんからお願いします。

東 私がご紹介するのは2月9日から公開の『Firebird ファイアバード』です。とある無名の俳優さんの実話に基づいたラブストーリーです。
この映画の舞台は1970年代後半ソ連占領下のエストニアです。主人公・役者を夢見る若き二等兵セルゲイは、間もなく兵役を終えようとしていました。ある日、セルゲイと同じ基地にパイロット将校のロマンという男性が配属されます。写真という共通の趣味を持つ2人はすぐに惹かれ合い恋に落ちるのですが、当時のソ連では同性愛は法的に固く禁じられており発覚すれば厳しく処罰されていました。
一方、同僚のルイーザという女性将校もロマンに恋心を抱いていたのです。そんな中、セルゲイとロマンの関係を疑うKGBの大佐が身辺調査に乗り出します。男性同士の恋愛というだけで当時は犯罪で捕まってしまうからです。2人はどうなるのでしょうか・・・というお話なんですけども、最初にこのメインビジュアルを見た時に、きれいな海沿いで男性同士で抱き合っているビジュアルだったので『君の名前で僕を呼んで』『シチリア・サマー』とかそういうものを彷彿とさせる作品だと思ったんですけど、いい意味で裏切られました。もっともっと骨太な歴史が絡んだ作品になっていました。
前半がエストニア、後半がモスクワ、と舞台が前半後半でちょっと変わってくるんですけど、異なる質の展開をしてくれます。前半は惹かれ合う男性同士の恋の描写として進んでいきます。で、吊り橋効果みたいな言葉を使っちゃうのは嫌なんですけど、絶対にばれたら捕まってしまう、逮捕されてしまう可能性がある世界観で恋に落ちるっていうところ、そこでの緊張のバランスがすごく、もう本当にドキドキしながら前半シーンは見せていただきました。でも同時に主人公の2人も美しくきれいな方なので本当に心が吸い寄せられるように緊張しながら見ていました。後半なんですけど、ここが普通の男性同士の恋愛映画とちょっと違うなというところは、このルイーザっていう女性が関わってくるところなんですけど、三角関係っていう言葉を使いたくないくらい、2人の人生にめちゃくちゃ絡み合ってしまうんですよ、そんな中、この3人の人生が絡み合っていく様子がすごかったなと思って。非常に見ごたえのある人間ドラマとしても拝見させていただきました。
おふたり、いかがでしたか?由真さんどうでした?
上地 さゆみんの言っている通り、本当にばれてはいけない、知られちゃだめな環境中で、そもそも知られたら愛し合っているだけなのに、知られちゃだめだっていうのもおかしいんだけど、でもこっちも本当に、大丈夫かな?っていうドキドキと切なさ…切ない、うわ~、なんとかしてあげて!みたいな、純粋な愛に胸動かされましたね。
東 自然に惹かれ合っていく様子みたいなのが、本当に純度高いんですよね。
上地 美しかったです。
東 いや~、ありがとうございます。荒木さん、どうです?
荒木 まあ美しかったというふうにね、たぶんみんな、女の人は言うと思うんですけども、非常にイケメンの2人?みたいな…だからね。
東 かっこいいんだよ、これが!
上地 本当に!
荒木 はい。今ね、おっしゃった通り、その極限下の同性愛、つまり軍隊だとかで、一番やっちゃいけない同性愛の恋愛ということで、ある意味、命にかかわる恋ですよね。
上地 命がけですよね。
荒木 そうですよね。2人が貫いたっていうところに関しては、すごいなって思いますよね。あとまあ基本的にはですね、同性愛テーマの作品は多いんですけど、東さんが言うように、この主人公は他の男の人も好きにならずにずっとこの人だけ、そういった中で愛を貫いたっていうことの一途さっていうかね、純粋さみたいなのは感じましたね。
東 うんうん、なるほど~。そしてなんかやっぱり、今お話をしていて思ったんですけど、こういった映画が今作られる意義みたいなものについて、荒木さん、どう思います?やっぱり今、ロシアが2023年12月にLGBTの活動をするだけでも過激派と認定したぐらいじゃないですか?こういう時代にこの作品が作られるっていうことはすごく意味があるんじゃないかなと思うんですよ。50年も前から進んでいないというか。
荒木 そうですね。50年も前っていっても、やっぱりこういった同性婚を認めるというかね、そういうものが、LGBT関係の意識が高くなってきたのは2000年代入ってからですからね。そうはいっても、同性愛と同性間性交渉というものを未だ禁じている国っていうのはあるわけですよ。例えばアフリカは30か国以上あるんですね。犯罪として規定するのね。ウガンダなんかは同性愛者と明らかになった時点で摘発されて、最高は死刑です。同性愛者であること自体でね。
上地 うそ…。
東 ちょっと信じられないわ。
荒木 それからクウェートやオマーンなんかでも同様ですね。面白いのはですね、男性同士の同性愛は行為は違法だけど、女性同士は合法っていうのが結構あるんですよ。
東 えっ?
上地 それはなんの違い?
荒木 どういう違いかはちょっとわからないですけど。
東 例えばどういう国が?
荒木 ジャマイカとか、結構数あるんですよ、調べてみると…。
他にも同性愛自体は認めているというか、合法ですけども、同性愛を公に表現することを罰する法律がある国も多いですね。
東 誰かを愛して愛されるって、基本的な人権だと思うんですけど、まあそうなんですね。
荒木 そうはいってもね、パートナーシップなど同性カップルの権利を保証する制度を持っている国は全体の22パーセント。他80パーセント弱は・・・これを多いとみるか、少ないとみるかはあれですけど。まあとにかくそういう意味で極限化の同性愛の恋愛っていう映画で違っている意味を持っているというところでしたよね。
東 本当に骨太な作品で自分の中でもいろんな部分がどう考えていくとか、揺さぶられる作品だと思うので、ぜひ皆さん、劇場で観てほしいです。
私がご紹介したのは2月9日から公開の『Firebird ファイアバード』でした。
上地 続いては、映画評論家・荒木さんのおすすめ作品です。

荒木 はい。私がご紹介するのは、2月9日公開の韓国映画『梟-フクロウ-』という作品です。鳥の梟ですね。
時は17世紀というから1600年代。日本だと江戸時代の頭あたりですね。舞台は日本ではなく朝鮮半島です。その頃の朝鮮半島は李氏という一族が統一して王位を継承していたので、昔、李氏朝鮮といいましたよね。いわゆる朝鮮王国が支配していた時代です。
この映画の主人公は目が見えない盲目の人なんですね。いわゆる盲人です。名前をギョンスという青年ですね。彼は天才的といっていい、針のお医者さん、鍼灸師ですよね。医師です、今でいうところの。この人、目が見えないのに人の体のツボを熟知していて、針を自由に刺して病気の症状を改善したりするのですが、その技は天才というしかないんですね。彼はたった1人の病気の弟を救うために誰にも言えない秘密を抱えながら、当時の朝鮮の王様が住むお城の王様付きのお医者さんのアシスタントとして働いているんですね。そんなある日、ギョンスは王の子、つまり皇太子、王の後継者、この人が死ぬところを目撃してしまうんですね。恐るべき真実に直面することになるんですけども、追われる身となったギョンスは、日が昇るまでに解決しないといけないという時間の中で謎を暴くために闇の中を駆け回る・・・という内容なんですね。
これ私、後悔しました。この作品を選んだんですけども、何を言ってもネタバレになってしまう。
東 あはははは!
上地 たしかに~。(笑)
荒木 しゃべることがほぼないんですよ。
東 ひとつ言えること、面白い!っていうこと。
荒木 そう。だいたい、今 ラジオを聞いている皆さんもね、私の説明がおかしいって思いましたよね?
「王の後継者が死ぬところを目撃してしまった」と言いましたよね。何を言っているんだ、目の見えない人がなんでそれを目撃するの?おかしいじゃねえか?普通。
そう思いますよね。だからね、その辺がね、ちょっと説明するのに困っちゃうんですよね~。ネタバレになっちゃうので。だからね、おふたりとも感想を言うのも大変だと思うのですが、まあとりあえず、感想を…。
上地 いや~、とにかく私はイライラしましたね、観ていて。ああなんでこんな、もうイライラする~!って思ったし、もう一瞬も気を抜けない展開、一緒に暗闇の中で耳を澄ましているような、そんな感じでした。とにかくイライラしました。(笑)
東 ね~!でも私、久しぶりにこれはスクリーンで観たいと思った。観るべき映画だと思いました。やっぱりほとんどのシーンが真っ暗闇なので、同じ空間で見るとより体感できるというか自分も気付くものが多そうだなって観たので、本当に暗い空間で観るのにぴったりな作品だと思いましたし、鍼灸師さんが主人公というだけあって自分のヒヤヒヤのツボを刺されているような感じで、どんどん体の血行が良くなっていう感じが、熱くなってきちゃってよくなってくる感じがしたんですけども(笑)新鮮だったなって思ったのが、やっぱり定期的に盲目の人×サスペンスはあるんですよ。古今東西あるじゃないですか。あのオードリー・ヘップバーンの『暗くなるまで待って』ですとか、最近だと吉岡里帆さんの『見えない目撃者』だとか。サスペンスと盲人を組み合わせたものってあるけども…もう言いますよ。まだ残ってたんかい、この見せ方!って。まだできるのか、これで!って。
荒木 由真さんもね、おっしゃったけど、なんか感想といってもね、あまり言えないから周りを撫でまわすような、ね。ラジオ聞いている人も、何を言っているんだ?と思ったでしょうし。その盲人設定というのはいろんなメリット、デメリットがあるんですよね。まあさっき言った『暗くなるまで待って』もありましたし、『ドント・ブリーズ』もありましたよね。これも目が見えないというメリットとデメリットを上手く絡めているんですよね。まあ今回、それともちょっと違う発想なんですよね。
東 だから、これがまだあるの?!っていう驚きに満ちた感覚がありましたね。
荒木 ちょっと話題が逸れるんですけど、この作品はですね、発端は17世紀の朝鮮王朝の古い書物に皇太子が死んだことについて、こう書いてあったんですね。「朝鮮に戻った王の子供はほどなくして病気にかかり、彼の全身は黒く変色して耳や口など7つの穴から血を流して死んでしまった」と。
東 そこは実際にあったということですよね?
荒木 うん。それが記録されていたのをこの監督、スタッフは見て、そこからこの物語を発想したという。しかもそこにさっき言った目の見えないというところをかませたというので、非常に面白いですよね。
東 イマジネーションがすばらしいですよね。
荒木 ね~。で、さっき由真さんが言ったように、息が浅くなるくらい緊張して二転三転。スピード感もありましたよね。
上地 ありました、ありました。
荒木 視覚的な演出もすばらしいし。夜のシーンが多いですよね。
東 そうですね。ほとんど夜かな?夜ですね。
荒木 そういう意味でね、スピードもあってハラハラし通しの映画なんですけど、ほとんど何も言えないので。(笑)
上地・東 (笑)
荒木 何を言っているんだ?って、不親切な紹介で全くわからない!っていうリスナーの声が聞こえてきそうなんですけどね。
上地 まあ、とにかく観てほしい。
荒木 そう。最後にね、ちょっとヒント出しましょうね。
上地・東 おっ!
荒木 それはこの作品のタイトルとなっている『梟-フクロウ-』英語で言うと「The owl」となっていますけど、日本語で「フクロウ」ですね。さっき言ったように鳥のフクロウですね。
東 あ~!なるほど~!
荒木 とにかく、あの~…『梟-フクロウ-』というタイトルがこの映画の大きな鍵になっていますので。まあ、あんまり考えちゃうとね、頭のいい人は思いついちゃうかもしれないので、とにかく我々の今日言ったことは全部忘れて。
上地 あはははは!
東 ただただ楽しんでほしい!
荒木 何のために放送しているんだか(笑)ということなので、話を忘れて観てもらうのが一番かもしれません。はい、紹介したのは2月9日公開の『梟-フクロウ-』という作品でした。

上地 トリは私、上地由真のおすすめ作品です。私がご紹介するのは、現在公開中の『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』という作品です。
ルイ15世の最期の愛人となったジャンヌ・デュ・バリーの波乱に満ちた生涯を描いた映画で、ルイ15世をジョニー・デップが演じているということでも、とても話題になっています。
あらすじです。舞台は18世紀のフランス。階級に縛られた時代に貧しい家庭に生まれたジャンヌは、その美貌と知性で貴族階級の男性たちを虜にし、社交界でも注目される存在となっていきます。国王の側近のはからいでベルサイユ宮殿へと足を踏み入れたジャンヌはルイ15世に見初められ、こう、公の愛人ですね、迎えられることになります。
庶民が国王の愛人となるのは前代未聞のこと。当然、貴族たちから反感を買いますが、堅苦しいマナーやルールを無視してかつらを外し、時には男装するなど宮廷に新しい風を吹き込み、宮殿の中でも存在感を強めていきます。しかし王太子妃のマリー・アントワネットが嫁いできたことで彼女の運命も大きく変わっていきます・・・というお話です。私、すごいかっこいい女性だなって思いました。貧しい家庭から上り詰めて、ルイ15世の愛人となる。美しいだけでは絶対になれないじゃないですか?知性も必要で。これは本当にすごいかっこいいし、あとドレスですね。
東 ああ~。今回、シャネルがね。提供しているんですけど。
上地 すごいきれいで、見ているだけでも目の保養になって。
東 たしかに。本当にきれいでしたね。
上地 映像的にもきれいでしたし、自分をしっかり持った強い女性でかっこいいなと思いました。あと公妾についても、この映画で初めて…こういう深く知ることがなかったので、公妾についてもっと深く勉強したいなって思っちゃいました。
東 ね~。知りたくなる、歴史が。
上地 知りたくなりました、この作品を観て。
荒木 公妾っていうのはちょっと私も興味深い。調べてみましたけども、公妾っては公の妾と書きますね。キリスト教のヨーロッパの宮廷では主に近世に見られる歴史的な制度なんですけども、国王はですね、離婚とか側室が許されなかったんですね。だから愛人を公に持つということになるわけですね。当時王族は皆、政略結婚で、本当に好きな人となんかは結婚できなかったんですよ。
東 決まっていましたよね、もしかしたら生まれながらに。
荒木 そう、で、本当に気に入って選んだ公妾への気持ちが強いということで・・、愛人と言いつつも国から活動費が出るんですよ。それで外交でも正式なパートナーとして国王と一緒に出席して、社交界の花形としてだけじゃなくて、国王のスタッフですね、重臣として文化だとか人事や戦争までも政治を補佐する役目なんですね。だけど子供を産んだとしても王太子妃にも母にもなれない。相続権がない。そういう辛さもある。それと公妾になるにはですね…。
東 これ、面白いよ。
荒木 また既婚婦人しか公妾にはなれないんです。
東 そう!結婚していないと公妾になれないって、すごくないですか?
上地 そう思った。なんで?って思ったもん。
東 逆説的な?(笑)
荒木 まあ未婚女性だとね、やっぱり結婚を迫られる恐れもあるし。
ルイ15世にもね、マリーという有名な王妃がいたんですよね。
監督とプロデュースは、女優さんで、顔を見たことあるかな?マイウェンという人なんだけどね、ちょっと味のある顔をした人なんですけども。ただね、見ていてヘアスタイルやしぐさがあまりにも現代的なんですよね、あの彼女の。主人公が。だからヘアスタイルといい、所作といい彼女だけ現代からタイムスリップしたような感じがちょっとあったなあ、で、観る前に私、ブルボン調のその華やかなフランス王朝ですから、よく肖像画にあるようなふっくらとした、輝くような美人を想像していたんですけども、ちょっと正直違和感があったよね。ソリッドで現代的過ぎるかなと。
上地 そういうイメージではたしかになかったですね~。
荒木 うん。それとやっぱり、デュ・バリー夫人は意地悪な下品な女と…。
東 これはね、言いたい。ひとつ言っていいですか、皆さんに?声を大にして言いたい。日本人って、なんかデュ・バリー夫人のことをちょっとマイナスに見がちなんですけど、絶対『ベルサイユのばら』の影響なんですよ。ベルばらで最もマリー・アントワネットとね、敵対するのがデュ・バリー夫人。でもね、本来の彼女は朗らかで知的で優しくて美しくて、宮殿でも人気者だったと言われているんですよね。
荒木 うん、人気者だと書いてありますよね。特にね、ベルばらでは非常に詐欺師まがいのね…。
東 因縁の関係…そうですよね。(笑)
荒木 あの首飾り事件とかね、後に出てきますけども。本人はね、とってもいい人だった。ただ他の映画でも、まあマリー・アントワネットの対立軸として描かれているので、どうしても悪く描かれる傾向はあるんですよね。
上地 見方が180度変わりましたね。
東 そう。でもこうやってだからこそ、歴史ものって面白いですよね。いろんな過去の話に我々が遡ることができないからこそ、いろんないい人だった説がわかったり、ちょっと怖い人だった説、いろいろ見ることで自分の中の解釈とか想像が膨らんで、奥行きが深くなるというか、そういうための映画だなって改めて思いましたね。でもきれいでしたよね。
荒木 そういうことですよね。ひと時の栄華を極めるんですよね、デュ・バリー夫人も。でも結局はこの人もギロチンで首をはねられちゃうわけですよね。しかも、そのはねようとしたのは、昔の愛人というか恋人だったというストーリーまであるくらいの悲劇の女性ですよね。
東 いろいろ語りたくなるよね~!あのフランス史、面白いからね。
上地 ね~!楽しいですね。
荒木 特に女性同士はそうだと思います。ファッション性といい、その恋愛といい、ジョニー・デップといい、ね。ジョニー・デップがね、フランス語で全部しゃべっている、たいしたもんですよね。
東 そう~!
上地 そう~!それ、すごいですよ。
荒木 逆にね、あの映画、英語でやったらね、敵性の言語でしゃべっているってことで、おかしくなっちゃいますからね。
上地 あはははは!
東 たしかにそうですよね。(笑)
荒木 はい。そういう意味でもね、見どころたくさんある作品でしたね。
上地 はい。私がご紹介したのは、現在公開中の『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』でした。2月公開の映画作品の中から、それぞれの推しをご紹介しました。ぜひ映画館でチェックしてください。映画評論家の荒木久文さん、そして映画ソムリエの東紗友美さん、ありがとうございました。
荒木・東 ありがとうございました。

■上地 由真
オーディションがきっかけで関西を中心に音楽活動開始。2007年シングル「shine day」などをリリース、以降全国各地でライブ活動やイベント参加。最近は女優としても活躍、舞台、映画などのジャンルにも進出。
■東 紗友美
映画ソムリエとしてTV・雑誌・ラジオなどで活動中。趣味は、映画ロケ地巡り。国内外問わず廻り、1年で100箇所以上ロケ地を訪れたことも。インスタグラムでも毎日映画に関する写真やコメントをほぼ毎日掲載中。
■荒木 久文
現在 複数のラジオ番組を中心に、新聞紙面 ニュースWEBなどに映画をテーマとした評論 批評 紹介 などの活動を展開。報知映画賞選考委員 ノミネート委員 日本映画ペンクラブ会員。