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7月のおすすめ映画 文化放送「上地由真のワンダーユーマン」推薦
(2022年7月10日12:30)
文化放送「上地由真のワンダーユーマン」(月曜午後9時30分)でパーソナリティ―の上地由真と映画ソムリエの東紗友美さん、映画評論家の荒木久文さんの3人が7月のおすすめ映画を紹介して見どころを解説した。同番組では毎週テーマを設け“由真的”テイストで進行。毎月第1週目は「今月のシネマログ」と題し、その月に公開される話題の映画作品を上地由真と映画の専門家2人が紹介する。今回は7月4日の放送で「エルヴィス」「モガディシュ 脱出までの14日間」「海上48hours-悪夢のバカンス-」が紹介された。
上地 上地由真のワンダーユーマン!今週もよろしくお願いします。
今日は月に一度の映画をフューチャーする回、題して「今月のシネマログ」。映画ソムリエの「さゆみん」こと東紗友美さん、映画評論家の荒木久文さんとお届けしていきます。
よろしくお願いします!
荒木・東 よろしくお願いします!

上地 7月公開の映画の中から、私、上地由真とさゆみん、そして荒木さんの三人が「これはおすすめ!」と思った作品をご紹介していきます。それでは早速さゆみんのおすすめからお願いします。
東 私がご紹介するのは現在公開中の『エルヴィス』です。世界で最も売れたソロアーティストと言われるエルヴィス・プレスリーがどのようにスターになり、どのように死を迎えたかまでを描いた作品です。
若き日のエルヴィスはルイジアナの小さなライヴに出演し、当時誰も聴いたことのなかった“ロック”とセンセーショナルなダンスを披露していました。若者たちはそのパフォーマンスに魅了され、小さなライブハウスから始まった熱狂がたちまち全米に広がっていきます。しかし圧倒的に保守的な価値観が支配人していた時代にブラックカルチャーを取り入れたそのパフォーマンスは世間から非難を浴び、警察の監視下でライブをすることになるのですが…というお話なんですが、まあエルヴィスの伝記映画ですよね。すーっごく良かったですね。
上地 観てないんですけど、めちゃくちゃ観たい~!
東 これはすごいですよ。これはね、この夏一番涼しい場所で一番熱狂できるコンテンツだと思ってるんですけど。2時間40分くらいあるんですけど、体感的には90分いかなかったくらい、本当にエルヴィス・プレスリーという彼の美しい人生の走馬灯を一緒に並走していくような感覚になるような作品で。私はエルヴィス・プレスリーをあとから聴いてるんですけども、結構年上の映画ライターさんに聞くと選曲がたまらなかったと言ってるので、あれだけ楽曲数ある方ですけど選曲という意味でもいいらしいですし、なんと言っても私がグッときたのはこの映像!めちゃくちゃすごい!監督さんがね、
バズ・ラーマンといって、『ムーラン・ルージュ』とか、最近だと『華麗なるギャツビー』を撮った監督なんですけど、元々舞台演出家さん出身なので、空間を使ってものを華やかに見せるのが上手くて。『華麗なるギャツビー』とか由真さん、観てます?
上地 観てない。
東 あ、観てないか。レオナルド・ディカプリオ主演で結構ヒットしたんだけど。本当にバズ・ラーマンの映像というのが、言うなれば宝箱をひっくり返したような感じなの。ギラギラの宝箱をひっくり返したような映像に愛と栄光と転落というエルヴィスの人生が本当にマッチしていて、すごく映像も美しかったですし、話題になっているけどオースティン・バトラーという、これまであんまりそんなにパッとしなかった、そこまで映画俳優としては・・・『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』という作品でちょっと出ていたんですけど、今回エルヴィスをやったんですがこれもすごかった!役作り、どれくらいかけたと思います?
上地 え~?…3年?。
東 なんで当てちゃうの?!
上地 えーっ!アハハハ…!
東 正解!
上地 当たっちゃった~(笑)
東 当てちゃった~。そう、3年の役作り!で歌を歌う時はもちろん 方言指導、所作指導、全部入れてエルヴィスになりきっていて。正直、顔立ちはね、似ているとかって…。
荒木 そう、顔立ちはね。似てないよね、基本的には。面長だよね、バトラーの方がね。だけど見るとそっくり!踊りもよく似ている。キレの良い踊りで。本物よりキレが良いよね。
東 いや~、本当にそうですね。かっこいいですし。顔がバッてアップになった時、引きのバランス。アップ、引き、アップ、引きみたいなカメラワークで見せるんですけど、もうね、色気がスクリーンを破っちゃってた(笑)出過ぎていて。これはかっこいいエルヴィス生まれたな~って思って。脇を支えるというか、彼のマネージャー役のトム・ハンクスもすごい役作りで素晴らしかった。
荒木 トム・パーカーという役で、これは有名なんですけど、昔から業界で。
東 そうらしいですね。荒木さんからそこらへんは教えていただきたいです。
荒木 あのスポットがね、これまで当たらなかったようなマネージャーに当てているんですよね。トム・ハンクスがやるんですが、トム・ハンクスってイメージだといい人ばかりでしょ?
上地・東 うん!そうですね、いい人ばかり演じてますよね。
荒木 本当にいい人ばっかりやっていたんですけど、今回は悪役です。
東 初の悪役なの!
荒木 ちょっとね、本当におぞましい悪さでびっくりしましたよ。
東 びっくりしますよね~。『エルヴィス』っていうタイトルの映画だけど、これはエルヴィスとマネージャーの2人の話になっていて、非常に2人を主人公にしたからこそ実路線のアーティスト映画になっていて業界の裏側とかもめちゃくちゃわかるようになっているから、ドロドロしているのもそれもまた面白いというかね~。
荒木 そうですね、業界の裏側っていうかね、マネージャーとタレントの関係性が、まあ皆さんもよく知っていると思うんですけど、この人はプレスリーの生活のあらゆる面に介入してくるんですよ。生活そのものに。今はね、そんなことあまりないよね?だけど、一挙手一投足すべて支配して、そのかわりお金もね、たくさん取ったりなんかして、分け前を。悪徳マネージャーと言われる人の最初でしょうね。だけどプレスリー自身は、「僕はトムがいなかったら」、大佐って言うんですけど、「こんなにはなっていなかったから彼には感謝してるよ」と言っているんですけど。まあ究極エルヴィスが亡くなる要因を作ったのはこの人じゃないかな、と。
東 ああ~。この作品はチラシにもトレーラーにも「誰がエルヴィスを殺したのか?」というのをテーマにしている作品でね。今、荒木さんは大佐だったんじゃないか?私は逆にファンだったんじゃないか?って、いろんな考え方を残すような作品になっていて。由真さん観たら、誰がエルヴィスをここまで追い詰めたのかっていうのを聞きたいなと思って。ドラマティックなお話だし、音楽も素晴らしいし映像もすごいし、本当に見応えがありました。
荒木 今年後半一番…。
東 おっ!荒木さん、一番?!
荒木 ああ、だと思いますよ。
上地・東 おお~っ!
荒木 さっき言ったようにね、バズ・ラーマン、もう始めからね、ワーナーブラザーズというロゴがダイヤモンドでキラキラしてるの。これ観たらわかるけど。
東 そう!
荒木 もうバズ・ラーマン節炸裂というかね、本当にきらびやか。東さんが言ったように。
上地 映画館で絶対観るべきですね。
東 一度バズ・ラーマンの作品を観たら、その後全部わかると思う、「これ、バズ・ラーマン!」って。特徴的過ぎて。本当にゴージャスな感じで。由真さん、好きだと思います。
上地 ねー!もう早く観たい。
荒木 歌唱部分に関してはやっぱり彼自身が歌っているし。後半は本物とのミックスらしいですけどね。声ものびやかで踊りも本当にキレが良くて素晴らしいエンターテイメントです。
東 いや~、もう本当におすすめです!私がご紹介したのは現在公開中の『エルヴィス』でした!
上地 続いては、映画評論家・荒木さんのおすすめ作品です。

荒木 はい。私がおすすめするのは、現在公開中ですね。『モガディシュ 脱出までの14日間』という作品ですね。
モガディシュというのはソマリアというアフリカの国の首都ですね。アフリカの右、東の方にある比較的大きな国なんですけど、海賊が野放しになっていたり、激しい内戦があって、前から政情不安で貧しい国の一つだったんですね。
この映画はですね、今から30年前、そこで内戦が勃発した時に在任していた韓国の大使・外交官、この大使たちが命がけでこの内戦の国から脱出するまでの14日間を描いた、いわゆる実録ものですね。当時、韓国はまだ国際連合に加入出来てなかったんですね。
韓国にとってはもう国際連合加入は悲願だったんですね。これ、加入国が1票ずつ投票する権利を持ってるわけです。ちっちゃな国でも1票、アメリカでも1票という感じね。で、多数派工作をするわけですよね。だからソマリア在中の韓国大使・ハンさんというんですけど、加盟の賛成投票をソマリアにしてもらうために政府に働きかけているわけなんですね。これが仕事っていうかそれが一番特命事項なんですね。それでODAでダムを作ったりするんですけど、まあ肝心なのは政府高官に賄賂を渡して・・・そういうことばっかりやっているわけですよ。当時のソマリアってひどく腐敗した軍事政権で、もう当然賄賂大好きです、みんな。それで上層部は国民なんて関係なく、自腹を肥やすことしかしてなかったんです。こうやって韓国の大使がばんばん賄賂を贈るんですが、ちょっとね、最近なんとなくつれない感じなんですね、ソマリアの上層部。なんでか?と思ったらライバルが頑張っているんですよ。韓国のライバルというと、北朝鮮ですよね。北朝鮮の大使がこっちも国連加盟を目指して頑張っているわけですね。当時は南か北どっちかしか加盟出来ないと思われていたんですね。実際は違ったんですけど。お互い妨害工作がエスカレートしていくということの中で内戦が勃発するんですね。わけのわからない武装勢力とかゲリラがやたら銃を撃ちまくって、モガディシュという首都に攻め込んでくるわけですね。
まず北朝鮮大使館が襲われて北朝鮮大使たちは逃げ出して中国大使館に行くんですが、中国大使館も燃やされちゃってどうしようもない。行くところがなくなって、とうとう韓国大使館に助けを求める・・・というふうになるのが大体の筋なんですが。
東さんはね、もう観てらっしゃいますよね。いかがでしたか?
東 はい、観てます。なんか最近の映画で『アルゴ』ってあったじゃないですか。最近でもないですけど。あんな感じで本当に終始緊迫感に包まれていて、自分もこの戦場を体感するような…。
荒木 そうですね。始めのうちは韓国映画なのでちょっと滑稽なんです。コメディタッチなんです。後半はもう本当にシリアスな感じになっていきますよね。
東 私はこれ、とてもグッときて。垣根を超えた、ある助け合いをしていくようになっていくじゃないですか。やはり非常にグッときましたし、2年前にとても日本でも流行った『愛の不時着』の、ああいうのでキュンキュンするだけじゃなくて、こういった作品もサイドB的な感じで観ていただくと、より韓国映画とかドラマを楽しめるようになるんじゃないかなって。歴史を知るとなお…ね。
荒木 そうですね。韓国と北朝鮮の対立はもう前から続いてることですけども、映画にもいろいろそういうのが取り上げられているんですよね。
今おっしゃったように南北対立、同じ民族の中での対立なんですよね。その中でお互い忌み嫌い合う国民同士がこういう状況の中で協力してかなきゃいけないという、そういうパターンです。
典型的なのはね、今おっしゃったような『愛の不時着』だとか『JSA』とかいろいろありますけども。南北の対立の狭間に咲く友情ものの映画ってたくさんあるんですけど。でも考えてみるとね、対立し続けるこの南北、両国、それを超越する同じ民族としての共感や友情、これをここで描かなきゃならないという、この不幸みたいなものも感じるわけですよ。同じ民族って基本的にアイデンティティ同じだからわかり合えるんですよね、当然。だけど政治体制がそこを分断している、と。その中でお互いわかり合えるのを確認するって、これ本当に可哀想で不幸なことですよね。今回の事件は過去の事ですけど、こういうテーマで映画を作り続けることが出来るのは、逆に言うと南北朝鮮しかないわけですよ。政治体制で同じ民族の意思疎通が出来ないというね。こういうものをもう一度見直さないと。あ、同じ民族ね。同じ民族でわかり合えて良かったね、とかそういうことばっかり言ってはいられないなって気もちょっとするんですよね。
まあひとつになって協力して脱出するというエンターテイメントなんですが、これはこれでいいと思うのですが。最後、現実がまた突きつけられるという場面を観ると、ちょっとやりきれない気持ちになるということですね。政治映画っていうよりもっとスリリングなパニック映画というふうに観ていていいと思うんですけども、そういうことをいろいろ考えさせられる韓国映画でした。もうあのカーチェイスも…。
上地 カーチェイス!すごかったですね~。
東 あくまで表面上はエンターテイメントとして一級で楽しめる映画になりつつも、そういうところを考えさせるというのがやっぱり韓国映画のすごさだな~って思いましたね。
荒木 すごいですよね。やっぱり韓国映画は一歩二歩進んでいるな、と。そのカーチェイスの部分もね、ハリウッド的な素晴らしい撮り方で迫力もあったしね。
いろいろ考えさせられる面白い良い韓国映画ではありますけれども、いろんなところに考えが飛ぶかなと思わせる『モガディシュ 脱出までの14日間』、現在公開中です。

上地 トリは私、上地由真のおすすめ作品をご紹介します。私がご紹介するのは7月22日から公開の『海上48hours-悪夢のバカンス-』という映画です。
ストーリーです。春休みにメキシコのビーチへバカンスにやって来たアメリカの大学生5人組は、ビーチでテキーラを片手にバカ騒ぎします。そして酔った勢いで水上バイクで沖へと乗り出しますが、事故を起こして身動きが取れなくなって、漂流してしまいます。携帯の電波も届かず助けを呼ぶことも出来ず、壊れた水上バイクで漂流しながらパニックに陥っていきます。そんな彼らに追い打ちをかけるように凶暴なホホジロザメが襲いかかります。さあ、彼らはこの危機を脱することが出来るのか?!…というお話です。
もうサメ映画ですね。夏と言えば“サメ”みたいな。寒くなった・・・。海は見てるのがいいな…って(笑)どうでした?
荒木 どういうところが怖かったですか?海の中を泳いでて、海の下からこう…足をバタバタさせて。
上地 サメ!下から!足をバタバタさせてるところ、こう…来るじゃないですか。そこが怖い。
荒木 お尻がムズムズするような怖さですよね。
上地 お尻がムズムズする。でもこの女性・ナットっていう女の子が、華奢な可愛らしい女の子が出てくるんですけど、そのナットがもうどんどんどんどん強くなっていくんですよね。サメと戦っていくうちに。
東 女の子の成長ドラマ×サメみたいな。(笑)
上地 それがすごいかっこよかった。ああいう時って、女性が強いのかな、みたいなね。
東 うん、うんうん、ピンチの時はね~。
荒木 全体的としては正統的なサメ映画でしたよね。サメが出るぞ、出るぞと思わせておいてフェイントかけるとかね。いろんな基本的なテクニックは全部使ってますけども、今回のサメは比較的凶暴じゃなくて、そんなに大きくもなく。
東 え、荒木さん面白い…そうなんですか?
上地 結構怖かったよ、私。
荒木 ええ、私、サメ大好きで。
東 えーっ!めちゃくちゃサメ映画教えてほしいです!
荒木 そうですよ。私が観た最大なのは300メートルぐらいのサメ、東京タワーくらいあるの。
上地 アッハハハ…!
東 え?それ、どれ、どの…?
荒木 メガロドンっていう古代ザメで、もうすごいんだよ。潜水艦丸吞みして、航空母艦に体当たりして沈めていました。
東 治安悪いわ、その地球。(笑)
荒木 サメ映画って「ジョーズ」が一番元、基本ということで、4シリーズ作られているんですけども。みんなに愛されているね、もう古典です。日本で言うと『ゴジラ』みたいなね、アメリカ人にとって。ほとんど今の映画もそうなんですけども、『ジョーズ』を下敷きにしているんですよね。僕、よく観ているのはB級、C級、Z級って言われるんですけど、ゲテモノ大好きなんで。
東 すごい、本当にお好きなんですね。
荒木 好きなんですよ。まずね、2012年から始まった、頭が2つあるサメ、『ダブルヘッド・ジョーズ』っていうんですけどね。
上地 そこまでいったらおもろいわ!
荒木 これがね、だんだんきて、6年後には頭が6つになっていました。
上地 アハハハ…。
東 すごい。何でも出来ますね。
荒木 とにかくね、怖さはともかくバカバカしい。でね、下半身が巨大タコで頭がサメという…。
上地 なんなの、それ~。(笑)
荒木 『シャークトパス』、これ戦う相手がですね、狼と鯨の合体動物というね。
東 めちゃくちゃ観たい、気になる~。
荒木 面白かったのはね、『スノーシャーク』っていうね、雪の中に生息する人食いザメです。山の中の雪の中に。バカバカしさは一番ですよね。怖いのとバカバカしいのを合わせた魅力っていうのがサメにあるので。
東 荒木さん、それだけサメ映画をご覧になられていて、今回のサメは優しい?
荒木 優しいですよ、もう正統派のサメ映画です。それともう一個、サメ映画とかホラー映画の殺人鬼映画なんかを観るパターンとしては、死亡フラグの立て方ね。
上地・東 ああ~!はいはいはい。
荒木 サメ映画って、だいたい何人か複数登場して、まあ若い人が多いんですけど、だんだん食われていくという感じですね。ホラーもそうですよね。殺人鬼に殺されていく。ではどういう順番で誰が殺されていくのか。自然自然には我々頭の中で見ているんですよ。こいつは生き残りそうだなとか。それを当てるのがいいですよね。
上地 たしかに想像しますもんね。この人、フラグ立ったな、って。
荒木 私がサメ映画で考えたのは、まずね、若いかっこいい男が先にやられますね。
東 ちょっと陽キャ寄りのね。(笑)
荒木 女にモテモテのやつがね。次にね、今度は女の人、美女。ちょっと意地悪な美女。今回もそうでしたよね。それからね、あとはチャラチャラしているカップルね。
セックスなんかして楽しんでいるやつ。
東 人生を謳歌している系のね。パリピ系ね。
荒木 そう。その次がね、ちょっとクセのある悪者で傲慢なやつ。それで最後に自分だけ助かりたいという、私みたいなやつ。
東 あっ、なるほど~。
荒木 これがね、殺される順番です。
東 面白い!たしかにそうかも~。
荒木 今回の映画は、順番当たりましたか?だいたい、誰が先に殺されそうかっていう、無意識に考えてるでしょ?
上地 考えた。最後の2人までは、「あ、この人残るだろうな」っていうのは当たりました。
東 あ、私も同じ。当たった~、そこ。
上地 でも一番始めも、わかったかもしれない。あ、この人…。
荒木 チャラいやつか。
上地 チャラいやつ~。いかれそうだなーって。
東 なんかそういう意味ではクイズ感覚でも楽しめますね。(笑)
荒木 そうですね。でもそれを裏切る映画もあるんですよ。「あ、この子は絶対に一番最後まで残るだろう」っていう可愛い主人公っぽいのが一番先に食われるとかね。
上地 それまた面白い。
荒木 なかなかね、サメ映画は奥が深くて。
東 たしかに。
荒木 はい。サメソムリエの荒木にお任せください。
東 えー。面白い!結局サメ映画って最後、愛の物語になってたりするところもあったり。
荒木 そうですよね。あと自己犠牲の物語とかね。そういうところが見どころですよね。
上地 私、上地由真のおすすめ作品は、7月22日から公開の『海上48hours-悪夢のバカンス-』でした。7月公開映画作品の中から、それぞれの推しをご紹介しました。ぜひ皆さん映画館でチェックしてください。
映画評論家の荒木久文さん、映画ソムリエの東紗友美さん、ありがとうございました!
荒木・東 ありがとうございました!

■上地 由真
オーディションがきっかけで関西を中心に音楽活動開始。2007年シングル「shine day」などをリリース、以降全国各地でライブ活動やイベント参加。最近は女優としても活躍、舞台、映画などのジャンルにも進出。
■東 紗友美
映画ソムリエとしてTV・雑誌・ラジオなどで活動中。趣味は、映画ロケ地巡り。国内外問わず廻り、1年で100箇所以上ロケ地を訪れたことも。インスタグラムでも毎日映画に関する写真やコメントをほぼ毎日掲載中。
■荒木 久文
現在 複数のラジオ番組を中心に、新聞紙面 ニュースWEBなどに映画をテーマとした評論 批評 紹介 などの活動を展開。報知映画賞選考委員 ノミネート委員 日本映画ペンクラブ会員