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ハリウッド特急便
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリーに反撃 スタッフにNDAを要求した
(2024年4月7日12:00)

アンジェリーナ・ジョリー(48)に新たな虐待を告発されたブラッド・ピット(60)が、アンジーがスタッフにNDA(秘密保持契約)を要求したなどと主張して反撃した。
米PageSixによると、ピットは、アンジーがスタッフに署名させた箝口令(NDA)の数を明らかにするよう、法的手段を発動した。
ハリウッドのスーパーカップルだった2人は、離婚が成立した後も、子供たちの親権、そして共同で所有していた南仏シャトー・ミラヴァルのワイナリーの株をアンジーが売却したことをめぐって数年にわたる争いを続けている。
今週初め、アンジーの弁護士は、「ピット氏のジョリー氏に対する身体的虐待の歴史は、一家が2016年9月にフランスからロサンゼルスへ飛行機で旅行するずっと前から始まっていたが、このフライトで初めて、彼は子どもたちにも身体的虐待を向けた。ジョリーはその後、すぐに彼のもとを去りました」と主張。アンジーは当時、6人の子供を連れて家を出て離婚を申請した。
さらに、ミラヴァルの売却交渉中にピットが彼女を「支配」しようとする「不当な」試みの一環として、NDA(秘密保持契約)にサインするよう求めたと主張した。
このため、アンジーは自分の持ち株をピットに売却することを拒否し、2021年にロシアの億万長者ユーリ・シェフラーにブワイナリーの株式を売却して元夫を激怒させたという。
5日(現地時間)、ピット側の弁護士は、アンジーが第三者と結んだ他のNDA(彼女自身の個人的なスタッフも含む)を開示するよう求める動議を提出して反撃した。
ピットの弁護士は法的文書の中で、「もしジョリー氏が、ある個人を雇用し続ける条件として、その個人が彼女の家で目撃したこと(子供たちやピットに対する彼女の扱いを含む)をカバーするNDAに同意することを条件としたのであれば、それはピット氏が要求した条項が”不当な箝口令”であると彼女が本当に信じたかどうかということを証明する非常に有力な証拠となるでしょう」と述べ、アンジーがスタッフに求めたNDAの記録の開示を要求したという。アンジーはピットワイナリーの売却をめぐってNDAを要求したことを非難しているが、自分もスタッフにNDAを要求しているではないかというわけだ。
ピットの反撃に、アンジーの弁護士は、「ピット氏が、従業員が仕事で知り得た機密情報をカバーする一般的なNDAと、虐待の過去を隠蔽しようとする彼のNDAを同一視するのは、率直に言って恥ずべきことです」と反論している。
ピットはこの裁判で、アンジーの株売却は契約違反として取り消すよう求めている。ピット側が請求した情報開示に関する審理は5月16日に行われる予定だという。「ワイナリー裁判」はピットの「虐待問題」まで波及して泥沼の様相を見せているが、裁判所の判断が注目される。