ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、子供の親権問題で控訴審に突入

(2021年7月15日20:45)

  • “ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、子供の親権問題で控訴審に突入”/
  • 子供の親権をめぐる裁判が続くアンジーとブラピ(インスタグラムから)

ブラッド・ピット(57)とアンジェリーナ・ジョリー(46)が子供の親権をめぐって争っている裁判で9日(現地時間)、控訴審が始まり双方の代理人弁護士がそれぞれの主張を展開した。

米「ET」によると、アンジーは子供たちの単独親権を求め、ピットは共同親権を求めて長い間争ってきた。5月下旬、6人の子供たち、マドックス(19)、パックス(17)、ザハラ(16)、シャイロ(14)、ヴィヴィアン(12)、ノックス(12)のうち5人の子供の親権でブラピが主張していた共同親権が認められ勝訴したが、アンジーは公正な審理が行われなかったとして判事の解任を求めていた。長男のマドックスは19歳のため、法的には成人とみなされ、親権決定の対象外になっているという。
「裁判所がピットに有利な判決を下したことに彼は安堵しています。ピットは子供たちともっと一緒に過ごすのが待ちきれないようです。彼は信じられないほど喜んでいます」と関係者。

一方、アンジーの代理人のオルソン弁護士は、審理を担当する私立判事ウーダーカーク氏がピットの弁護士が関わる法的問題に関与していたと指摘して公平性が保たれないと主張。そして同判事がアンジーの単独親権の主張の正当性を証明する子供たちの健康、安全、福祉に関連する重要な証拠を不適切に排除したと主張。さらにカリフォルニア州の裁判所法の一部である、DV歴のある人物に親権を与えることは子どもの最善の利益を損なうとする条項を、裁判官が「適切に考慮しなかった」と主張しているという。

これに対してピットの代理人であるセオドア・ブートロース弁護士は「長い間続いている子供の親権をめぐる裁判で、子供たちは大きくなっています。ジョリーさんと彼女の弁護士は、そのことを知っていました」と指摘。アンジーは故意に裁判を引き延ばしている可能性を示唆したという。

この裁判を見守っている弁護士のケリー・チャン・リカート氏は、「ジョリー氏は "負け戦 "をしているのではないか」と指摘。「もし判事がアンジェリーナの主張する単独親権を認めていたら、彼女は控訴することはなかったでしょうし、判決が偏っていると主張することもなかったでしょう」と言う。「彼女がこの判決に異議を唱えるのは、負けたからなのです。今回のような親権のケースでは、子供が成長するまで当事者が争い続けることは珍しくありません。子供が成長して18歳になると裁判所の管轄外になるからです」と指定した。

アンジーは3月に提出した裁判資料の中で、ピットに対するDV疑惑の証拠があると主張していた。ピットは2016年、ロンドンから家族で帰国する際にプライベートジェット機の機内で酒に酔って長男マドックスを罵倒し暴力をふるったとされた疑惑で、FBI(連邦捜査局)と児童家庭福祉局の両方が児童虐待の疑惑で捜査したが該当するような事実は認められなかったとされた。

「ピットは、家族が前に進めるように親権問題を解決したいと思っています」とある関係者は語る。ピットはアンジー側の児童虐待の主張に「心を痛めている。彼はただ、子供たちと一緒に過ごし、前向きな方向に進みたいのです。彼の最優先事項は常に子どもたちとの関係です」(同関係者)という。ドロ沼化するアンジーとピットの親権裁判だが第2ラウンドの控訴審の成り行きが注目される。