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ハリウッド特急便
アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットがハーヴェイ・ワインスタインとの仕事を継続し「傷つきけんかした」
(2021年9月6日10:30)
アンジェリーナ・ジョリー(46)が、ハリウッドの元大物プロデューサーで強姦罪などで禁固23年の実刑判決を受け収監中のハーヴェイ・ワインスタイン(69)にセクハラを受けたと告発した後も当時の夫ブラッド・ピット(57)がワインスタインとの仕事を継続したためピットと「けんかした」などと英紙とのインタビューで明かし波紋を広げている。
アンジーは英紙ガーディアン(現地時間4日掲載)とのインタビューの中で、ワインスタインの事件をハラスメントではなく「性的暴行」と考えるようになったことを明かし「自分が部屋から出れば、彼は未遂だったけど、しなかったと思うでしょう?真実は、未遂と未遂の経験が暴行なのよ」などと語った。
「それは一線を超えていて、私は逃げなければならないものでした。私は彼に近づかないようにして、人々に警告しました。私の最初の夫であるジョニー(俳優のジョニー・リー・ミラー)には、他の男性にも広めてほしいと言ったのを覚えています」という。
アンジーはワインスタインとの仕事を避けるために、レオナルド・デイカプリオが実在の実業家ハワード・ヒューズを演じたマーティン・スコセッシ監督の「アビエイター」(2004年)への出演を断ったこともあったという。「彼が関わっていたから断ったの。彼とは二度と付き合わなかったし仕事もしなかった」。
2009年、ピットはワインスタインの製作会社ワインスタイン・カンパニーが共同出資・配給をした「イングロリアス・バスターズ」に出演した。そして2012年、アンジーによると、ピットはワインスタイン・カンパニーの「Killing Them Softly」への協力を申し出たという。
アンジーは、「私たちはそのことでけんかをしました。もちろん傷つきました」と語った。
■ブラッド・ピットの関係者「ワインスタインとチームを組んだことはない」
ピットに近い関係者が米サイト「TMZ」に語ったところによると、ピットは「イングロリアス・バスターズ」でワインスタインと「チームを組んだ」ことはないと語ったという。タランティーノが監督した映画に参加しただけで、それがたまたまワインスタイン・カンパニーで配給されたと語っているという。
ピットは、1990年代初めに当時交際してた女優グウィネス・パルトロウが初めてワインスタインと仕事をしたときに、セックスを求められたといわれ、ピットは、そのことを彼女から聞いた後、ワインスタイン本人と直接会って、胸ぐらをつかんで怒りパルトロウを守ったといわれる。
ワインスタインはアシスタントを通じて、「TMZ」に「これはアンジーの本をより多く売るためのものであることは、私には明らかです。襲われたことも、襲おうとしたこともありませんでした」と疑惑を否定。さらに、「これは図々しいほど事実に反する、クリックベイトの宣伝だ。あなたはアンジェリーナ・ジョリーで、世界中のすべての男性と女性があなたに興味を示していると思います。全世界があなたを攻撃しているのか?」とコメントしたという。
アンジーは2016年にピットとの離婚を申請し、2019年に法的にお互い独身と認められたが、現在も子どもたちの親権をめぐって親権争いをしている。ワインスタインは3月に第3級レイプと第1級犯罪性行為の罪で23年の禁固刑を言い渡され刑務所に収監された。