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ハリウッド特急便
アンジェリーナ・ジョリー、フライト中に酔ったブラッド・ピットから突き飛ばされあざができた写真などFBIの捜査報告書が公開
(2022年8月20日12:40)

2016年9月にプライベートジェットの機内でアンジェリーナ・ジョリー(47)が元夫ブラッド・ピット(58)から突き飛ばされるなどして負ったと主張する打撲傷の写真や、ピットの暴言の内容などを記録した当時のFBIの捜査資料が公開された。米メディアが報じた。離婚のきっかけとなった機内での大騒動の真相とは?
米Page Six(ニューヨーク・ポストの芸能欄)によると、ジョリーは、結婚生活に終止符を打つきっかけとなったプライベートジェット機内での事件で、FBIの調査に手と肘にできたあざとする写真を提出していたが、その捜査資料がこのほど公開された。ジョリーが4月に匿名でFBIの捜査資料の開示を求めていた。
FBIの報告書によると、2026年9月、ジョリーはフランスのニースからアメリカに帰国する機内のトイレで、酒を飲んでいたピットに怒鳴られたと捜査官に語っていた。ジョリーは、ピットが彼女の頭をつかみ、肩をつかみ、揺さぶり、壁に押し付け、「お前はこの家族をめちゃくちゃにしている」と怒鳴ったと主張。公開されたジョリーの手のモノクロ写真には、に怪我があるように見える。
同報告書によると、機内には2人の6人の子供がいて、未成年の子供2人(報告書では名前が伏せられている)は「ドアの外で泣いていて、『ママ大丈夫?』と聞いてきた」という。ピットは、「ノー、ママは大丈夫じゃない」と怒鳴り、「彼女はこの家族を破滅させているんだ。彼女は狂っている」と言ったという。
そのピットの発言に、子供の一人が「それ(家族を破滅させている)は彼女ではなく、あなただ」と言い返し、それがピットを激怒させたという。ジョリーはピットが「攻撃するように」子供の一人に向かって走るのを見たといい、ピットの首を絞め、彼は体を投げ出して彼女を後ろの椅子に押し付けてそれを解こうとしたという。ジョリーはその結果、背中と肘にけがをしたと主張し、けがをした肘の写真をFBIに提出した。報告書には、モノクロ写真のコピーと、ジョリーが子どもたちから提供されたとされる、事件の説明が書かれた手書きのメモが含まれているという。また、ピットは子供の1人に1999年のコロンバイン高校乱射事件を引き合いに出して「コロンバインのクソガキのようだ」と言ったという。
FBIは2016年11月に調査を終えていて、ピットは逮捕も起訴もされなかった。米国司法省の担当者がFBIの担当者と話し合った結果、「いくつかの要因から、この事件での刑事訴追は行わないということが、すべての関係者の間で合意された」と報告書には記されているという。
ジョリーはピットが訴追されなかった理由を知るため、4月に匿名で捜査報告書の提出を要求した。ピットに近い関係者は、2人が6年まえから同じ報告書を持っていたと述べ、ジョリーがメディア向けの演出のためにそれを利用していると指摘した。現在、法的には離婚しているが、元夫妻は未成年の子供たちの親権をめぐって争いが続いており、親権裁判を有利に進めるために捜査資料の公開を請求したとみられる

2014年に結婚した2人は、マドックス(21)、パックス(18)、ザハラ(17)、シャイロ(16)、男女の双子ヴィヴィアン(14)とノックス(14)の6人の子供がいて、親権をめぐって争いが続いている。
2016年9月のプライベートジェット機内での騒動については、酒に酔ったピットがジョリーと口論になり、ジョリーに味方をした長男マドックスをピットが罵倒して暴力をふるったと報じられた。この騒動の4日後にジョリーはピットとの離婚を裁判所に申請した。