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ハリウッド特急便
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが200億円のシャトー・ミラヴァルをめぐって新たな裁判
(2021年1月15日20:50)

アンジェリーナ・ジョリー(46)とブラッド・ピット(57)が共同所有していた葡萄畑や古城があるフランスのシャトー・ミラヴァルをめぐって、アンジーが無断で同不動産を管理する会社の株を売却しようとしたとして裁判になっていることが分かった。
英紙「サン」によると、ピットとアンジーのハリウッドのおとぎ話のような記念碑となっていた牧歌的なフランス南東部コレンスのシャトー・ミラヴァルが、新たな”火種“になっている。2014年に6人の子供たちに囲まれて敷地に建つ古城で結婚式を挙げた夫妻は、2019年に離婚申請した後も1億3000万ポンド(約200億円)のシャトー・ミラヴァルを共同で保有するつもりだったという。
フランスにあるこの美しい物件は、1000エーカー(約405万㎡)の広大な敷地にある35寝室の古城や葡萄畑が自慢だった。2012年に夫婦初のワインであるピンクのロゼを生産している。ピットは現在もここで葡萄栽培から瓶詰までを手掛けるワインエステートとしてピット・ブランドのワインを生産している。関係者によると、ピットとアンジーは、この地でワイン作りを続け、その事業を子供たちに引き継ぐことを望んでいたという。
ピットは新たな訴訟の中で、アンジーを「執念深い」と評し、彼女が彼の同意なしにシャトー・ミラヴァルの自分の持ち株を売却しようとしており、それによって彼が取引から除外されると主張してルクセンブルグの裁判所に提訴してという。
シャトー・ミラヴァルはクイミカム社が所有しており、ピットは自身の会社モンド・ボンゴで60%、アンジーは自身の会社ヌーヴェルで40%の株を保有していたが、2016年にアンジーが離婚申請する3年前、ピットは不動産の10%をモンド・ボンゴからジョリーのヌーヴェルに譲渡して対等な株主になっていた。株式はわずか1ユーロ(約130円)で「売却」されたが、ルクセンブルグの法律で要求される「重大な」金額ではなかったため、10%の譲渡は無効であると主張している。さらに元夫妻は契約の一環として、株を売りたいときはお互いに許可を求めることにも合意していたとしている。
ピットはワインエステートの構築に費やした「信じられないほどの仕事、時間、お金」から利益を得る権利を彼女に奪われたと主張している。「ジョリーさんは何もしていないのに、ピットさんはあの場所を作るためにすべての仕事をしたのです。そして今、彼女はその利益を自分のものにしようとしているのです」とピットの関係者は語っている。
アンジー2は016年8月、「和解しがたい相違」を理由に離婚を申請し、マドックス(19)、パックス(17)、ザハラ(16)、シャイロ(15)、双子のヴィヴィアンとノックス(12)の6人の子どもたちのうちマドックスを除く5人の子供の単独親権を要求してピットとの裁判を続けている。長男のマドックスは19歳になり法的には成人とみなされ、親権決定の対象外になっているという。