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ハリウッド特急便
ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーらがブリトニーの回顧録の映画化をめぐって争奪戦
(2023年11月14日12:15)
全米でベストセラーになっているブリトニー・スピアーズの回顧録「The Woman in Me」の映画化をめぐってブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、リース・ウィザースプーンらが名乗りを上げているという。映画化権は4000万ドル(約60億7000円)にのぼる可能性があるという。米メディアが報じた。
米The Anklerによると、スピアーズの回顧録『The Woman in Me』(10月24日発売)は、発売初週に全米だけで110万部を突破し、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー・リストの1位になりなど記録的ヒットになっている。同著をめぐってブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、、リース・ウィザースプーン、ションダ・ライムズ、らが、それぞれのプロダクションを通じて映画やTVの放映権を狙っているという。だが、映画化権の争奪戦は泥沼の様相を呈しているという。
ブリトニーは回顧録の発売とそれを取り巻くメディアの熱狂に圧倒されているという。その結果、スピアーズと彼女のチームは、彼女が一息つく時間ができるまで決断を下すのを控えることになりそうだという。
ある情報筋によると、ブリトニー本の映画化の権利は4000万ドル(約60億7000万円)で取引される可能性があるという。アップルTV+は、ビリー・アイリッシュの2021年のドキュメンタリー『Billie Eilish』に2500万ドル(約38億円)を支払ったといわれるが、ブリトニー本の映画化権はそれを大幅に上回ることが予想されている。
ブリトニーは回顧録の中で元恋人のジャスティン・ティンバーレイクの子供を妊娠し中絶したことを明かしセンセーショナルに報道された。ほかにも元夫ケヴィン・フェダーラインとの親権争い、14年前のスピアーズの悪名高き奇行騒動と、その後に始まった13年間の後見人制度など波乱万丈で、テレビドラマでも数シーズン分以上のドラマがあるといわれる。
後見人制度に置かれた期間中、父親のジェイミー・スピアーズが彼女の法的・財政的な問題をすべて管理することになり、「#FreeBritney」として知られるソーシャルメディア・ムーブメントを巻き起こした。この運動は国際的な大義名分となりニューヨーク・タイムズ紙やネットフリックスによるドキュメンタリー番組の題材となった。
ブリトニー回顧録の映画化権は誰が獲得するのか。俳優だけでなくプロデューサーとして「それでも夜は明ける」(2914年)で第86回アカデミー賞作品賞を受賞するなど実績があるピットか。それとも「バービー」が大ヒットした新進のマーゴットか、あるいは「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(2005年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞しているベテラン女優でプロデューサーのリース・ウィザースプーンか、成り行きが注目される。