-
ハリウッド特急便
ブリトニー・スピアーズの父ジェイミー、後見人辞任に同意 弁護士「大きな勝利」
(2021年8月13日11:30)
ブリトニー・スピアーズ(39)の父親ジェイミー・スピアーズ(69)は12日(現地時間)、ブリトニーの後見人から退くことに同意した。虐待されていたとして父親を自分の後見人から除外しようと裁判で争ってきたブリトニーにとって「大きな勝利」となった。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、父親のジェイミーは12日(現地時間)、裁判所に提出した書類の中で、後見人を退任することが彼女にとって最善であることを認めたという。
ロサンゼルス高等裁判所に提出された申請書では、「後見人を続けることをめぐって娘と公の場で争うことが娘の最善の利益になるとは考えていません」とした上で「この不当な解任申立に異議を唱えなければならないにもかかわらず、jミー・スピアーズ氏は裁判所や娘の新しい弁護士と協力して、新しい後見人への秩序ある移行を準備するつもりです」と述べているという。
ジェイミー・スピアーズは、ブリトニーが精神的に不安定になり奇行を繰り返すようになったため2008年に後見人になりブリトニーの財産や芸能活動などを管理してきた。
ブリトニーは父親を後見人から外すよう要求して裁判で争い、ファンは「#FreeBritney」(ブリトニー解放)の運動をするなど波紋を広げるなか、ブリトニーは6月の公聴会で、父親は自分をコントロールするのが好きだったと語り、後見人契約のもとで薬漬けにされたり、避妊具を強制的に飲まされたり、自分の意志に反して働かされたりしたことなどを主張し「私は誰かの奴隷になるためにここにいるのではありません」と訴えた。
そうしたなか、ブリトニーの新たな代理人となった敏腕弁護士マシュー・ローゼンガート氏は7月26日(現地時間)、「後見人制度はブリトニーにとって各課の悪夢」などとして父親のジェイミーを後見人から外すよう裁判所に正式に申し立てた。
ローゼンガート氏は、ブリトニーの医師、母親のリン・スピアーズ、個人的な支援者ジョディ・モンゴメリーの全員が、ジェイミーを除外することを支持していると主張。ジェイミーは外堀を埋められてついに後見人辞任を了承したということの陽だ。
ローゼンガート氏は12日(現地時間)、「ジェイミー・スピアーズ氏と彼の弁護士が本日、彼を(後見人から)排除しなければならないことを認めたことを嬉しく思います。これはブリトニー・スピアーズにとって大きな勝利であり、正義への新たな一歩です」とコメントした。
2007年にケヴィン・フェダーラインと離婚したころからブリトニーの奇行が目立つなど精神的に不安定な状況になり、リハビリ施設に入所するなどしたため、2008年から父親のジェイミー・スピアーズがブリトニーの後見人になっている。スピアーズは父親を後見人から外すよう要求し、外れるまで芸能活動はしないとしてコンサートなどを行っていない。そうしたなか、ブリトニーが父親とそのチームによって不当にコントロールされているとしてファンの間で「#FreeBritney」(ブリトニー解放)運動が起きてジェイミーの後見人解任を主張していた。ニューヨーク・タイムズ制作のスピアーズのドキュメント「Framing Britney Spears」が2月に公開されてから「#FreeBritney」運動が再燃し、歌手のサム・スミスや女優のサラ・ジェシカ・パーカー、ベッド・ミドラー、マイリ―・サイラスら多くのセレブが「#FreeBritney」を支持するツイートをした。