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ハリウッド特急便
ブリトニー・スピアーズ、後見人問題の裁判で証言「後見人から避妊を強要されている」
(2021年6月24日16:10)
ブリトニー・スピアーズ(39)が23日(現地時間)、ロサンゼルスの裁判所で行われた後見人問題に関する公聴会で証言して「後見人がもう一人子供を産むことを禁じている」などと主張して、後見人を解除するよう訴えた。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、スピアーズは公聴会で、結婚してもう一人子供を産みたいが、彼女の後見人によって禁じられており、彼女の意志に反して避妊をしなければならないと証言した。
「私は本物を手に入れたいの。私は結婚することができて子供を産むこと望んでいます。今は後見人の管理下にあり結婚も出産もできないと言われました」と、スピアーズはロサンゼルス高等裁判所の判事に "虐待的 "な彼女の後見人制度について訴えた。
「私は今、妊娠しないように自分の体の中にIUDを入れているの。この(後見人の)チームは、私が子供を持つことを望んでいないので、IUDを取り外すために病院に行くことを許可しませんでした」という。
IUD(子宮内避妊用具)とはIntrauterine deviceの略で、避妊の目的で子宮内に装着する小さな器具。IUDは一度装着すれば、数年にわたり避妊が可能なので、出産経験があり、長期の避妊を望む女性に適しているという。
スピアーズは判事に「自由になりたい」と訴え、後見人制度は「良いことよりも悪いことの方が多い」と述べた。そして「孤独を感じることに疲れました。私は子供や家族を持つことで、他の人と同じような権利を持つことができます。私は自分の人生を歩む価値がある」など訴えた。
スピアーズは、フェダーラインとの間に2人の息子ショーン・プレストンとジェイデン・ジェームズを共有しており、ボーイフレンドのサム・アスガリとは数年前から交際している。
「私の望みは、自分のお金を所有することと、これ(後見人の管理)を終わらせること、そして彼が私を彼の車に乗せることができるようにすることだけです」と怒りをあらわにして訴えたという。
スピアーズは、23分間の法廷でのスピーチを通して家族を罵倒し、父親とそのチームから虐待を受けており彼らを刑務所に入れるべきだと主帳。「私が働いてお金を提供し、自分のために働きいて他の人にお金を払うことができるなら、私は被後見人になるべきではありません。意味がありません。法律を変える必要があります」と訴えた。
スピアーズの主張が認められて後見人が必要ないと判断されて芸能活動を再開することになるのか、成り行きが注目される。
2007年にケヴィン・フェダーラインと離婚したころからブリトニーの奇行が目立つなど精神的に不安定な状況になり、リハビリ施設に入所するなどしたため、2008年から父親のジェイミー・スピアーズがブリトニーの後見人になっている。スピアーズは父親を後見人から外すよう要求し、外れるまで芸能活動はしないとしてコンサートなどを行っていない。そうしたなか、ブリトニーが父親とそのチームによって不当にコントロールされているとしてファンの間で「#FreeBritney」(ブリトニー解放)運動が起きてジェイミーの後見人解任を主張していた。ニューヨーク・タイムズ制作のスピアーズのドキュメント「Framing Britney Spears」が2月に公開されてから「#FreeBritney」運動が再燃し、歌手のサム・スミスや女優のサラ・ジェシカ・パーカー、ベッド・ミドラー、マイリ―・サイラスら多くのセレブが「#FreeBritney」を支持するツイートをした。