-
ハリウッド特急便
アンバー・ハード、ベッドの“ウンチ事件”について証言「デップの愛犬がマリファナを食べて腸の問題を抱えていた」
(2022年5月17日12:30)
ジョニー・デップ(58)とアンバー・ハード(36)の名誉棄損裁判で、ハードはベッドで発見されたウンチについて、自身の関与を否定し、デップの愛犬がマリファナを食べて深刻な腸の問題を抱えていたと「愛犬犯人説」を主張した。
米サイト「TooFab」によると、ハードは16日(現地時間)の裁判で”ウンチ事件“について証言した。
デップの運転手スターリング・ジェンキンス氏は、ハードの30歳の誕生日の前の夜に夫婦げんかになり、翌朝ベッドにウンチが発見されたことついて、ハードと彼女の妹が話しているのを耳にしたと証言。「彼女はそれを "ひどい悪ふざけの失敗“といっていた」と主張していた。
ハードは「ひどい悪ふざけの失敗」という発言をしたか、イタズラをしてしまったかどうかを弁護士の証人尋問で聞かれ「絶対に違う」ときっぱり否定。「そんなのはおかしいと思う。イタズラする気分じゃなかった。私の人生は崩壊し、人生の岐路に立たされていたのです。30歳の誕生日に、必死に愛していた暴力夫に襲われたばかりで、別れなければならないと思っていました」と述べた。「陽気な時期ではなかったし、面白くもない、最低なことだと思う」と彼女は付け加えた。
そしてデップの愛犬のブーは「子犬の頃にジョニーのマリファナを食べてしまい、生涯にわたって腸のコントロールに問題があった」と語った。彼女はその朝、ベッドの中に何も気づかなかったというが、旅行のための荷造りをしている間、犬たちがベッドの上に上がっていたという。そしてハードは、誕生日を祝うために友人たちと愛犬のブーとピストルを連れてコーチェラに行ったという。
デップが「ワイフビーター」(妻虐待夫)と報じた英紙「サン」を訴えた英国の名誉毀損裁判でも”ウンチ事件“が取り上げられ、ハードはそのような出来事は一切なかったと否定している。2020年、ハードの代理人はこの話を「まったく真実ではない」とし、「法廷での証拠が示すように、デップ氏は何年も前からこのようないたずらをすることを話し合っており、それは彼の贅沢なユーモアのセンスにかなったものです。デップ氏のチームは見出しをつけようとしているのです」と主張していた。
■ジョニー・デップVSアンバー・ハードの”バトル“の経過
2012年に「ラム・ダイアリー」で共演したのがきっかけで恋愛関係になり、同年デップは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(45)との破局を発表。14年にハードと婚約して翌年2月に結婚したが、わずか1年3か月の結婚生活で16年5月にハードが離婚を申請。酒に酔ったデップからDVを受けていたとしてあざができた顔写真を公開して波紋を広げた。デップはDVを否定していたが17年8月にデップが700万ドル(約7億6300万円)を支払うことで離婚が成立した。これで一件落着かと思われたが続きがあった。
2018年10月、デップが雑誌「GQ」(英国版11月号)のインタビューで、ハードに対するDVを全面否定して、ハードのDV告発で「シンデレラからカジモド(「ノートルダム・ド・パリ」の登場する醜悪な容姿の男)にされた」などと激しく非難。さらにハードが同年12月ワシントン・ポストに手記を寄せて、(デップの名前は出さず)DVを告発したら脅され、決まっていた役を降ろされるなど報復されたと主張して、そうした米国の文化・社会構造を変える必要があるなどと訴えた。
その後デップが「ワイフ・ビーター」(妻虐待夫)と報じた英紙「サン」を訴え、さらにワシントン・ポストに手記を書いたハードを名誉棄損で提訴した。ロンドンの裁判所で行われたデップが「サン」を訴えた名誉棄損裁判では、壮絶な夫婦喧嘩やデップのベッドにウンチが置かれていた“ウンチ事件”、デップの指切断事件、デップのドラッグ使用歴、ハードの3P疑惑など前代未聞の暴露合戦が繰り広げられた。判決は「サン」の記事は「おおむね事実」として名誉棄損の訴えは棄却されデップは敗訴。控訴も棄却されデップの敗訴に終わった。
2022年4月12日(現地時間)、ハードが2018年12月に米紙ワシントン・ポストに寄稿したコラムで名誉を棄損されたとしてデップがハードに5000万ドル(約62億5000万円)の巨額賠償金を請求した訴訟が米バージニア州フェアファックスの裁判所でスタート。双方のさまざまな証人が証言し約6週間続く予定。ハードは、デップが匿名のアカウントを使って誹謗中傷を繰り返したなどとして1億ドル(約125億円)を請求して”倍返し“の反訴をしている。