ジョニー・デップ、指切断事件を生々しく証言「ハードが自分の手にウォッカの瓶をぶつけて…」

(2022年4月21日11:15)

ジョニー・デップ、指切断事件を生々しく証言「ハードが自分の手にウォッカの瓶をぶつけて…」
ジョニー・デップ㊧とアンバー・ハード(Twitter/@CourtTV)

ジョニー・デップ(58)VSアンバー・ハード(35)の名誉毀損裁判で、デップが20日(現地時間)、2015年にオーストラリアで「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」を撮影中に起きた”指切断事件”について生々しく証言した。米メディアが報じた。

米サイト「TooFab」によると、デップは、ハードが自分の手の上にウォッカの瓶をぶつけて指の一部を切断したと主張し、事件を生々しく描写した。
事件は2015年に2人が滞在していたオーストラリアの自宅で起こった。デップはハードから暴言を浴びせられ鍵のかかったバスルームに隠れていたところ、ドアを叩く音がようやく止み、出てきても大丈夫だと思ったという。階下のバーに行き、ウォッカを2、3杯飲んだという。
「私は混乱していて、ボロボロで、震えていた…。なぜ、なぜ、こんなことが起こっているのか、理解できなかった」と語った。そこにハードがやってきて「また飲んでるのね、"モンスター"」と叫び始めたという。
「彼女は私に近づいてきて、手を伸ばしてウォッカのボトルをつかんで…後ろに下がって私に投げつけた。そして、それは私の頭を通り過ぎて、私の後ろ(の壁)にぶつかった」という。そして、デップは黙ってもっと大きなウォッカのボトルを手に取り、もう一杯注いだ。その間ハードは「侮辱する言葉を浴びせた」という。「そして彼女はそのボトルを掴み、私に投げつけた」。そのとき自分の指がバーのカウンターのふちに少しかかるようにしていたという。「そして、それ(ボトル)は(手に)ぶつかり粉々になった 」と、彼は自分の手を叩いて証言した。

ジョニー・デップ、指切断事件を生々しく証言「ハードが自分の手にウォッカの瓶をぶつけて…」
証言するデップ㊧とハード(Twitter/@CourtTV)


「正直、最初は全く痛みを感じなかった」と振り返った。「私が感じたのは熱でした…。熱を感じ何かが手に垂れてくるような感じでした」。「そして指の先が切断されていることに気づきました。骨が飛び出しているのが見えた」という。「何もかもが意味不明だった。そして、心の中で、心の中で…これは人生じゃないんだと思いました。こんなのは人生じゃない。誰もこんな目に遭うべきじゃない」。
デップは、血まみれの指で壁に「私たちの過去からの小さな思い出、それは本質的に彼女が私に言った嘘と私が彼女につかれた嘘を表している」と書いたという。その後、再びバスルームに隠れ、主治医に「ここに指を切ったから来てくれ」とメールしたという。その指の先が使えなくなり、関節炎になったという。
デップは、医師にはアコーディオンドアに挟まったと嘘をついたという。「私はそれが何であったかを明らかにしたくなかったので、私は嘘をついた。彼女を困らせたくなかった。なるべく穏便に済まそうと思った」という。

病院で治療を受けた後に友人の家のソファで眠り、オーストラリアからロスに戻るハードのフライトを手配するよう関係者に依頼したという。「彼女に会いたくなかったんだ。これ以上口論をしたくなかったんだ」と語った。

指の上部を固定するために手のひらの側面から皮膚移植を受けなければならず、また、指が「空洞化」していたため、骨の代わりになる金属製のピンを手に入れなければならなかったという。デップは当時オーストラリアで「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」を撮影しており、デジタル効果チームが残りの撮影期間中、CGI技術を使って包帯を隠さなければならなかったと語った。 ■ジョニー・デップVSアンバー・ハードの”バトル“の経過

デップとハードは2012年に「ラム・ダイアリー」で共演したのがきっかけで恋愛関係になり、同年デップは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(45)との破局を発表。14年にハードと婚約して翌年2月に結婚したが、わずか1年3か月の結婚生活で16年5月にハードが離婚を申請。酒に酔ったデップからDVを受けていたとしてあざができた顔写真を公開して波紋を広げた。デップはDVを否定していたが17年8月にデップが700万ドル(約7億6300万円)を支払うことで離婚が成立した。これで一件落着かと思われたが続きがあった。
18年10月、デップが雑誌「GQ」(英国版11月号)のインタビューで、ハードに対するDVを全面否定して、ハードのDV告発で「シンデレラから醜い男にされた」などと激しく非難。さらにハードが同年12月ワシントン・ポストに手記を寄せて、(デップの名前は出さず)DVを告発したら脅され、決まっていた役を降ろされるなど報復されたと主張して、そうした社会構造を変える必要があるなどと訴えた。
その後デップが「ワイフ・ビーター」(妻虐待夫)と報じた英紙「サン」を訴え、さらにワシントン・ポストに手記を書いたハードを名誉棄損で提訴した。ロンドンの裁判所で行われたデップの名誉棄損裁判では、「サン」の記事は「おおむね事実」としてデップは敗訴し, 控訴も棄却されデップの敗訴に終わった。
ハードが2018年12月に米紙ワシントン・ポストに寄稿したコラムで名誉を棄損されたとしてデップがハードに5000万ドル(約62億5000万円)の巨額賠償金を請求した訴訟が2022年4月12日(現地時間)、米バージニア州フェアファックスの裁判所で開始。ハードは1億ドル(約125億円)を請求して反訴している。

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