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ハリウッド特急便
ジョニー・デップ、アンバー・ハードがコカインを隠していないか「体腔捜査」 法心理学者が証言
(2022年5月2日21:15)

ジョニー・デップ(58)とアンバー・ハード(36)の名誉棄損裁判で3日(現地時間)、ハード側証人の法医学心理学者が「デップはハードがコカインを持っていないか体中を調べ“体腔捜査”をした」などと証言した。
米サイト「TMZ」によると、法医学心理学者のドーン・ヒューズ博士は、デップがハードにコカインがないか一度検査したことがあったが、その検査は彼女のプライベートな部分を含め、彼女の体中を調べたという。ハードを診察しているときに彼女が語っていたという。
デップはある時、ハードの「体腔捜査」(麻薬・武器などを隠し持っていないかの厳しい検査。裸にするだけでなく体の内部(膣、肛門など)まで調べる)をしたという。彼女がコカインを隠し持っていると疑い彼女の膣の内側をつつき回したという。
さらに、先週デップ側証人のカリー博士がハード2種類の人格障害に苦しんでおり、PTSDの症状をでっち上げていると証言したことに対して、ヒューズ氏は正反対のことを証言した。合計29時間に及ぶアンバーの診察によって、彼女は実際にDVの被害者であると証言した。
ヒューズ博士は、アンバーが話したいくつかの不穏な事柄について明かした。デップは彼女の背中を蹴り、押し、平手打ちし、性的暴力の疑いがある行為をしたとしたうえで、その多くはデップが薬物やアルコールの影響下にあったときに起こったと指摘した。

さらに、ハードはデップに瓶で(プライベートな部分を)貫かれたことがあり、その時、瓶が割れて中が切られるのではないかとずっと心配していたと言っていたという。
デップは信じられないほど嫉妬深く、彼女の男性共演者たちにセットで見ていると連絡していたという。そのためハードはデップがセットに現れるのではないかと信じられないほど不安になったといっていたという。デップはジェームズ・フランコとビリー・ボブ・ソーントンとハードの中を疑い、ハードに怒りをぶつけたという。
■ジョニー・デップVSアンバー・ハードの”バトル“の経過
デップとハードは2012年に「ラム・ダイアリー」で共演したのがきっかけで恋愛関係になり、同年デップは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(45)との破局を発表。14年にハードと婚約して翌年2月に結婚したが、わずか1年3か月の結婚生活で16年5月にハードが離婚を申請。酒に酔ったデップからDVを受けていたとしてあざができた顔写真を公開して波紋を広げた。デップはDVを否定していたが17年8月にデップが700万ドル(約7億6300万円)を支払うことで離婚が成立した。これで一件落着かと思われたが続きがあった。
2018年10月、デップが雑誌「GQ」(英国版11月号)のインタビューで、ハードに対するDVを全面否定して、ハードのDV告発で「シンデレラからカジモド(「ノートルダム・ド・パリ」の登場する醜悪な容姿の男)にされた」などと激しく非難。さらにハードが同年12月ワシントン・ポストに手記を寄せて、(デップの名前は出さず)DVを告発したら脅され、決まっていた役を降ろされるなど報復されたと主張して、そうした米国の文化・社会構造を変える必要があるなどと訴えた。
その後デップが「ワイフ・ビーター」(妻虐待夫)と報じた英紙「サン」を訴え、さらにワシントン・ポストに手記を書いたハードを名誉棄損で提訴した。ロンドンの裁判所で行われたデップが「サン」を訴えた名誉棄損裁判では、壮絶な夫婦喧嘩やデップのベッドにウンチが置かれていた“ウンチ事件”、デップの指切断事件、デップのドラッグ使用歴、ハードの3P疑惑など前代未聞の暴露合戦が繰り広げられた。判決は「サン」の記事は「おおむね事実」として名誉棄損の訴えは棄却されデップは敗訴。控訴も棄却されデップの敗訴に終わった。
2022年4月12日(現地時間)、ハードが2018年12月に米紙ワシントン・ポストに寄稿したコラムで名誉を棄損されたとしてデップがハードに5000万ドル(約62億5000万円)の巨額賠償金を請求した訴訟が米バージニア州フェアファックスの裁判所でスタート。双方のさまざまな証人が証言し約6週間続く予定。ハードは、デップが匿名のアカウントを使って誹謗中傷を繰り返したなどとして1億ドル(約125億円)を請求して”倍返し“の反訴をしている。