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ジョニー・デップVSアンバー・ハード、裁判所が時間をずらして2人を出入りさせるなど異例の態勢
(2022年4月30日22:30)
ジョニー・デップ(58)とアンバー・ハード(36)の名誉棄損裁判で、裁判所は時間をずらして2人を出入りさせるなど特別措置が取られていることがわかった。裁判はいったん休廷になり16日(現地時間)に再開され、ハードが再び証言台に立つ。
米サイト「TMZ」によると、デップとハードの出入りは裁判所の代理人が手配し、彼らはセキュリティチームと協力して、お互いに会わないようにタイミングをずらしているという。
昼食のために休廷になると、2人は裁判所の反対側に連れて行かれるという。代理人が一般人から離れた安全な場所に案内するという。この“分離作戦”は厳重に実施されているという。5日(現地時間)の午前中にハードの証言が行われ、昼食休憩のために退廷するとき、2人が互いに近づかないよう裁判所の関係者がデップとハードの間に立って監視していたという。
ハードとアンバーが法廷内で目を合わせたという憶測が飛び交っていますが、ハードに近い情報筋によると、彼らは目を合わせていないという。
■裁判は5月16日に再開されハードが再び証言
裁判官が会議に出席するため裁判は1週間休みになり5月16日(現地時間)に再開される。アンバーは再び証言台に立ち、ハードの弁護士エレイン・ブレデホフトからさらに質問を受け、その後デップの弁護士から反対尋問を受ける予定だという。最終弁論は5月27日に行われ、その後、陪審員による審議が始まる。
4月11日に始まった裁判では双方から、数多くの衝撃的な証言がなされた。そうしたなか、ハードが証言台に立つ間、カメラはデップがグミを食べ、紙に落書きをし、彼女の証言を鼻で笑っているように見える様子をとらえた。ハードに近い関係者は、デップの法廷での振る舞いはハードや裁判所に対して無礼で無神経なものだと感じていると話しているという。
デップのチームはハードの証言を「人生最高の演技」と非難。一方、ハードの広報は「この裁判でのデップ氏の振る舞いは、2人の結婚生活と同様に哀れなものでした」と反撃するなど真っ向から対決している。
■ジョニー・デップVSアンバー・ハードの”バトル“の経過
2012年に「ラム・ダイアリー」で共演したのがきっかけで恋愛関係になり、同年デップは長年のパートナーだったヴァネッサ・パラディ(45)との破局を発表。14年にハードと婚約して翌年2月に結婚したが、わずか1年3か月の結婚生活で16年5月にハードが離婚を申請。酒に酔ったデップからDVを受けていたとしてあざができた顔写真を公開して波紋を広げた。デップはDVを否定していたが17年8月にデップが700万ドル(約7億6300万円)を支払うことで離婚が成立した。これで一件落着かと思われたが続きがあった。
2018年10月、デップが雑誌「GQ」(英国版11月号)のインタビューで、ハードに対するDVを全面否定して、ハードのDV告発で「シンデレラからカジモド(「ノートルダム・ド・パリ」の登場する醜悪な容姿の男)にされた」などと激しく非難。さらにハードが同年12月ワシントン・ポストに手記を寄せて、(デップの名前は出さず)DVを告発したら脅され、決まっていた役を降ろされるなど報復されたと主張して、そうした米国の文化・社会構造を変える必要があるなどと訴えた。
その後デップが「ワイフ・ビーター」(妻虐待夫)と報じた英紙「サン」を訴え、さらにワシントン・ポストに手記を書いたハードを名誉棄損で提訴した。ロンドンの裁判所で行われたデップが「サン」を訴えた名誉棄損裁判では、壮絶な夫婦喧嘩やデップのベッドにウンチが置かれていた“ウンチ事件”、デップの指切断事件、デップのドラッグ使用歴、ハードの3P疑惑など前代未聞の暴露合戦が繰り広げられた。判決は「サン」の記事は「おおむね事実」として名誉棄損の訴えは棄却されデップは敗訴。控訴も棄却されデップの敗訴に終わった。
2022年4月12日(現地時間)、ハードが2018年12月に米紙ワシントン・ポストに寄稿したコラムで名誉を棄損されたとしてデップがハードに5000万ドル(約62億5000万円)の巨額賠償金を請求した訴訟が米バージニア州フェアファックスの裁判所でスタート。双方のさまざまな証人が証言し約6週間続く予定。ハードは、デップが匿名のアカウントを使って誹謗中傷を繰り返したなどとして1億ドル(約125億円)を請求して”倍返し“の反訴をしている。