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ハリウッド特急便
レディー・ガガ、愛犬盗難事件で女性から訴えられる 報酬金など150万ドル請求
(2023年2 月25日12:30)

レディー・ガガ(36)の愛犬が強奪された事件で、愛犬を発見して返したと主張する女性が、報酬金50万ドルなど計150万ドルを請求して提訴したことが分かった。だが女性は事件に関与したとされており、裁判所がどう判断するか注目される。米メディアが報じた。
米サイト「TMZ」によると、ガガを提訴したジェニファー・マクブライドは、報酬金50万ドル(約6800万円)だけでなく、誤解を招くような報酬金を掲示したとして損害賠償として3倍の150万ドル(約2億500万円)を請求しているという。
マクブライドによると、2021年2月、ドッグウォーカーがガガの愛犬のフレンチドッグ3匹を散歩させていたとき、男らに襲撃されてコージとグスタフが盗まれた後に、ガガは無事に返してくれたら無条件で報酬50万ドルを支払うと発表していたと主張している。
一方、ロサンゼルス郡副地方検事ミシェル・ハニシーは、マグブライドは報酬を得るために愛犬をガガに返したとき、愛犬が盗まれたものであることを十分認識しており、事件に関わった男たちとは何年も前から知り合いだったと指摘している。さらにマクブライドと強奪実行犯たちは、彼女が白人女性なので、一味と発見されずに報酬金を得ることができると考えていた疑いを指摘しているという。また、マグブライドは執行猶予中で、もしガガが何らかの経済的損失を被った場合、関係者はマグブライドに経済的損失を求めることができると指摘している。
マグブライドは、2021年2月26日、事件の2日後にコージとグスタフを発見して、ロス市警のオリンピック・コミュニテイー署に届けたと主張している。
だが、マクブライドは盗品を受け取り事後に犯罪に加担したとして、盗品重量と事後共犯で訴追され、盗品受領を認めて2年の保護観察処分を受けている。彼女はガガのドッグウォーカーを襲った犯人の一人の父親と交際していたとされている。そもそも犯行に加わった者が、盗品を返したからといって報酬金を受け取る資格があるのかだが、マグブライド側はガガが「無条件で報酬金を支払う」と発表していたと主張しており、裁判所がどう判断するか注目される。

ガガのドッグウォーカーのライアン・フィッシャーさんは、2021年2月24日にロサンゼルスでガガの愛犬3匹を散歩させていたところ、数人の男が車でから飛び出してきてコージとグスタフを連れ去った。抵抗したフィッシャーさんは実行犯の1人に銃撃されて重傷を負った。銃撃したジェームズ・ハワード・ジャクソンは殺人未遂を認め2022年12月に禁固21年の実刑判決を言い渡された。