レディー・ガガの愛犬2匹が無事戻る ロス市警発表「女性が警察に届ける」

(2021年2月27日15:15)

24日夜(現地時間)、何者かに連れ去られたレディー・ガガ(34)の2匹のフレンチブルドッグは、事件から2日後の26日夜(現地時間)、無事に戻ったことが分かった。ロス市警が発表した。女性が警察に届けたという。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、女性が同日午後6時ごろ、ロス市警のオリンピックコミュニティ警察署にガガの愛犬を運んできたとジョナサン・ティペット警部はAP通信に語ったという。ガガの代理人と刑事が同署に行き返された犬がガガの愛犬のコウジとグスタフと確認したという。ガガは愛犬が無事戻れば50万ドルの報酬を提示していたが、犬を返還した女性がその報酬を手にするのかは不明だという。
ティペット警部は、犬を届けた女性は強奪事件とは無関係とみられると語ったという。ただ彼女がどのようにして犬を確保したかは明かさなかったという。犯人はまだ逮捕されておらずロス市警は捜査を続行している。

24 日午後10時前(現地時間)、ガガの犬の散歩係で友人のフィッシャーさんが ガガの3匹のフランチブルドッグの グスタフ、コウジ、ミス・アジアを連れて散歩しているときに事件は起きた。犬を守ろうと抵抗した際に胸を撃たれたが治療を受けて回復する見込みだという。そのときガガはイタリアの高級ブランド、グッチの創業者一族のドラマを描く新作映画「Gucci」(グッチ)の撮影でローマにいた。

ガガは26日(現地時間)、インスタグラムとツイッターに8点の愛犬の写真を投稿して事件後初めてコメントした。
「2日前の夜、ハリウッドで愛犬のコウジとグスタフが連れ去られました。悲痛な思いで私の家族が親切な行為で元通りになることを祈っています」と心境をつづった上で「彼らの無事な帰還のために、私は50万ドルを支払うつもりです。KojiandGustav@gmail.com までメールで連絡ください。あるいは、知らずに買ったり見つけたりした場合も、報酬は同じです」と情報提供を呼び掛けた。そして「私は、ライアン・フィッシャーを愛しています 家族のために命をかけて戦ってくれたあなたは永遠のヒーローです」と強奪犯と格闘して胸を銃撃された愛犬の散歩係のフィッシャーさんを讃えた。

白い日産アルティマに乗った2人の容疑者が車から出てきてセミオートマチックの拳銃を振り回して襲い掛かり、フィッシャーさんが犬を守って撃退しようとしたところ胸を撃たれた。近所の家の監視カメラには、容疑者がグスタフとコウジを連れて車で逃げた後、フィッシャーさんが歩道で泣き叫んでいる様子が映っていた。フィッシャーさんが 「出血している」などと叫ぶと、その場から逃げて難を逃れた愛犬のミス・アジアが駆け寄ってくるのが映っていたという。ロス市警によると、犯人は20歳から25歳の黒人男性で黒っぽい服を着ていたという。犯人の1人はブロンドのドレッドヘアだったという。