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ハリウッド特急便
ジャスティン・ビーバー、ラムゼイ・ハント症候群で顔面麻痺の症状があることを公表
(2022年6月11日13:15)
ジャスティン・ビーバー(28)が、ラムゼイ・ハント症候群と診断され顔の部分的な麻痺の症状があることを自身のインスタグラムで明らかにした。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ビーバーは10日(現地時間)、自身のインスタグラムに動画を投稿して「何が起きているのか、みんなに報告したかったんだ。あなたはおそらく私の顔から明らかに見ることができるように、私はラムゼイ・ハント症候群と呼ばれるこの症候群を患っており、ウイルスにが私の耳の神経と私の顔の神経を攻撃し、私の顔に麻痺を引き起こしている」と明らかにした。
ニューヨークのマウントサイナイ病院によると、ラムゼイ・ハント症候群は耳の周りや顔、口の中に痛みを伴う発疹が出るのが特徴。水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が頭部の神経に感染することで発症し時には麻痺を引き起こすこともあるという。
「この目はまばたきができません。こっちの顔は笑えません。この鼻の穴は動かないので、顔のこちら側には完全な麻痺があります」と、顔の右側を示しながらビーバーは続けた。 「だから次の公演をキャンセルしてイライラしている人たちへ、僕は身体的に明らかに無理なんだ。これは見ての通りかなり深刻だ。そうでなければいいんだけど、明らかに僕の体がペースを落とせと言っているんだ」と語った。
ビーバーは8日(現地時間)、健康問題のために現在開催中のジャスティス・ワールド・ツアーの数公演を延期すると発表していた。2023年3月まで予定されているツアーから離れることで、ビーバーは「100パーセントに戻れるように」「ただ休んでリラックスする」つもりだとファンに話していた。ラムゼイ・ハント症候群と診断されたことは今回初めて明らかにした。
「僕は良くなるつもりだし、顔を元に戻すために顔のエクササイズをやっているから、きっと元に戻るよ。どれくらい時間がかかるかはわからないけど、きっと大丈夫。希望はあるし、神を信頼しているし、これはすべて理由があることだと信じている」と回復に自信を見せた。
ビーバーの仲間たちは、彼のコメント欄に応援メッセージを殺到させた。ビーバーの長年のマネージャーであるスクーター・ブラウンは、「君を愛しているし誇り実想っている」とコメントを寄せ、シンガーソングライターのケラーニは「おまえさんを愛してる。必要なことを全部やって」とコメントした。シンガーソングライターのジェネイ・アイコは、祈る絵文字をいくつも残し、パトリック・シュワルツェネッガ―は赤いハートをいくつもつけてコメントした。ビーバーの一日も早い回復が望まれる。
同紙によると、ラムゼイ・ハント症候群(RHS)は、顔面神経麻痺、または麻痺を特徴とするまれな神経疾患で、しばしば耳や口に影響を及ぼす発疹を伴う。米国立希少疾患機構によると、米国では毎年10万人中5人がRHSを発症すると推定されているという。
1907年にジェームズ・ラムゼイ・ハント博士によって初めて報告されたこの症候群は、水痘・帯状疱疹ウイルス(水痘や帯状疱疹の原因と同じ)の感染によって引き起こされるもので、これらの病気にかかったことがある人は誰でもRHSを発症する可能性がある。RHSは、症状が現れてから3日以内に発見されれば、アシクロビルやファムシクロビルなどの抗ウイルス剤とプレドニゾンなどの抗炎症性コルチコステロイドを使用して、一般的に治療可能であると考えられているという。