-
ハリウッド特急便
ジャスティン・ビーバー、シモーネ・バイルズの棄権を支持「君を誇りに思う」
(2021年7月30日14:00)

東京五輪体操女子で金メダル確実といわれていた米体操女子シモーネ・バイルズ(24)がメンタルヘルスを優先したいとして27日に行われた団体決勝を途中で棄権したことに、各方面から支持するメッセージが寄せられているなか、ジャスティン・ビーバー(27)が自身のインスタグラムで支持を表明した。
自身もメンタルヘルスの問題でツアーを途中で中止して長期間うつ病と闘病して復帰した経験があるビーバーは「あなたが直面しているプレッシャーは誰にも理解されないでしょう。私たちは知り合いではありませんが、撤退という決断をしたことをとても誇りに思っています」と支持を表明した。
そして「それはシンプルなことです。自分の魂を犠牲にして全世界を手に入れても意味がないということです。時には、「ノー」が「イエス」よりも強い場合があります。普段好きなことが自分の喜びを奪うようになったら、一歩下がって理由を見極めることが大切です」としている。
「目的のツアーを最後までやり遂げなかったことで、人は私のことをどうかしていると思っていましたが、それは私のメンタルヘルスのためにできる最高のことだったのです!!!あなたをとても誇りに思います」とつづった。
バイルズは2016年の五輪リオデジャネイロ大会で金メダル4、銅メダル1を獲得。東京五輪でも金メダルが期待されていたが、27日の団体決勝で1種目目の跳馬を終えた後、2種目目以降の演技を棄権した。体操女子団体はロシア・オリンピック委員会(ROC)が優勝した。バイルズは記者会見で棄権の理由を説明しながら泣き崩れ、「ストレスが高い状況に置かれるたびに、パニックのような状態になります。私はメンタルヘルスに集中しなければならない。自分の健康と幸福を損なうわけにはいかない」などと語った。テニスの大坂なおみも全仏オープンを1回戦で棄権したときにメンタルヘルスの問題を告白していた。バイルズの棄権はアスリートたちのメンタルヘルス(精神の健康)の問題を改めて浮き彫りにした。
バイルズは27日、自身のインスタグラムで「時々世界の重荷を肩に背負っているように感じます。それを払いのけ、プレッシャーが私に影響を与えないように見せていますが、いまいましいことに時にはそれが難しい」などと告白した。