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BBC記者が東山紀之社長の対応を批判 旧ジャニーズ・スタッフ2人の性加害問題 「事務所が被害を届けるべき」
(2024年4月10日20:45)
旧ジャニーズ事務所の性加害問題でSMILE-UP.の東山紀之社長をインタビューした英BBCのモビーン・アザー記者が10日、記者会見して、新たに旧ジャニーズ事務所のスタッフ2人の性加害が明らかになったことに対する東山氏の対応を批判。「ジャニーズ事務所が警察に届けるべき」と指摘した。
3月30日にBBC News Japan(電子版)でも公開されたアザー記者による東山社長のインタビューで、新たに旧ジャニーズ事務所に在籍していたスタッフが所属タレントに性加害を行っていたことを同記者から指摘され、東山氏は「2人と聞いている」と認めた。アザー記者から「その情報は警察に提供する必要はないか」と聞かれて「法的なことを考えると僕らにはその権限がない」「当事者の人たちが刑事告訴したら、全面的に協力する」などと答えていた。
10日、オンラインで記者会見したアザー記者は、「東山氏の回答に、非常にショックを受けた」と明かし、東山氏がそのときのインタビューで「加害者がまだ生きている」と明かしており「きちんと調査すべきで、そのことが警察の対応を促し事件の立件につながるのなら唯一の最善策」と指摘。「告発した人が被害を警察に届けることの難しさを考えれば、被害者に対する補償を担うSMAILE-UP.社がきちんと対応すべき」と事務所側が警察に届けるべきだと指摘した。「東山氏は加害者である2人に対して責任を負う立場にある」と訴えた。
BBC放送は昨年3月に故ジャニー喜多川氏のジャニーズJr.らに対する性加害を放送し、これがきっかけで旧ジャニーズ事務所は再発防止特別チームが調査し性加害を認定。10月に社名をSMILEーUP.に変更して被害者の救済・補償を開始した。そのBBCの旧ジャニーズ性加害問題第2弾で、旧ジャニーズのスタッフ2人による性加害が新たに浮上した格好だが、BBC記者に指摘されるまで公表しなかったことも問題と言えそうだ。いずれにしても、スタッフ2人の性加害の刑事事件化の問題など今後のSMILE-UP.の対応が注目される。