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ハリウッド特急便
ショーン・ペン、アカデミー賞授賞式でゼレンスキー大統領の演説拒否なら「授賞式ボイコット」を呼びかける
(2022年3月27日17:30)
ショーン・ペン(61)が、ウクライナのゼレンスキー大統領がアカデミー賞授賞式で話す機会を拒否された場合、アカデミー賞授賞式をボイコットするようハリウッドの関係者に呼びかけた。自身が獲得した2つのオスカー像を公の場で溶解させるとも語ったという。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ペンは26日(現地時間)、ポーランドでCNNのインタビューに応じて「関係者の皆さんに知ってもらいたいが、(授賞式は)彼らの映画を祝う瞬間かもしれないが、それ以上に彼らが輝き、抗議し、アカデミー賞をボイコットする瞬間なのです」と語った。
「ミスティック・リバー」(2003年)と「ミルク」(2008年)で2度アカデミー賞主演男優賞を受賞しているペンは、もしゼレンスキー氏がアカデミーに演説を拒否されたら、公の場で自身の「オスカー像を溶かす」と授賞式を主催する映画芸術アカデミーに”宣戦布告“した。
ペンは「やらないという決定がなされたと私は理解している」としたうえで「もしアカデミーがそれをしないことを選択したなら、もしプレゼンターたちが、我々のために銃弾や爆弾を受け、ウクライナの子供たちを守ろうとしているウクライナでのリーダーシップを追求しないことを選択したら、私はそれらの人々の一人一人とその決定のすべてが、ハリウッドの歴史で最も卑劣な瞬間になるだろう」と語った。
ゼレンスキー氏は、27日(日本時間28日)のアカデミー賞授賞式の放送中にビデオ出演するよう、映画芸術科学アカデミーと交渉している。ペンはウクライナとロシアをめぐるドキュメンタリーを撮影するためにウクライナに滞在中にゼレンスキー氏と会っている。ロシア軍の侵攻が激化する中、徒歩で隣国ポーランドに向かっていることをツイッターで報告していた。