ショーン・ペン、ロシア侵攻のウクライナでドキュメンタリー撮影

(2022年2月25日10:45)

ショーン・ペン、ロシア侵攻のウクライナでドキュメンタリー撮影
ウクライナのゼレンスキー大統領㊨とショーン・ペン(インスタグラムから)

ロシア軍がウクライナに電撃侵攻するなか、米俳優ショーン・ペン(64)がウクライナでドキュメンタリーを撮影していたことがわかった。侵攻が開始された24日(現地時間)、ウクライナのゼレンスキー大統領と会うなど現地で撮影を続けているという。米メディアが報じた。

ショーン・ペン、ロシア侵攻のウクライナでドキュメンタリー撮影
ゼレンスキー大統領㊨と話すショーン・ペン(Instagram/@zelenskiy_official)

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ショーン・ペンはロシア軍がキエフなどの軍事施設にミサイルなどで攻撃を開始した24日(現地時間)、ウクライナの首都キエフで行われた記者会見の最前列で目撃された。そこでは、ウクライナの高官たちがその日のロシアによる侵攻について話し合っていたという。

「ミスティ・リバー」(2003年)と「ミルク」(2008年)で2度アカデミー賞主演男優賞を受賞しているペンは、昨年から同国で激化するロシアとの緊張に関するドキュメンタリーを製作しており今週初めにウクライナに飛んだという。

ペンは統領府で行われたブリーフィングに熱心に耳を傾けているようだったという。ウクライナのゼレンスキー大統領は24日(同)、自身のインスタグラムのストーリー(上の写真)にペンと会って話している動画を投稿した。ペンはすでに副首相や軍人と話をしたと米誌「ニューズウィーク」は報じた。ウクライナ大使館は同誌に「ショーン・ペンは、他の多くの人々、特に欧米の政治家に欠けている勇気を示しています。今、我が国にそのような人々、すなわち自由のための闘いを支持するウクライナの真の友人が多ければ多いほど、ロシアの裏切り行為を止めることが早く可能になる」と語り、ペンのウクライナ訪問とドキュメンタリー製作への賛同と感謝の意を表したという。