第35回東京国際映画祭、審査委員長に舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモア 黒澤明賞など主要企画決定

(2022年9月16日11:45)

第35回東京国際映画祭(10月24日~11月2日)のコンペティション部門の審査委員長は舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモアに決まった。また、黒澤明賞が復活することや、台湾の巨匠ツァイ・ミンリャンの特集上映、今年3月に急逝した青山真治監督の追悼企画などが決まり16日、発表になった。

第35回東京国際映画祭、審査委員長に舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモア 黒澤明賞など主要企画決定
審査委員長のジュリー・テイモア

映画祭の顔となるコンペティション部門の審査委員長に決まった、ジュリー・テイモアは、舞台「ライオンキング」(1997)の演出や映画『タイタス』(99)、『フリーダ』(2002)、『アクロス・ザ・ユニバース』(2007)、『グロリアス 世界を動かした女たち』(2020)などを監督した舞台演出家・映画監督。 昨年のイザベル・ユペールに続き、女性の審査委員長となる。その他の審査員(全5名予定)は後日決定し、世界中から集められたコンペ作品(全15 作品)を審査する。
ジュリー・テイモアは以下のコメントを発表した。「芸術は私たちを混沌の中から導き出し、道を切り開く道標です。暗い劇場の中、目の前で明滅する映像は、私たちを深く引き込み、孤立した単一の自己存在から引き離します。映画館で作品にひたってください。そこは、私たちがまったく知らないこと、知っていると思っていること、個人的に経験したことの境界をともに越えさせてくれる宮殿です。他人の人生や愛に没入して、鼓舞され、苦悶させられてください。第 35 回東京国際映画祭のコンペティション部門国際審査委員長として来日できることを、とても光栄に思います」

東京国際映画祭チェアマン・安藤裕康は「ジュリー・テイモアさんは、ミュージカルの演出だけでなく、多くの優れた映画を監督しています。特に、若い頃に日本で人形浄瑠璃を学び、それを自分の作品に活かすなど、日本との関係も深い。また、彼女は黒澤明の大ファンでもあり、黒澤明賞復活の年にふさわしい審査委員長でしょう」としている。

■黒澤明賞

第35回東京国際映画祭、審査委員長に舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモア 黒澤明賞など主要企画決定
黒澤明監督

日本が世界に誇る故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、新たな才能を世に送り出していくために、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる賞として、黒澤明賞が今年の東京国際映画祭に戻ってくる。過去にはスティーヴン・スピルバーグ、山田洋次、侯孝賢などが受賞していた同賞だが、今年は、山田洋次監督、仲代達矢氏、原田美枝子氏、川本三郎氏、市山尚三東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの5名の選考委員により選ばれる。受賞者は後日発表される。また、同賞に合わせまして、「黒澤明の愛した映画」と銘打ち、『フィツカラルド』『ミツバチのささやき』など黒澤明が愛した世界の名作も上映予定。

■ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集

第35回東京国際映画祭、審査委員長に舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモア 黒澤明賞など主要企画決定
ツァイ・ミンリャン監督

東京国際映画祭ヤングシネマ部門ブロンズ賞を受賞した『青春神話』での監督デビューから30周年を迎える台湾の巨匠ツァイ・ミンリャンの特集上映を、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、及び東京フィルメックス(10月29日~11月6日予定)との共催で開催される。東京国際映画祭では『青春神話』『楽日』や日本未公開の短編などを、 東京フィルメックスでは『西瓜』『ヴィサージュ』などを上映。両映画祭にとってこれが史上初の共催企画となる。

■Nippon Cinema Now部門特集 〈追悼 青山真治〉

第35回東京国際映画祭、審査委員長に舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモア 黒澤明賞など主要企画決定
青山真治監督

昨年新設された、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映する同部門では、今年3月に急逝した青山真治監督を追悼し、代表作2作品『EUREKAユリイカ』と『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』を英語字幕付きで特集上映する。



■国立映画アーカイブ共催「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」

本年、東京国際映画祭は国立映画アーカイブと共催で特集上映「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」を開催し、1982年に長谷川和彦の呼びかけによって設立され、11年間にわたって個性的な作品を作り続けたディレクターズ・カンパニーの作品を35㎜で上映する(会場は国立映画アーカイブ小ホール)。東京国際映画祭では日本映画クラシックス部門の中でディレクターズ・カンパニーの代表作4作品『台風クラブ』『光る女』『DOOR』『地獄の警備員』のデジタルリマスター版を上映する。(会場はTOHOシネマズ シャンテ)。

■ジャパニーズ・アニメーション部門特集

2022 年のテーマは「ゼロから世界を創る」。「アニメーションで世界を創る」と題して、最新アニメ映画『雨を告げる漂流団地』『夏へのトンネル、さよならの出口』『ぼくらのよあけ』の3作品をピックアップ。レトロスペクティブ「アニメと東京」ではアニメが「東京」という世界をいかに描いたかに注目し、4作品を上映する。

レオナルド・ディカプリオ、ジジ・ハディッドとの親密ツーショット目撃された

(2022年9月16日10:20)

レオナルド・ディカプリオ、ジジ・ハディッドとの親密ツーショット目撃された
急進展のレオとジジ㊨(Instagram/@leonardodicaprio/@gigihadid)

レオナルド・ディカプリオ(47)とジジ・ハディッド(27)のロマンスの噂がヒートアップしている。新カップルと噂される2人は、先週末にニューヨークで行われたニューヨーク・ファッション・ウィークのアフターパーティーで親密ツーショットを目撃された。

米「PageSix」によると、ジジとレオは先週末に親密にしているところを目撃された。レオは熱心に身を乗り出して話すジジの耳元でささやき、2人は親密に会話をしている様子だったという。あるときレオは、ジジの肩に手を置き、さらには彼女の手を握っているようだったという。Page Sixの情報筋によると、2人は友人たちに囲まれていたが、ほとんどの時間を一緒に過ごしていたという。

ランウェイからそのまま登場したジジは、白のタンクトップとハイウエストのバギージーンズを身につけ、レオは黒の上下に野球帽と目立たないような恰好をしていたという。

レオは25歳以下の女性としか付き合わないことで有名なため、ジジとのニュースは多くの人にとって驚きだったという2人は7月にニューヨークの会員制クラブのオープニングで一緒にいるところを目撃され、レオがジジに興味を持っているとうわさされたことがあった。また、別の関係者は、レオがモデルのカミラ・モローネと破局した1か月後に同じクラブでハディッドが一緒にいるところを目撃したと話している。

レオは4年間の交際の末、皮肉にもモローネの25歳の誕生日の直後に破局した。2人がいつ、なぜ別れたのかは不明だが、レオはすぐにインターネット上で噂になった。
あるTwitterユーザーは「タイタニック(1997年公開)は今年25歳になるが、その時点でレオナルド・ディカプリオはもうこの映画に出たくないと思っている」とジョークを飛ばした。
また「この地球上で、レオナルド・ディカプリオが25歳までに恋人と別れることほど確実な現象はなく、その統計は息を呑むほどだ」とも書いている。

別のユーザーは、「レオナルド・ディカプリオが72歳で捨てる女は今日生まれた」とツイートした人がいた。

12 日にロサンゼルスで行われた第74回エミー賞の授賞式で、司会のケナン・トンプソンは「ユーフォリア/EUPHORIA」で主演女優賞(ドラマ部門)を受賞したゼンデイヤに「26歳になったねおめでとう」(9月1日が誕生日)と祝福したうえで「レオナルド・ディカプリオと付き合うには年を取り過ぎている」とジョークを言って笑わせたという。

そうしたなか、レオの新恋人かと噂になっているジジは、レオがデートした最年長女性であるだけでなく、彼が関心を示した唯一の母親でもある。ジジは元「ワン・ダイレクション」のメンバー、ゼイン・マリクと2歳の娘、カイちゃんをシェアしている。「25歳以下」があまりにも騒がれるのを嫌ったのかは定かではないが、レオのニューロマンスの行方が注目される。