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映画
ピアース・ブロスナン、7代目ジェームズ・ボンドにキリアン・マーフィーを指名
(2024年3月13日12:00)
ピアース・ブロスナン(70)が、「007」シリーズの7代目ジェームズ・ボンドに「オッペンハイマー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィー(47)を指名した。「彼は素晴らしい仕事をするだろう」と称賛している。
米Page Sixによると、「007/ゴールデンアイ」(95)など4作で5代目ジェームズ・ボンドを演じたブロスナンは、「キリアン・マーフィーが、大スクリーンでさっそうとした諜報員を演じるのは自然な選択だ。キリアンは、ジェームズ・ボンド役を見事に演じてくれるだろう」」と語り、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(21)でボンド役を引退したダニエル・クレイグ(56)の後継者となる7代目ボンドに推薦した。
米誌バラエティによると、ブロスナンは先週、ロサンゼルスで開催されたオスカー・ワイルド・アワードでボンド後継者問題に言及した。マーフィーも、同じアイルランド出身の俳優と共にこのイベントに出席していたという。マーフィーは10日(現地時間)、ロサンゼルスで開催されたアカデミー賞で「オッペンハイマー」の演技でアイルランド出身の俳優として史上初めて主演男優賞を受賞した。
マーフィーは、次のプロジェクトの歴史ドラマ「Small Things Like These」の撮影を終えているという。また、Netflixでストリーミング配信されたBBCの大ヒット・ギャングシリーズ「Peaky Blinders」の大作映画化作品の撮影にも興味を示しているという。
ブロスナンは1995年から2002年まで、ジェームズ・ボンド役として『007/ゴールデンアイ』、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』、『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』、『007/ダイ・アナザー・デイ』に出演。ボンド役はダニエル・クレイグに引き継がれ、彼は5本のボンド映画(2006年~2021年)に出演している。
クレイグが「007」シリーズから引退して以来、後任候補として、イドリス・エルバ、アーロン・テイラー=ジョンソン、『ブリガートン』のスター、レジェ=ジャン・ペイジ、『スーパーマン』のスター、ヘンリー・カヴィルなどの名前が取り沙汰されてきた。
英サン紙によれば、「オッペンハイマー」でのマーフィーの演技は、「007」シリーズのプロデューサー、バーバラ・ブロッコリの目にとまり、昨年からキリアンに注目しているという。初のオスカー受賞で”マーフィー待望論”はさらに高まりそうだ。今年の広範囲製作開始予定といわれるシリーズ第26作のボンド選考が注目される。