デンゼル・ワシントン、ウィル・スミスへの”神対応“「最高の瞬間に悪魔が来る」について説明

(2022年4月3日12:00)

デンゼル・ワシントン、ウィル・スミスへの”神対応“「最高の瞬間に悪魔が来る」について説明
ワシントン㊧とスミス(Instagram/@denzelwashington.official)

ウィル・スミス(53)の”ビンタ事件“で、現場でスミスに「最高の瞬間に悪魔が来るので気をつけなさい」とアドバイスしたとされる”神対応“についてデンゼル・ワシントン(67)が、その真意について語った。

米誌「People」(電子版)によると、ワシントンは2日(現地時間)、牧師のT.D.ジェイクス氏の国際リーダーシップサミットのイベントで、「どんな理由であれ、あの夜、悪魔は彼をつかまえた」と語った。そして、「自分の席に座っているなんてありえなかった」と語った。

ワシントンは事件を目撃して心に響く古い格言を思い出したという。
「悪魔があなたを無視するとき、あなたは何か間違ったことをしていることを知るということわざがあります」と、ワシントンはジェイクスに語った。「悪魔は、"ああ、いや、彼を放っておいてくれ、彼は私のお気に入りなんだ "と言うのです。逆に、悪魔があなたを襲ってくるとき、それはあなたが何か正しいことをしようとしているからかもしれない。そして、どんな理由であれ、あの夜、悪魔は彼に手を出したんだ」。
そして「でも、神の恵みがなければ、私たちの誰も行くことができないのです」としたうえで「私たちは誰を非難すればいいのでしょうか?この状況の裏表をすべて知っているわけではないが、唯一の解決策は祈りだった」と語ったという。
さらに、スミスにはスピリチュアルカウンセリングが必要だと感じていたと思われる他の人々がすぐに介入して介抱したと説明。その中にはタイラー・ペリーも含まれており、ワシントンは2人と一緒に祈ったという。

ワシントンは1989年「グローリー」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。2002年「トレーニングデイ」でシドニー・ポアチエに続いてアフリカ系アメリカ人として2人目となるアカデミー賞主演男優賞を受賞しており、今回のアカデミー賞で自身も「マクベス」で主演男優賞にノミネートされていた。

ワシントンはビンタ事件後のCMタイムにスミスのもとに行き、立ち話をしているのを目撃されている。その場にはタイラー・ペリー、ブラッドリー・クパーもいた。スミスがその後「ドリームプラン」で主演男優賞を受賞し、スピーチでアカデミー関係者らに謝罪し、ワシントンから前述の言葉を言われたことを明かしていた。

スミスは自身のインスタグラムでロックに公式に謝罪し1日(現地時間)、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員を辞任することを発表したが、賞の返上には言及しなかった。会員でなくなると投票権は失うがノミネートは可能だという。アカデミーはスミスに対する懲戒処分を決めるための手続きを開始したことを発表。決定までに数週間かかるとしている。世界を騒がせた前代未聞の“ビンタ事件”に対して、アカデミーがどんな処分を下すのか、そして今後のスミスの俳優声明にどう影響するのか成り行きが注目される。