ウィル・スミス、アカデミー会員を辞任  ”ビンタ事件“を謝罪「私の行動は許しがたいものだった」

(2022年4月2日10:30)

ウィル・スミス、アカデミー会員を辞任  ”ビンタ事件“を謝罪「私の行動は許しがたいものだった」
ウィル・スミス㊧とクリス・ロック(インスタグラムから)

ウィル・スミス(53)が1日(現地時間)、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーを辞任すると発表した。複数の米メディアが報じた。スミスは3月27日(現地時間)に行われた第94回アカデミー賞授賞式でプレゼンターのクリス・ロック(57)を平手打ちして、アカデミーは懲戒処分をすることを発表していた。

スミスは声明で「私は自分の行動に対するあらゆる結果を完全に受け入れるつもりです。第94回アカデミー賞授賞式での私の行動は、衝撃的で痛ましく許しがたいものでした」としたうえで 「私が傷つけた人々のリストは長く、クリス、彼の家族、私の親愛なる友人や愛する人の多く、出席者全員、そして世界中の自宅の視聴者を含みます。私はアカデミーの信頼を裏切りました。他の候補者や受賞者の方々が素晴らしい仕事を称え、祝福される機会を奪ってしまいました。私は心を痛めています」としている。
そして、「私は、その功績が注目されるべき人々に焦点を戻し、アカデミーが映画における創造性と芸術性を支援するための素晴らしい仕事に戻ることができるようにしたいと思います。私は映画芸術科学アカデミーの会員を辞退し、理事会が適切と考えるいかなる結果も受け入れます」とアカデミーの会員を辞任することを明らかにした。
「変化には時間がかかります。私は二度と暴力が理性を凌駕することを許さないために、仕事をすることを約束します」と締めくくった。アカデミーの関係者は、スミスの辞任がこの事件の行動調査に影響を与えることはないと語ったという。アカデミーは数週間以内にスミスに対する懲戒処分を決定する予定だという。