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ハリウッド特急便
ロス市警はウィル・スミスを逮捕しようとした アカデミー賞プロデューサーがTVで明かす
(2022年4月1日11:00)
ウィル・スミス(53)の”アカデミー賞ビンタ事件“で、ロス市警はスミスを暴行容疑で「逮捕することを準備していた」とアカデミー賞のプロデューサーがテレビのインタビューで明かした。米メディアが報じた。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、授賞式のプロデューサー、ウィル・パッカーは1日放送のABC「グッドモーニングアメリカ」のインタビューで、スミスがクリス・ロック(57)を平手打ちした直後に、ロス市警はスミスを暴行容疑で「逮捕する準備をしていた」と明らかにした。
パッカー氏は、ロックが事件直後に彼のオフィスにいたところ、ロス市警の警官がやってきて、スミスに対して行動を起こすよう申し出たと語った。「彼らは、『これは暴行だ』といっていた」という。
警官は「彼を逮捕しに行く。今すぐ逮捕る用意がある」と言い「あなたは告発することができ、われわれは彼を逮捕することができる」と述べたという。しかしロックはスミスを告発することを拒否したという。
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、ビンタ後にスミスに退場するよう求めたとする声明を出したが、パッカーは、授賞式に残っていいと言ったという。アカデミー内部でも意見が分かれていたようだという。結局スミスは授賞式に残りその後に主演男優賞を受賞して、アカデミー関係者や出席者に謝罪した。パッカーは、日曜日の夜に「退屈はしないと言っただろう」とツイートして非難を浴びたという。
アカデミーは30日(現地時間)、理事会を開きスミスに対する懲戒処分の審議を開始したと発表した。アカデミーのデヴィッド・ルビン会長とダウン・ハドソンCEOによると調査を完了するまでに数週間かかるという。