-
OTHER
MLBが大谷選手の元通訳・水原一平氏の疑惑を独自調査
(2024年3月23日11:30)
メジャーリーグ(MLB)は22日(現地時間)、大谷翔平選手(29)の元通訳・水原一平氏(39)が関与した違法スポーツ賭博と「大規模な窃盗」疑惑について、独自の調査を開始した。米メディアが報じた。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、米スポーツ専門チャンネルESPNが、少なくとも450万ドル(約6億8000万円)もの電信送金が大谷の銀行口座から南カリフォルニアのブックメーカーに送られ、FBI(連邦捜査局)の捜査を受けていると報じた後、水原氏が大谷選手の弁護士から「大規模な窃盗」で告発されたことをめぐって、MLBが動いた。
MLBは「メジャーリーグは、大谷翔平と水原一平が関与する疑惑を報道で知って以来、情報収集に努めてきました。本日未明、我々の調査局(DOI)は、この問題を調査する正式なプロセスを開始した」と発表したという。
水原氏は「明らかに、これはすべて私の責任です。すべての結果に直面する覚悟はできている」とESPNに語り、「窃盗や横領で告発されたかどうかについてはコメントしないように忠告された」と付け加えたとう。大谷選手の弁護士は、大谷選手は「大規模な窃盗」の被害者だと主張している。大谷選手が事態を知ったのはいつかと尋ねられた水原氏は、「自分は何も答えることはできないと言われた 」と付け加えたという。
ESPNによると、記者たちはその後メールで「"翔平の口座から本人が知らないうちにお金を引き出しているのではないか」という追加の質問をが、水原氏からの返事はなかったという。ドジャースは今週、開幕戦後に水原氏を解雇した。
水原氏の違法賭博と「大規模な窃盗」疑惑は、捜査当局のFBIだけでなくMLBも調査に乗り出したことが明らかになり、大谷選手も巻き込んでさらに波紋が広がっている。