7代目ジェームズ・ボンド、本命にアーロン・テイラー=ジョンソン浮上 パーパ・エッシードゥ、ヘンリー・カヴィルなどの名前も

(2023年5月14日12:20)

7代目ジェームズ・ボンド、本命にアーロン・テイラー=ジョンソン浮上 パーパ・エッシードゥ、ヘンリー・カヴィルなどの名前も
アーロン・テイラー=ジョンソン(Instagram/@Aarontaylorjohnson)

「007/ノータイム・トゥ・ダイ」(2021年)を最後にジェームズ・ボンド役を引退したダニエル・クレイグ(55)の後継者となる7代目ボンドをめぐって、英俳優アーロン・テイラー=ジョンソン(32)が本命として浮上している。さらにはパーパ・エッシードゥ(32)、ヘンリー・カヴィル(39)などの名前も浮上している。米メディアが報じた。

米PageSixは、アーロン・テイラー=ジョンソンが、次期ジェームズ・ボンドに指名される確率の高い俳優と報じた。

ここ数年、リチャード・マッデン(36)や、トム・ハーディ(45)、イドリス・エルバ(50)などの名前が挙がっていたが、エルバはこの役を引き受けないと発言していた。

現在、最有力候補となっているのは、イギリス人俳優のテイラー=ジョンソンで、すでにプロデューサーのバーバラ・ブロッコリと面会していて、昨年9月にスクリーンテストを受けたと報じられた。

ブックメーカーは現在、テイラー=ジョンソンを最有力候補(オッズ:6-4)としている。ある映画関係者はPage Sixに、この俳優が最初のユダヤ人OO7として登場するのは皮肉なことだと語った。ジェームズ・ボンドの生みの親である作家のイアン・フレミング(1964年、56歳没)は、性差別的で反ユダヤ主義的な見解を持っていたことで知られているからだという。

ハンサムでユーモアのセンスを武器にする32歳のテイラー=ジョンソンは、歴代最高のボンドの一人、偉大なスコットランド人の故ショーン・コネリーを彷彿とさせるという。昨年12月には、アーロンがボンド役のシーンを撮影し、007シリーズの印象的な「銃口のティーザー映像」を撮影したと報じられた。

アーロンは2016年のスリラー映画「ノクターナル・アニマル」でゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞。2012年の「アンナ・カレーニナ」ではキーラ・ナイトレイと共演しヴロンスキー伯爵役を演じて注目された。その他、「キック・アス」シリーズや「アベンジャーズ」のピエトロ・マキシモフ役、そして「ブレット・トレイン」(2022年)でブラッド・ピットと共演している。

■対抗はパーパ・エッシードゥ(Instagram/@pessiedu)

7代目ジェームズ・ボンド、本命にアーロン・テイラー=ジョンソン浮上 パーパ・エッシードゥ、ヘンリー・カヴィルなどの名前も
アーロン・テイラー=ジョンソン(Instagram/@Aarontaylorjohnson)

今月初めに彼への賭けが突然殺到(オッズ:3-1)して初の黒人ジェームズ・ボンドになる可能性が浮上しているのは英俳優パーパ・エッシードゥ(32)。

エッシードゥは、2020年のHBOのドラマシリーズ「I May Destroy You/アイ・メイ・デストロイ・ユー」のクワメ役で、ミカエラ・コエルと共にエミー賞と英国アカデミー賞にノミネートされた。2016年にはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの「ハムレット」と「リア王」に主演しているという。

ほかにジェームズ・ノートン(37)(オッズ:4-1)、元スーパーマン役のヘンリー・カヴィル(オッズ:5-2)、レジェ=ジャン・ペイジ(34)(オッズ:7-1)などの名前が挙がっているという。はたして7代目ジョームズ・ボンドの座は誰が射止めるのか、今後の動向が注目される。

ちなみに、プロデューサーのブロッコリは昨年米Deadlineに、「脚本はないし、次回作にどうアプローチするかを決めるまで、脚本は思いつかない。というのも、この作品は本当にボンドの再発明だからです。撮影は少なくとも2年先だと思う」と語っている。