ドレイク、トラヴィス・スコットのライブ死傷事件に沈黙を破る「私にできることであれば役に立ちたい」

(2021年11月9日20:00)

ドレイク、トラヴィス・スコットのライブ死傷事件に沈黙を破る「私にできることであれば役に立ちたい」
スコットと共演していたドレイク(Insagram/@ champagnepapi )

ラッパーのドレイク(35)は、8人が死亡して数十人が負傷したトラヴィス・スコット(29)のアストロワールド・コンサートで一緒にステージに立って以来、初めて沈黙を破った。「私はすべての人のために祈り続け、私にできることであればお役に立ちたい」などとコメントした。

米サイト「TMZ」によると、ドレイクは8日(現地時間)、長文の声明を自身のインスタグラムに投稿し「この壊滅的な悲劇を理解するために、ここ数日を費やしてきました。悲しみのデリケートな感情を表現するために、このようなプラットフォームに頼るのは嫌ですが、これが僕の置かれている状況です」とコメントした。
続けて「命を落とした方のご家族や友人、そして苦しんでいる方のために、私は心を痛めています。私はすべての人のために祈り続け、私にできることであればお役に立ちたいと思います。神が皆さんと共にありますように」とつづった。

ドレイクは、5日(現地時間)、米テキサス州にヒューストンで開催されたフェスティバルにサプライズ出演し、ステージに飛び入りしてスコットと「Sicko Mode」などのヒット曲を披露した。ドレイクとスコットの関係者によると、2人とも群衆の中で起こっていることの重大さをまったく理解していなかったという。

ドレイク、トラヴィス・スコットのライブ死傷事件に沈黙を破る「私は心を痛めています」
トラヴィスス・スコット(Insagram/@travisscott)

ライブではファンの波がステージに押し寄せパニック状態になり死傷者が出た。このライブはドレイクのイベントではなかったが、スコットと共にドレイクもこのコンサートによって肉体的、精神的に深刻なストレスを受けたと主張する人々から訴訟の被告として指名されているという。スコットは、ライブで亡くなった8人の葬儀費用を負担し、セラピーを手掛けるBetterHelpと提携してメンタルヘルスのサービスを必要とする人に提供しているという。犠牲者の年齢は14歳から27歳までの少年や若者だったという。