アンジェリーナ・ジョリー、新作映画について語る 「自分の人生で少し打ちのめされたと感じて新しい役が必要だった」

(2021年5月6日20:50)

アンジェリーナ・ジョリー(45)が、新作映画 「Those Who Wish Me Dead 」に出演したことについて「自分の人生の中で少し打ちのめされていたと感じていて、新しい役が必要だった」などと語った。

(「Those Who Wish Me Dead」でベテラン消防士に扮したアンジー=インスタグラムから)

米サイト「TooFab」によると、アンジーことアンジェリーナ・ジョリーは、自身の人生に起きている困難に立ち向かうために、同作のスーパーヒロイン、ハンナ・フェイバーのキャラクターを演じることが「必要だった」などと明かした。

「マレフィセント2」(2019年)以来の主演作となる「Those Who Wish Me Dead」は、父親を殺した双子の暗殺者から命を狙われる少年と出会ったアンジー演じるベテランの消防隊員ハンナ・フェイバーが、少年を監視塔に避難させるが、暗殺者が2人を見つけるために森に火をつけ、ハンナは少年を連れて炎の中を生き延びるために闘うというサバイバル・サスペンスアクション。5月14日から全米で劇場公開され、同時にHBO Maxで配信される。

アンジーは同作について「私は、自分の人生に少し疲れていると感じていました。そして、自分を保てていないような気がして、少し壊れているような気がしました。そして炎の中を通り抜けようと考えました。自分に襲いかかってくるものが何であれ、それを乗り越えようとしたのです」などと語った。

また「ET」のインタビューでは「誰でも人生の中で心が折れそうになる時がありますが、私もそんな時期がありました。私にも、あまり言いたくはないけれど、圧倒されたり、壊れてしまったりするようなことがありました。ですから、このような機会を得られたことは、とても幸運なことだと思います。すべての女性が人生の中でこのような機会を持てることを願っています」などと語った。「私は誰にでもそれを勧めます。あなたが映画俳優でなくてもそれは問題ではありません。どこかへ行って、自分に何があるのか見てください。今までやったことがないことにトライしてあなたの中にある強さを再発見してください」と呼びかけた。

アンジーは何に「打ちのめされた」のか具体的な内容については言及しなかったが、同作はブラッド・ピットとの離婚申請から3年後の2019年に撮影されたという。現在、2人は、マドックス(19)、パックス(17)、ザハラ(16)、シャイロ(14)、そして双子のノックスとヴィヴィアン(12)6人の子どもたちの親権をめぐって裁判が続いている。アンジーは同作に続いて「ノマドランド」で第93回アカデミー賞監督賞と作品賞を受賞したクロエ・ジャオ監督がメガホンを取った不死身の宇宙種族エターナルズの活躍を描くスーパーヒーロー映画「エターナルズ」(全米11月2日公開)にも主演しており女優本格復帰が注目される。