デミ・ロヴァート、LAのフローズンヨーグルト・チェーン店に謝して同店との確執に終止符

(2021年4月20日13:15)

デミ・ロヴァート(28)が、ロサンゼルスのフローズンヨーグルト・チェーン「The Bigg Chill」に苦情を述べて”炎上“した問題で、インスタグラムで真意を説明して謝罪し、同店との確執に終止符を打った。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ロヴァートは19日(現地時間)、インスタグラムに動画を投稿して、自分の「The Bigg Chill」に対するメッセージが「誤解されてしまった。気分を害した人がいたらごめんなさい」と謝罪して、自分の主張の真意を説明した。

ロヴァートは、18 日(現地時間)、インスタグラム・ストーリーズで最近行った同店について「カウンターに着く前にたくさんのシュガーレスのクッキーやその他のダイエット食品の前を通り過ぎなければならなくて@ thebiggchillofficial(The Big Chill)でフローズンヨーグルトを注文するのは非常に難しいと思いました。もっとうまくやって」と注文を付けた。

The Bigg ChillはDMでロヴァートに対応して「私たちは過去36年間、お客様のあらゆるニーズにお応えしてきました。不快な思いをさせてしまったことは申し訳ありませんでした」と謝罪したという。一方でネット上ではロヴァートの“苦情”は神経質過ぎるのではという声もあったようだ。

ロヴァートは動画のメッセージで「この店にメッセージを送ったのは、自分が納得できない行動やブランド戦略を非難したかったからです。摂食障害と向き合い、摂食障害から回復しつつある者として、今日に至るまで、フローズンヨーグルトの店に入ってヨーグルトを注文し、それに満足して食べ続けることができないのです」と訴えた。「摂食障害でフローズンヨーグルトと格闘している人がいます。だからこそ、店に入ってダイエットの商品を見ると超敏感になってしまうのよ」という。

「私の依存についていうと、薬物依存はそこから立ち去って一生二度と触れないようにすることができるわ。でも、私は1日3回食べなければならない。そのヨーグルト屋を出たとき、欲しかったヨーグルトを手に入れることができなかった。そして、その週末の残りの時間は、正直言って辛いものでした」という。一方でThe Bigg Chillのマーケティングや、例えばセリアック病の人のために特定のアイテムを表示していることについて間違った見方をしてしまったことを認めた。

「みんなが間違った方向に受け取ってしまうことになったことをは純粋に申し訳なく思っています。ただ、私は本当に感情的になってしまうの」とロヴァートは語る。「憎しみから出たものではなく、愛から出たもので、人々を元気づけようとしたの」という。そして「摂食障害の人がどこに行っても安心して食事ができるようにしてほしい。それが私の願いです。摂食障害から回復していて、ちょっとフローズンヨーグルトを食べたいだけの人も含めて、みんなにとってこの環境をより安全にすることができるなら、ビーガンや糖尿病の人にもフローズンヨーグルトを提供できるなら行きましょう」と締めくくった。

ロヴァ―トはアルコール・薬物乱用や摂食障害を患いリハビリ施設に入所したりしたが2015年5月にそれまで3年間、飲酒と薬物乱用を一切しなかったことを公表した。だが2018年10月、ヘロインの過剰摂取で意識不明になり病院に搬送される騒動を起こした。また、双極性障害や摂食障害などを体験したことから、精神疾患患者の自助グループを支援している。