バイデン大統領の娘と孫娘4人がTV出演 大統領の素顔と秘話明かす

(2021年1月24日11:30)

バイデン大統領の娘と孫娘4人がTV出演 大統領の素顔と秘話明かす
(前列左からナオミさん、フィネガンさん、アシュリーさん。後列左がメイジーさん、同右がナタリーさん=米NBCテレビ「トゥディ」から)

ジョー・バイデン新大統領(78)の娘アシュリーさん(39)と孫娘のナオミさん(27)、フィネガンさん(22)、メイジーさん(20)、ナタリーさん(16)がそろって米NBCの朝の情報番組「トゥディ」(Today)に出演してバイデン大統領の素顔やファミリーの秘話を明かした。

米誌「People」(電子版)によると、ジョー・バイデン新大統領とファーストレディ、ジル・バイデン(69)の唯一の娘アシュリーさんと孫娘の4人は、みんな一つの家族のようなものだと明かした。ナタリーさんは2015年に脳腫瘍ため46歳の若さで死去した大統領と最初の妻で1972年に交通事故で亡くなったネイリアさんとの間の長男ボー・バイデンさんの長女。ナオミさん、フィネガンさん、メイジーさんの3人はバイデン大統領とネイリアさんとの間の次男で実業家のハンター・バイデン氏(50)の娘である。5人とも才色兼備でマスコミから注目されている。

メイジーさんは「彼は文字通り、数日おきに私たちの一人だけにではなくみんなに電話をかけてくるの」と語った。「私に電話をして、次にナタリーに電話して、次にナオミに電話して、フィン(フィネガンさん)に電話をして、次にアシュリーに電話して…」といつもみんなに電話するという。

バイデン大統領がオバマ大統領の2期8年の任期中に副大統領を務めていた時も、孫娘たちの運動会や学校の演劇、タレントショーなどできる限り多くの行事に参加するように努力していたとメイジーさんは付け加えた。「彼は自分が参加できるものなら何でも参加していました。彼が現れるのを見るのはいつも楽しいものでした」という。

娘のアシュリーさんは、バイデン家の波乱の人生を象徴する悲劇にも触れ、父親が「喪失」によって変わったことを指摘した。バイデン氏がデラウェア州選出の上院議員に選出されてから1か月後の1972年12月、最初の妻ネイリアさんと生後13ヶ月の娘ナオミさんは、クリスマスツリーを買いにステーションワゴンで出かけたときにトレーラーと衝突する交通事故で亡くなり、同乗していた当時4歳の長男ボーさんと3歳の次男ハンターは一命をとりとめたが重傷を負って長期間入院した。
1975年、モデルとして広告に出ていたジルさんに一目ぼれして、5回プロポーズして断られた後の1977年に現在の妻のジルさんと再婚。ボーさんは地元デラウェア州司法長官となり「バイデン家の希望の星」といわれていたが2015年に脳腫瘍を患い46歳の若さで亡くなったのだった。

アシュリーさんは「トゥデイ」で「パパはとても共感力があり、他人の痛みを感じ慰める能力を持っています」と語った。「パパがどこにいようと、どんな会議中であろうと、子供たちの誰かが電話をかけてきたら、パパに知らせなければならないというルールが今もあるの」とアシュリーさんは付け加えた。

孫娘ナタリーさんは、毎年感謝祭にマサチューセッツ州のナンタケットに旅行してバイデン氏をはじめとする家族で寒中水泳を楽しむ思い出を話した。メイジーさんは、毎年恒例の家族の伝統行事は、副大統領になり警備が強化されたために、より困難なものになったと付け加えた。「シークレットサービスはダイバーやスイマーを全員連れてこなければならないので、いつも大変でした」と語った。

娘と孫たちはバイデン氏が大統領選に出馬する前に「祖父母と直接会って、出馬してほしいというだけでなく、もし出馬しても自分たちは大丈夫だということを伝えようと、みんなで合意したの」とナオミさんは語った。

昨年11月7日朝(現地時間)、バイデン氏に当確が出たときに、「みんな泣いていました。私たちはその瞬間をいつまでも覚えていると思います」とフィネガンさんは語った。バイデン氏をはじめ家族はみんなで抱き合い、その時の写真をナオミさんがツイッターに投稿した。「私たちは勝った!」と喜んだという。

メディアの対策についてはオバマ元大統領の娘のサーシャさんとマリアさんの2人からアドバイスをもらったという。「私たちは、私たちの友人の2人が本当に困難だった8年間をうまく対応するのを見ることができる特権を持っていました。だから私たちは彼らからいいアドバイスをもらうことができると思います」とフィネガンさんは語った。

ナオミさんはワシントンD.C.に住んでおり、名門コロンビア法科大学院の最近の卒業生である。「祖父母は今では私のアパートからわずか数マイルしか離れていないので、「食べ物を盗みに(ホワイトハウスに)行くことができます」と笑った。ナオミさんはSNSで12万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーでその発信力からバイデンファミリーの”広報官”ともいわれているという。

アシュリーさんは6日(現地時間)に起きたトランプ前大統領の支持者による連邦議会議事堂乱入事件について言及した。「深く悲しみました。ここは私が子供の頃に通って育った場所で、父が30年以上も働いてきた場所です。神聖な場所なんです本当に」と語り「父親の安全を心配していますがシークレットサービスの警備には自信を持っています」と語った。「父が国を癒す時だと私たちは皆知っています」と彼女は言った。大統領の末っ子であるアシュリーさんは大統領選では何度も父親と一緒に選挙運動に登場していた。アシュリーさんは、バイデン氏の勝利演説が終わった後にステージで踊っていたという。