マリリン・モンローの『ナイアガラ』のオフスクリーン・ショットがオークションに出品へ

(2020年3月2日)

マリリン・モンローが主演したサスペンス映画「ナイアガラ」(1953年)の撮影中にカメラマンが撮影したオフスクリーン・ショットの大量のネガがオークションに出品されることが分かった。

米芸能サイト「TMZ」によると、1953年に公開されたモンロー初の主演作「ナイアガラ」が撮影されていたときに、カナダのジャーナリストでカメラマンのジョック・カロールが撮影現場のモンローなどを撮影した写真のネガが227点残されていて、そのうちの198点がモンローの写真だという。

大半はモノクロのネガでカラーのポジも含まれているという。 カロールは死ぬ前にそれらのネガの権利を息子に渡していたという。息子がバイヤーに託し、モンロー財団の許可も得てオークションに出品される予定だという。関係者は落札価格は5万ドル(約540万円)と予想している。

「ナイアガラ」は、ナイアガラの滝を臨むロッジに夫のジョージ(ジョセフ・コットン)と宿泊していたローズ(モンロー)が、愛人のパトリック(リチャード・アラン)と共謀して夫を自殺に見せかけて殺そうとするが、逆に愛人が夫に殺されてしまい自分も夫に追い詰められていくというサスペンス。モンローが劇中で「モンロー・ウォーク」と呼ばれたセクシーな歩き方を披露して話題になった。

■マリリン・モンロー

1926年6月1日、ロサンゼルス生まれ。「ナイアガラ」(1953)、「紳士は金髪がお好き」(同)、「百万長者と結婚する方法」(同)で一躍スター女優になり米国のセックスシンボルとなる。その後も「七年目の浮気」(1955年)、「バス停留所」(1956年)、「王子と踊り子」(1957年)などの多数の映画に出演した。私生活ではヤンキースのスター選手、ジョー・ディマジオ、劇作家のアーサー・ミラーと2度結婚・離婚。ケネディ大統領と弟のロバート・ケネディ司法長官との不倫で知られる。1962年8月5日、36歳の若さで急死。ロサンゼルス郊外の自宅寝室で全裸で死亡しているのが発見され、睡眠薬の過剰摂取による自殺とされたが他殺説が根強く取りざたされている。