NHK紅白、歌手別視聴率1位はMISIAの39.2% 2位は福山雅治

(2021年1月5日11:30)

 NHK紅白、歌手別視聴率1位はMISIAの39.2% 2位は福山雅治
MISIA(Instagaram/@misia.singer)

昨年大みそかに放送された「第72回紅白歌合戦」の歌手別視聴率が4日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区では大トリのMISIA(43)が藤井風(24)のピアノ伴奏で「Higher Love」を歌い39.2%で1位。2位は福山雅治(52)の37.3%だった。なお、紅白第2部の平均世帯視聴率は関東地区で34.3%で紅白史上ワーストだった。

番組全体の瞬間最高視聴率は、MISIAが歌い終わってから「来年こそみなさんにとって素晴らしい年になりますように、明日への思いを込めて歌いました」とコメントしたときの39.3%だった。2020年は嵐が47.2%を記録しており7.9ポイント下回った。

歌手別視聴率の2位は福山雅治の37.3%。以下3位・鈴木雅之(36.2%)、4位・ゆず(35.9%)、5位・薬師丸ひろ子(35.8%)、6位・氷川きよし、布袋寅泰、(35.7%)、8位・石川さゆり(35.6%)、9位・高橋洋子(35.5%)、10位・YOASOBI(35.4%)。

今回の紅白は大泉洋と川口春奈の司会ぶりも好評で、出場歌手もバラエティに富み、松平健の「マツケンサンバⅡ」などの企画や時代を反映した「Colorful~カラフル~」というテーマなど演出も進化を見せていた。だが結果は2020年の40.3%から6ポイント下げて史上最低となった。その要因としては前回の嵐や2018年のサザンの桑田佳祐と松任谷由実の共演(45.3%)のような高視聴率必至の”キラーコンテンツ“がなかったことや、加速するテレビ離れ。コロナ感染者の減少で大みそかに外出する人が多かったとみられること。さらには五木ひろしなどの年配の視聴者を引き付ける大物演歌歌手の減少も影響したとみられる。次回の第73回でリベンジはあるのか成り行きが注目される。