渡部建、緊急謝罪会見「深く深く反省」も「復帰」は「申し上げられない」 松本人志が「オレと渡部の共演は当分ないと思うよ~」とツイートするなど前途多難

(2020年12月3日22:55)

渡部建、緊急謝罪会見「深く深く反省」も「復帰」は「申し上げられない」 松本人志が「オレと渡部の共演は当分ないと思うよ~」とツイートするなど前途多難
記者会見する渡部建(「FNNプライムオンライン」から)

6月に複数の女性との不倫を週刊誌に報じられ芸能活動を自粛していたお笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建(48)が3日午後7時から、都内で記者会見して謝罪して「本当にバカなことをした」などと謝罪した。一方で「なぜ多目的トイレで行為?」と聞かれて答えに詰まったり、一部で報じられた「復帰」をめぐって「私の口からは申し上げられない」と言うなど苦しい対応となった。そうしたなか、松本人志が「オレと渡部の共演は当分ないと思うよ~。」とツイートするなど前途多難の雲行きとなった。

渡部は会見の冒頭で「この度私がしてしまった大変軽率な行動により、多くの関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけし、そして多くの視聴者の皆様に大変不快な思いをさせてしまったことを心より深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を述べ、深々と頭を下げた。

「そして騒動後にこういった謝罪会見がこのように遅くなってしまったこと、そして報道にもありました、大変不適切な場所での不貞行為、これに関しても深く深くお詫び申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と”多目的トイレ不倫“についても謝罪して再び頭を下げた。

そして「週刊文春」の記事の内容について「おおむね報道にあった通りです」と認め「本当に最低な行為だったと思います」と語った。
不倫が結婚前にあったのか結婚後なのかについては佐々木希が相手女性に電話で追及したと報じられたが「記事にあった通り、結婚前のことにできないかということで、相手女性に電話して、卑怯なやり方なんですけど、口裏を合わせていただくような電話をしてしましました」という。「(相手女性と)電話をしているときに隣に奥さんがいるということを話して、ぼくのほうから『最後にあったのは結婚前だったよね』というようなことをいって、口裏を合わせていただくように促してしまいました」という。

■妻の佐々木希「ものすごく取り乱しておりました」「日々信頼を取り戻している最中です」

佐々木から何と言われたかについては「それはもう、あのう、とにかく、当然すぐには受け入れないですし、まあ、僕がどれだけ謝罪しても、当然すぐにじゃわかりましたってことではないんですけど、やはり今までの生き方が間違っていたではないかと。これからの人生で信頼を回復していくんではないかという…すぐに結論に至ったというのではなく時間をかけて話し合いを重ねて、そう言ってもらいました」と言葉を選びながら語った。
そう言ってもらったということは離婚はないということかという質問には「こういうことがあって、謝って。じゃあ離婚はなしねということではなくて、これからの僕自身の行動、生き方で信頼を回復してくれと。なので日々信頼を取り戻している最中です」という。

佐々木は取り乱したりはなかったかと聞かれ「これだけのことをしたので、もちろんですけども、ものすごく当然取り乱しておりました」という。「信じられないということだったりとか、うーん、なぜということだったりとか」と語った。「本当にバカなことをした。いいかげんなことをしてしまったということをとにかく謝罪しました」という。

■多目的トイレでの行為に「そういった場所を利用している方に大変ご不便とご迷惑をおかけして本当に深く深く反省しております」

多目的トイレで行為に及び、1万円を渡したと報じられたことについて、女性レポーターから「ぞっとするというか驚いた」と言われ「本当におっしゃる通りですね。本当にひどいことをしてしまった」と語った。
さらに「なぜその場所だったんですか」と聞かれて「うーん、そうですね、本当にぼくの」と言って考え込み「ぼくの自己中心的な考えといいますか…本当にバカなことをというか」 などとあいまいな答えに終始した。多目的トイレは車いすの人とかお年寄りの方とかが使用される場所ですよねといわれ「はい、本当にこのことに関しては最も謝らなければならないことの一つで、普段そういった場所を利用している方に大変ご不便とご迷惑をおかけして本当に深く深く反省しております」と謝罪した。

■「1万円」については「身勝手なことだったと思いますし…もちろん、そういったことの対価のつもりはなかったといいますか…」

また女性に「1万円」を渡したことについて「どういう1万円になるんですか?」と女性レポーターに鋭く追及されて「…本当に…身勝手なことだったと思いますし…もちろん、そういったことの…何と言いますか…対価のつもりはなかったといいますか…」とここも苦しい”答弁“となった。さらに「お相手の女性は渡部さんにとってどういう存在になりますか」と問われ「本当にぼくのこういった、バカで自己中心的で、えー…欲深いことに…うーん…付き合ってくれた女性だと」と答えた。「大変申し訳ありませんが、そう言った気持ちはありませんでした。そういった気持ちがない相手とそういった行為に及んでたということは、これも深く深く反省しなくてはと。ぼくの本当に至らないところだなと思っております」などと語った。相手の女性が、1人の女性として扱ってほしかったとコメントしていることについては「大変反省しております」と語った。女性は「とある方の紹介で知り合いました」という。

(セックス)依存症ということはないのかという質問には、別の件で精神科に行ったとき総合的にカウンセリングをしてもらった結果、依存症ではないといわれたという。

■TV番組出演報道については「私の口からは申し上げられない。本当に申し訳ありません」

渡部が大みそかに放送される日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の「絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時」で復帰すると報じられ、すでに収録済みとの報道もあった。これに対して「謝罪会見もしないまま復帰するのか」などとネット上を中心に批判的な声が上がっていた。<br> このことを聞かれると「私の口からは申し上げられない。本当に申し訳ありません」と出演したかや収録したかどうかについても答えなかった。また「収録はしたのか」「謝罪会見の前にすでに仕事はしているのか」と聞かれて「本当に申し訳ありません。私の口から申し上げられません」「放送前の番組について私の口からは言えないということです」と苦しい”答弁“を繰り返した。「今日はまずは遅ればせながら謝罪をしたいということです」と語った。「6月に謝罪会見をして、その後自粛していればこういうことにはならなかった。本当に申し訳ない」などと悔やんだ。

■松本人志ツイート「あえて会見の前に。。。」共演拒否か

そうしたなか松本人志は「あえて会見の前に。。。オレと渡部の共演は当分ないと思うよ~。」とツイッターで通告した。松本に見放されピンチを迎えている。

最後に家族について聞かれ「かけがいのないもので。こういったことをして、失っても当然なのに、まだ家族という形態をとらせてもらっていることは、本当に僕の生き方や振る舞い方だと思方だと思います」と語った。

■渡部健の不倫騒動の経過

渡部の不倫は6月に「週刊文春」が報じて発覚した。不倫相手の1人の都内在住の女性は同誌の取材に「多いときには週2回ほど」「トータルで30回は超えているかもしれません」などと証言。密会場所は六本木ヒルズの多目的トイレだったという証言などが大きな波紋を広げた。また、渡部の複数の女性との不倫を知った妻で女優の佐々木希が逆上して渡部の不倫相手の女性の1人に電話して「彼と最後に会ったのはいつ?」などと問い詰めるなど修羅場を演じたなどと報じられた。


渡部は所属事務所の公式ホームページで謝罪コメントを発表。「今回の報道に関しましては、私の不徳の致すところであり、家族を深く傷つけ、また、普段お世話になっている仕事関係の皆様、応援をしてくださる皆様に対し多大なご迷惑をおかけしたと大変猛省しております。妻にも説明し、謝罪しました。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

渡部は当時TBS系「王様のブランチ」、森高千里とMCを担当するフジテレビ系「Love music」(日曜24時30分)、日本テレビ「ヒルナンデス!」(月~金、午前11時55分)、テレビ朝日系「相葉マナブ」(日曜午後6時)、日本テレビ系「行列のできる法律相談所」(日曜午後9時)、TBS系「アカデミーナイトG」(火曜深夜)、ラジオ番組のJ-WAVE「GOLD RUSH」のナビゲーターなど約10本のレギュラーを抱えている売れっ子で、突然の出演全面自粛申し入れにTV各局が対応に追われた。

■渡部建(わたべ・けん)1972年9月23日生まれ。東京都出身1993 年、大学2年のときに高校の同級生児島一哉(48)に誘われてお笑いコンビ「アンジャッシュ」を結成。プロダクション人力舎所属。「王様のブランチ」などでそつのない司会ぶりと清潔感のあるキャラクターで人気がある。2017年4月に女優の佐々木希(32)と結婚。翌18 年9月に第1子となる男児が誕生した。