アンジャッシュ・児嶋一哉がラジオ番組で涙の謝罪 渡部を叱る「大バカで調子に乗ってた」

(2020年6月12日)

アンジャッシュ・児嶋一哉がラジオ番組で涙の謝罪 渡部を叱る「大バカで調子に乗ってた」
(アンジャッシュの児嶋㊧と渡部=所属事務所のHPから)

複数の女性との不倫を「週刊文春」で報じられ番組出演を自粛しているお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(47)がナビゲーターを務める12日放送のJ-WAVE「GOLD RUSH」(金曜午後4時半)に相方の児嶋一哉(47)が代役で出演して、涙ながらに相方の不倫騒動を謝罪し、渡部を叱りアンジャッシュの今後について語った。

「うちの相方渡部が不倫をしまして、それが笑えない、タチが悪い、気分が悪い、相方から見てもちょっと気持ち悪い不倫をしまして世間をものすごく騒がせてしまっています。それであいつは自粛という形でもう出てないので今日は僕がやらしていただくことになりました」と報告。

■「本当にバカで、大バカで、もう調子に乗ってたんですね」

そして言葉を詰まらせて「本当にバカで、大バカで、もう調子に乗ってたんですね、仕事もうまくいくし、ぷあらいべーとも順風満帆だし、天狗だったんですよね。もう自分が、そうですね、勘違いしてたんですよ」と不祥事を起こした相方を厳しく叱った。

「もう本当に、人の痛みとか、思いやりとか、優しさとか、愛とか、そういうのがないんですよ。だからこういうことになるんですよ」と語気を強めた。

「浮気した方々だけではなく、スタッフさんとかに対する態度、芸人仲間に対する態度、いわしてもらえば、ぼくに対する態度も、振り返ればダメですよあいつは。お前何でそんなひどいひどい傷つくようなことを平気で言うんだと。思いやりが愛がないんです、優しさが。だからそういう事になる。僕もすごい前ですけど、10年以上前に切れて、ちょっとけんかになったこともありますけど、やっぱなんだろうな、あいつ頭はいいですからね、理論武装 してなんか響かなかったなってこともあって。ずっと、ぶっちゃけ、アンジャッシュは仲良しコンビではない、めちゃくちゃ仲悪いときもあれば、ちょっと話したりするときもあったんですけ、やっぱり、振り返れば何でお前そんなこと言うんだ、なんだそのオレに対するいいかたは、どういうつもりなんだ、愛を何にも感じねえぞということありました。そのとに僕が相方としてちゃんと、お前そういうのダメだぞとか、スタッフさん対してもそうだしと言っておけば、もしかしたらこういうことにならなかったのかなとかは思いますけど」と涙声になり絞り出すように語った。

■「僕の弱い部分があいつを甘やかしたんだなって思ったりもしてますね」

「僕も情けないんですけど、渡部は渡部で仕事を頑張ってますよ。あいつはその辺は無茶苦茶頑張ってますよ。現にいっぱい仕事増えて僕なんかより全然売れてるっていうのもあって、アンジャッシュの関係性的にもなかなかこうあいつを叱るというのがなんか立場的にもしずらくて、あんまりあいつになにかを言うってことは10年ぐらいなかったかもしれないですね。立場的にも弱かったですよ。オレがなんか言っても変な空気になったら本番で冷たくされてもなあとか、そういう情けない思いもあったりした僕の弱い部分があいつを甘やかしたんだなって思ったりもしてますね。でもダメです本当に大バカ野郎です」と涙声になり、鼻をすすりながら率直な心情や本音を吐露した。

「凄く多くの方に迷惑をかけてまして、僕のところにもツイッターで励ましや応援のメッセージをいただいたり、スタッフさん仲間、同業者の方から、頑張れよとかいろんなメッセージ頂いてるんですけど、それを見ると泣いちゃうんですよね。やっぱり本当に多くの人に支えられて、ぼくらはやってこれてんだなって」と話した。

■「全部裏切って迷惑かけました。本当に申し訳ありません」

「皆さん本当に心配してますよ。僕のところにそれだけたくさんの電話が来てるっていうことは、あいつのとこにもいっぱいお叱りとか来てるんでしょうけど。本当に迷惑をかけておりますよ。スポンサーさんね、CMも、アンジャッシュでもそうですし渡部もいっぱいやらしてもらっているし、もうどれだけ迷惑かけているのか。撮影した方々もそうですよね、企業の方々も何人になるんだよっていう話で迷惑かけているのが本当にすみません」

「それで番組関係ですよね、レギュラー10本、そんなにやってんのかいって思いましたけど、えー全部ダメですし、撮り直ししなきゃいけないのももちろんあるだろうし、この番組もそうですよ、このJ-WAVE『GOLD RUSH』だって、渡部がやった方がいいんですよ。進行うまいんだし、しゃべりうまいんだから。J-WAVEにも迷惑かけてるんですよ、児嶋がやって。つたないこんな喋りで、J-WAVE優しいから使ってくれてんですよ。児嶋かわいそうだから今日はやらしてやろうという事で、オレも迷惑かけてるんですよ。スタッフさんもそうだし。あと演者もそうですよね。収録してるものが放送できなくなったものもあるし、撮り直しでまた来てもらうこともあるのかな。事務所にもそうですよね。とんでもない迷惑が掛かってるんですよ。本当に申し訳ありません」

「あとは、ファンの方々ですね。アンジャッシュのファンそんなにいるのかって言われたらちょっと自信はないんですけど、そこまで好きじゃなくても、昔はエンタ―見て笑いましたとか、ちょっとだけ好きという方も入れたらそこそこいるんじゃないかなって思ってるんですけど、そういう方も全部裏切って迷惑かけました。本当に申し訳ありません」

「あとはそうですね、今回の報道でも、本当に、ぼくもそうなんですけど気分を害した方がとんでもない数いると思うんですね。そう言った方々にも、本当にうちの渡部がとんでもないご迷惑をかけて申し訳ありませんでした」

■「僕にも謝ってきて『心入れ替える』っていうやり取りはありました」

「これからのこととか、まだそんなしゃべるような段階ではなかなかないんですけど、まあ、あいつはそういうのを本当に改めて、1回2回電話して当然僕にも謝ってきて『心入れ替える』っていうやり取りはありましたけど。あいつもオレに謝ってくることとかないんで、聴いていると切なくなる部分と、ああちゃんとここは怒んなきゃなということで、お前これだけ迷惑かけてるぞという事はちゃんと怒ったつもりだったりとか、いろんな感情があるんですけど、まあ、人間そんなに簡単に変われるとは正直思っていないんで、もう何年かかるかわかんないですけど、本当にお前が言った通り心を入れ替えて、人の気持ちがわかる、優しさ、愛がある人間に生まれ変わらなければだめですよ」

■「小手先に走らず心で人と通じ合える人間になってほしい」

「復帰どうこうとかまだ全然早いですけど、もしね、許してもらえてそういう場が与えられるようになったときには、ガラッと人間変わってなきゃダメですし。仮に復帰できなくてほかの仕事するとしても人間的に変わってないと、人と人の付き合いですからね仕事は。絶対人とやるものですから、変わってないとどの世界でもダメですよ。変に口先がうまくて頭が回るけど、小手先に走らず心で人と通じ合える人間になってほしいですね」

「僕、個人的にもですね、許してもらえるなら今まで通り一人で仕事は一人で頑張っていこうって、それしかないですね。目の前の仕事を一生懸命やらしていただいて、いろいろあって渡部の穴埋めっていうかフォローっていうか、そういう仕事も多分あるでしょうから、それも一生懸命やらしていただいて。予定通り入っている仕事を一生懸命やらしていただいて、これからも使ってもらいえるならやりたいし、もうこれでもしかしたらなくなっちゃうかもしれませんけれども、それはもう、アンジャッシュとしてもう27年ぐらいですかね、知り合って30年やってきて、ぼくが僕があいつを誘って、そいつがやってしまった事なんで、それはもうしょうがなくて受け止めるしかないですけど…という事で改めて本当にうちの相方がご迷惑かけて申し訳ございました」と締めくくった。