アンジャッシュ・渡部建の不倫騒動に「スッキリ」で加藤浩次、春菜らが厳しく非難

(2020年6月11日)

アンジャッシュ・渡部建の不倫報道に加藤浩次「調子に乗っていた」
(渡部建の不倫騒動について語る加藤㊨=11日放送の日本テレビ系「スッキリ」)

 複数の女性との不倫を11日発売の「週刊文春」で報じられたお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(47)の不倫騒動が大きな波紋を広げる中、民放各局の11日放送の情報番組で大きく取りあげられた。そうしたなか、日本テレビ系「スッキリ」(月~金、午前8時)では司会の加藤浩次が「勘違いしてんじゃないの渡部って思うこともあった」などと苦言を呈したのを始め、春菜やコメンテーターの日本テレビ解説委員・下川美奈氏も厳しく非難するなど改めて波紋が広がっている。

■加藤「ちょっと勘違いしてんじゃないの渡部って思うこともすごいあった」 

加藤は冒頭で「週刊文春」の報道などが紹介されたのを受けて「今回の渡部の件で不思議だなと思うのは、最初に活動自粛を渡部が言ってるわけなんだよね。それから記事が出るっていう。まず最初に「週刊文春」に渡部が直撃されて、記事が出る前に自分でまず火消しに走ったっていうことなんだけど、結局火に油を注いでいる感じもするのね。やってる内容がバーッと出てきてしまうと、エーッそんなのって僕も思ったことあるし、ちょっと勘違いしてんじゃないのお前、渡部って思うこともすごいあったのね」と感想を述べた。

今回の騒動の発端は9日に渡部がテレビ局やラジオ局に番組出演自粛を申し入れたことが報じられ、視聴者が不快に思うようなスキャンダルを起こしたため「番組に迷惑を掛けたくない」ということだった。翌10日に「週刊文春」が渡部の複数の女性との不倫を報じていることが判明して、所属事務所のHPで謝罪し、事務所は渡部の当面の活動自粛を発表した。

■日テレ解説委員・下川美奈氏「率直な印象として気持ち悪いなって思ってしまった」「女性を人間として見ていないような」

コメンテーターの日本テレビ報道局社会部解説委員・下川美奈氏は「記事が出る2日も前から自らこういう発表をされるってことは、これちょっと尋常じゃないなっていう印象は当初から持ちました」とした上で「不倫であってもどうしても好きになってしまったっていう恋愛感情の果てであれば、とやかく私なんかが言う話じゃないかなっていう気もするっていうスタンスなんですけど、今回記事を読んで率直な印象として気持ち悪いなって思ってしまった。行為の描写とかもそうなんですけど、女性を人間として見ていないような、もちろんここに書かれていることがすべてが本当かどうかもわからないし、渡部さんが妻帯者と知りながら関係を持った女性に対する批判の声、そんな人がべらべらしゃべることに対する批判の声があるのも分かるんですけれども、ここで思い出したのが昔の有力政治家の山崎拓さんの女性関係を赤裸々に漏らした相手の愛人だった女性が『自分を性の奴隷のように扱われてなければこんなこと喋らなかった』といったことを思い出した」という。「自分以外の人間の尊厳を重視していらっしゃらなかったんだっていう風に見えてしまったことが何よりも残念だなという気持ちになった」と語った。

■春菜「渡部さん何やってるんですか」「いろんなところに思いやりが足りなかった」

春菜は「事前に活動自粛します。理由は不快なスキャンダルがあるからというところで、みんながなんなんだろうそれってといって、本当のスキャンダルじゃないところで予想とか憶測が飛んで、よけい火に油を注いでしまった」と指摘。「いざ記事を読んでみたら、率直に私は、渡部さん何やってるんですかっていう思いがあって、なんで嫌な気持ちになるんだろうって思ったときに、下川さんがおっしゃった通り、いろんなことに思いやりが足りないんだなって思って」という。

「そもそも奥さんに対する思いやりがなくて浮気をしてしまったというところもあるんですけど、こうやって記事が出るってことは女性3人がしゃべってるわけですよ。週刊誌にしゃべるということは、自分の扱いがぞんざいだったから、それが嫌で腹が立って、しゃべっちゃえと思ってしゃべったと思うんですね。だから、その女性の方々への思いやりもなかったし」という。

「もちろん浮気はダメっていう前提でしゃべってますよ。女性たちも記事を読む限りですけれど、奥さんが居るのにどうしてこういうことをするのって本人が聞いてるわけです。ということはその女性も、浮気をしているときに、奥さんのことは頭に浮かんでるわけです。その中でずっと、呼ばれたら行ってしまうっていうところに、奥さんへの思いやりもないし、行かないっていう選択もできるわけですし、だから渡部さんと女性側にも思いやりがないなと思うし、今まさにコロナ禍の中で小さいお子さんを奥さんが育てられてて、いろんなことが不安になる中で、こういう記事がバンって出ることによって、もう一個よけいな心配とか不安とかがのっかってしまうっていうことにも思いやりが合いなと思いますね」と指摘した。

■「セクシー女優って誰なんだって探すような2次被害はないように」

そして「じゃあ私たちのできる思いやりって何だろうって思ったときに、私は一番守ってあげたいのは奥さんで、これ以上憶測を呼ばないように、詮索しない思いやりっていうのを私たちは持つべきだと思うし。あと、記事出ていたセクシー女優って誰なんだていうので探すみたいな、セクシー女優にダイレクトメールが送られてきたりもあるようなんでそういう2次被害がないように、そういうことをしないっていう思いやりを持たなきゃいけないって。思いやりがあったらこんなことは生まれなかったんじゃないかなって思う」などと「思いやり」の重要性を訴えた語った。

これを受けて加藤は「どっか渡部勘違いしてるところがあるんだよな。番組の中で『世界の渡部』っていじられているけど、あれいじられてるからね。いじられてるのに本当に『世界の渡部』って思っちゃったのかな。なにしてんだよって、なんだよって俺も思う。ずーっと続いててそれが当たり前のようになってしまってて、本当に自分に大事なものが見えなくなってしまっている状況があったのかもしれない」などと厳しく指摘した。

■「週刊文春」の渡部の不倫報道の壮絶内容

11日発売の「週刊文春」によると、渡部は2017年に佐々木希と結婚して1歳の長男がいる中で3人の女性と不倫。都内在住の女性A子さんは同誌の取材に「多いときには週2回ほど」「トータルで30回は超えているかもしれません」などと証言した。またB子さんは六本木ヒルズの多目的トイレで密会。「彼は私のこと”性のはけ口”ぐらいにしか思っていなかったんでしょうね。せめて一人の女性としてア受かってほしかった」と証言したという。また、渡部の不倫を知った妻で女優の佐々木希が逆上して、渡部の不倫相手の女性の1人に電で「彼と最後に会ったのはいつ?」などと問い詰めるなど修羅場を演じたことなど、好感度の高いキャラクターで人気の渡部からはあまりにもギャップが大きいショッキングな内容が詳細に報じられている。

■渡部のTV・ラジオのレギュラー番組

渡部はTBS系「王様のブランチ」(土曜午前9時30分)、森高千里とMCを担当するフジテレビ系「Love music」(日曜24時30分)、日本テレビ「ヒルナンデス!」(月~金、午前11時55分)、テレビ朝日系「相葉マナブ」(日曜午後6時)、日本テレビ系「行列のできる法律相談所」(日曜午後9時)、TBS系「アカデミーナイトG」(火曜深夜)、ラジオ番組のJ-WAVE「GOLD RUSH」のナビゲーターなど約10本のレギュラーを抱えている売れっ子で、突然の出演全面自粛にTV各局が対応に追われているという。