ケヴィン・スペイシー「私は家を失い何百万ドルもの借金を抱えている」TVで涙の告白

(2024年6月13日10:30)

ケヴィン・スペイシー「私は家を失い何百万ドルもの借金を抱えている」TVで涙の告白
ケヴィン・スぺイシー(Instagram/@kevinspacey)

ケヴィン・スペイシー(64)が、テレビ番組に出演し、豪邸を失い何百万ドルもの借金を抱えていることを涙ながらに告白した。

米TMZによると、スぺイシーは11日(現地時間)、ピアース・モーガン司会のテレビ番組「ピアース・モーガン・アンセンサード」に出演し、米メリーランド州ボルチモアの豪邸が競売にかけられ、家の荷物を倉庫に運び込む予定であることを明かした。

ピアーズが、なぜこのような極端な事態に陥ったのかを問いただすと、スピアーズは、「数百万ドル(数億円)にのぼる借金を背負いきれなくなった」と率直に認めたという。実際、スぺイシーは、何度も破産申請を考えたほど悲惨な状況にまで達していたが、そのたびになんとか回避してきたという。

「ユージュアル・サスぺクツ」(95)でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、「アメリカン・ビューティ」(99)で同主演男優賞を受賞した名優スペイシーは、Netflixの主演ドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」の放送がスタートした2017年に、ボルチモアの邸宅を565万ドル(約約8億8600万円)で購入した。部屋からは、ボルチモアのスカイラインが一望でき、ホームシアター、巨大なマスターバスルーム、さらにサウナ、屋上テラス、螺旋階段、いくつものベランダ、エレベーターがある豪邸だという。
ところが同年10月、1986年に当時14歳の俳優アンソニー・ラップに性的暴行を加えようとしたと訴えられ、謝罪してゲイであることをカミングアウトした。
さらに「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のスタッフに対するセクハラ疑惑が発覚して同ドラマをを降板。決まっていた映画「ゲティ家の身代金」も降板するなど、長い間仕事を失う事態になった。

スぺイシーは英国で男性に対する性的暴行と強制わいせつを含む9つの容疑で起訴された事件で昨年無罪になったが、そうした一連の性加害事件や、ドラマ降板による製作会社からの損害賠償請求訴訟などの裁判対策の弁護士費用で借金を抱えるようになったという。借金返済のためにも、スぺイシーが今後どんな映画やドラマに出演するのか注目されるところだ。