ケヴィン・スペイシー、性的暴行事件の裁判がロンドンでスタート  被害者の1人はスぺイシーを映画「セブン」のサイコキラーに例える

(2023年7月5日16:30)

ケヴィン・スペイシー、性的暴行事件の裁判がロンドンでスタート  被害者の1人はスぺイシーを映画「セブン」のサイコキラーに例える
ケヴィン・スペイシー(インスタグラムから)

オスカー俳優のケヴィン・スペイシー被告(63)が、4人の男性に性的暴行を加えたとして、起訴された事件で、裁判がスタートした。被害者の1人はスぺイシーを映画「セブン」で彼が演じたサイコな殺人鬼と比較したという。

米TMZによると、スペイシーは2001年から2013年にかけてロンドンで4人の男性に性的暴行を加えたとされ、検察はスペイシーを12件の性的暴行、強制わいせつなどの罪で起訴。スペイシーはいかなる不正行為も働いていないと無罪を主張し「勝利を確信している」と語っていた。12件の罪で有罪になると最高で終身刑の可能性があるという。

スペイシーの裁判は6月28日(現地時間)にロンドンのサザーク刑事裁判所で始まり、検察側は同日の法廷で、ある男性がスペイシーと酒を飲みタバコを吸っている間に気を失い、数時間後に目を覚ますと、スペイシーが膝の上に乗ってオーラルセックスをしていたと主張していることを明らかにした。また、スペイシーの運転手のひとりが、助手席に座っていたスペイシーがとても「お触り好き」だったなどと証言したという。

スペイシーは3日(現地時間)、裁判所に出廷し、警察が録音したスペイシーからの性被害を告発した男性の証言(録音テープ)が検察側の証拠として公開された。米TMZがその内容報じている。

男性の告発者は、スペイシーが尻を叩きながら陰部を数十回触った様子を生々しく詳細に証言したという。

さらに「『セブン』のスペイシーのキャラクターは、ちょっとあんな感じだ。ちょっと気持ち悪い。そこまでひどくはないかもしれないが」と証言したという。

「セブン」(1995年)は、ブラッド・ピット主演、デヴィッド・フィンチャー監督による猟奇殺人を描いたサイコ・サスペンス。スペイシーはキリスト教の「7つの大罪」に取り憑かれた連続殺人鬼を演じた。ブラッド・ピット演じる血気盛んな新人刑事と、モーガン・フリーマン演じる退職間近のベテラン刑事が犯人を追うという内容。凄惨な殺人の手口などが衝撃的で、4週連続で全米興行収入1位を記録した。

スぺイシーは1981年に舞台デビュー。1986年に「心乱れて」で映画デビュー。「セブン」の演技で注目され、同年の「ユージュアル・サスぺクツ」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。1999年には「アメリカン・ビューティー」で同主演男優賞を受賞するなど映画俳優としての地位を確立した。

しかし、2017年10月、1986年に当時14歳の俳優アンソニー・ラップに性的暴行を加えようとしたと告発された。スペイシーは「深く酔っていて覚えていない」とした上で謝罪し、ゲイであることをカミングアウトしたが「セクハラから目をそらすための巧妙な策」などと業界やLGBTQのコミュニテイーから非難された。

俳優になったアンソニー・ラップは1986年にスペイシーから性的虐待を受けたとして4000万ドル(約55億7300円)を請求する民事訴訟を起こしたが、昨年10月にニューヨークのマンハッタン連邦裁判所の陪審員は原告の訴えを棄却し、スペイシーが勝訴した。

スぺイシーはさらに十数人の同様の性的暴行疑惑を報じられ、2018年12月には当時18歳の男性への強制わいせつで刑事告発されたが2019年7月に証拠となる携帯電話の記録の不備などで告訴が取り下げられた。

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演

(2023年7月5日11:45)

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演
「Pearl パール」(©ORIGIN PICTURE SHOW LLC. ALL RIGHTS RESERVED.)

人里離れた農場でダンサーになることを夢見る少女パールが、凶暴な殺人鬼に変貌を遂げるホラー映画。シリアルキラーと化していく少女パールを「ニンフォマニアック」(2013年)、「サスペリア」(2018年)などのミア・ゴスが演じている。
監督は「インキ―パーズ」(2011年)、「サクラメント 死の楽園」(2013年)、などのホラー映画を手がけているタイ・ウェスト。ミア・ゴス主演の「Xエックス」(2022年)の前日譚となる作品で、次作「MaXXXine」(原題)と合わせてA24初の3部作シリーズになる予定。 巨匠マーティン・スコセッシ監督が「ワイルドで魅力的。我々をもてあそぶ傑作!」と絶賛した。

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演
「Pearl パール」(©ORIGIN PICTURE SHOW LLC. ALL RIGHTS RESERVED.)

監督:タイ・ウェスト 脚本:タイ・ウェスト、ミア・ゴス
出演:ミア・ゴス、デヴィッド・コレンスウエット、タンディ・ライト、マシュー・サンダーランド、エマ・ジェンキンス=プーロ
原題:PEARL
2022年/アメリカ/102分/R15+/原題:PEARL/配給:ハピネットファントム・スタジオ
©ORIGIN PICTURE SHOW LLC. ALL RIGHTS RESERVED
公式HP:happinet-phantom.com/pearl/  公式twitter:@xmovie_jp

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演
「Pearl パール」(©ORIGIN PICTURE SHOW LLC. ALL RIGHTS RESERVED.)

■ストーリー

1918年、テキサス。人里離れた農場で、厳しい母親と病気で体を動かせない父親と暮らす少女パールは、、若くして結婚した夫が戦争絵出征中で、父親の世話と家畜たちの餌やりをしながらも、ダンサーを志ざして、家畜たちを相手にミュージカルのショーの真似ごとをするのが楽しみだった。
ある日、父親の薬を買うために街に出かけ、母に内緒で映画を見たパールは、映写技師に出会い外の世界にあこがれるようになる。そうしたなか、町で地方を巡回するショーの踊子のオーディションがあることを知ったパールは、受けようとするが母親から「お前は一生農場から出られない」と強く反対され、狂気が爆発。父親の目の前で母親に火をつけるなど暴走していく。

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演
「Pearl パール」(©ORIGIN PICTURE SHOW LLC. ALL RIGHTS RESERVED.)



■見どころ

第89回アカデミー賞の作品賞など3部門で受賞した「ムーンライト」(2016年)、「ミッドサマー」(2019年)第95回アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞した「エブリシング・エブリウエア・オール・アット・ワンス」(2022年)、などを手掛けたA24が製作したミア・ゴスとタイ・ウエスト監督が2度目のタッグを組んだ異色のホラー映画。
農場で家畜の世話をしながらスクリーン踊るスターを夢見るパールのかわいらしく多感な少女から、一転して悪魔のようなシリアルキラーに変貌するその飛躍ぶり、振り幅のすさまじさに目を奪われる。夢の実現への強い思いが壁にぶつかったときに狂気へと変貌しとめどなく暴発していくパールをミア・ゴスが熱演している。壮絶なスプラッター・シーンはシュールな感じさえ漂わせて、最後まで目が離せない展開が続く。
(7月7日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー)

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演

(2023年7月5日11:45)

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演
「Pearl パール」(©ORIGIN PICTURE SHOW LLC. ALL RIGHTS RESERVED.)

人里離れた農場でダンサーになることを夢見る少女パールが、凶暴な殺人鬼に変貌を遂げるホラー映画。シリアルキラーと化していく少女パールを「ニンフォマニアック」(2013年)、「サスペリア」(2018年)などのミア・ゴスが演じている。
監督は「インキ―パーズ」(2011年)、「サクラメント 死の楽園」(2013年)、などのホラー映画を手がけているタイ・ウェスト。ミア・ゴス主演の「Xエックス」(2022年)の前日譚となる作品で、次作「MaXXXine」(原題)と合わせてA24初の3部作シリーズになる予定。 巨匠マーティン・スコセッシ監督が「ワイルドで魅力的。我々をもてあそぶ傑作!」と絶賛した。

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演
「Pearl パール」(©ORIGIN PICTURE SHOW LLC. ALL RIGHTS RESERVED.)

監督:タイ・ウェスト 脚本:タイ・ウェスト、ミア・ゴス
出演:ミア・ゴス、デヴィッド・コレンスウエット、タンディ・ライト、マシュー・サンダーランド、エマ・ジェンキンス=プーロ
原題:PEARL
2022年/アメリカ/102分/R15+/原題:PEARL/配給:ハピネットファントム・スタジオ
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公式HP:happinet-phantom.com/pearl/  公式twitter:@xmovie_jp

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■ストーリー

1918年、テキサス。人里離れた農場で、厳しい母親と病気で体を動かせない父親と暮らす少女パールは、、若くして結婚した夫が戦争絵出征中で、父親の世話と家畜たちの餌やりをしながらも、ダンサーを志ざして、家畜たちを相手にミュージカルのショーの真似ごとをするのが楽しみだった。
ある日、父親の薬を買うために街に出かけ、母に内緒で映画を見たパールは、映写技師に出会い外の世界にあこがれるようになる。そうしたなか、町で地方を巡回するショーの踊子のオーディションがあることを知ったパールは、受けようとするが母親から「お前は一生農場から出られない」と強く反対され、狂気が爆発。父親の目の前で母親に火をつけるなど暴走していく。

「Pearl パール」ミア・ゴスがシリアルキラーに変貌する少女を熱演
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■見どころ

第89回アカデミー賞の作品賞など3部門で受賞した「ムーンライト」(2016年)、「ミッドサマー」(2019年)第95回アカデミー賞で作品賞など7部門を受賞した「エブリシング・エブリウエア・オール・アット・ワンス」(2022年)、などを手掛けたA24が製作したミア・ゴスとタイ・ウエスト監督が2度目のタッグを組んだ異色のホラー映画。
農場で家畜の世話をしながらスクリーン踊るスターを夢見るパールのかわいらしく多感な少女から、一転して悪魔のようなシリアルキラーに変貌するその飛躍ぶり、振り幅のすさまじさに目を奪われる。夢の実現への強い思いが壁にぶつかったときに狂気へと変貌しとめどなく暴発していくパールをミア・ゴスが熱演している。壮絶なスプラッター・シーンはシュールな感じさえ漂わせて、最後まで目が離せない展開が続く。
(7月7日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー)