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映画
レオナルド・ディカプリオ、リリー・グラッドストーンのアカデミー賞主演女優賞ノミネートを祝福
(2024年1月30日12:30)
レオナルド・ディカプリオ(49)が、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」で共演したリリー・グラッドストーン(37)が第96回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことを自身のインスタグラムで祝福した。
ディカプリオは、「リリー・グラッドストーン、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた初のネイティブ・アメリカンとして歴史に名を刻む」と伝えた「OsageNews」の写真を投稿して、「私の親愛なる友人であるリリー・グラッドストーン(@LilyGladstone)が、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた初のネイティブ・アメリカン女性として、また同部門でノミネートされた史上4人目の先住民女優として、アカデミー賞の歴史に名を刻んだことを祝福します」とつづった。
「そして、このパワフルな映画の他の9つのノミネートの皆さん。皆さんとこの物語を語ることは、とても光栄なことです」とコメントした。
ディカプリオは以前、グラッドストーについて 「リリーは単なる俳優ではなく、活動家であり、彼女がすることすべてに私を含む他の人々を巻き込んでいる。ネイティブ・アメリカン、アラスカ・ネイティブ、ネイティブ・ハワイアンの女性に対する暴力をなくすことを目的としたネイティブ主導の非営利団体@NIWRCでの活動や、NGOのNortheast Oklahoma Indigenous Safety & Education(NOISE)での影響力は、彼女のライフワークの重要な部分を占めている」などと称賛していた。
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は1920年代のオクラホマ州オセージを舞台に、石油鉱業権をもち高い利益を得ていた先住民オセージ族が次々と謎の死を遂げる事件を題材にしたサスペンス。アカデミー賞作品賞、監督賞(マーティン・スコセッシ)、主演女優賞(グラッドストーン)、助演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)など10部門でノミネートされたが、ディカプリオは主演男優賞のノミネートを逸した。
最多ノミネートは第2次世界大戦で米国の原爆開発を主導した米科学者の伝記映画「オッペンハイマー」で、作品賞、監督賞(クリストファー・ノーラン)、主演男優賞(キリアン・マーフィー)。助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr)、助演女優賞(エミリー・ブラント)など13部門。そしてエマ・ストーンが「ラ・ラ・ランド」(16年)に続いて2度目の主演女優賞なるかと注目されている「哀れなるものたち」が作品賞、監督賞(ヨルゴス・ランティモス、主演女優賞など11部門にノミネートされている。授賞式は現地時間3月10日(日本時間3月11日)にロサンゼルスで開催される。
主演女優賞部門では、グラッドストーンのほかにアネット・ベニング(ナイアド~その決意は海を越える~)、サンドラ・フラー(Anatomy of a Fall)、キャリー・マリガン(マエストロ:その音楽と愛と)エマ・ストーン(哀れなるものたち)がノミネートされている。アカデミー賞の前哨戦といわれる第80回ゴールデングローブ賞ではグラッドストーンがドラマ部門、エマがコメデイ・ミュージカル部門で主演女優賞を受賞しており、アカデミー賞も2人の一騎打ちになると予想されるが、受賞すれば「初のネイティブ・アメリカン女優の受賞」ということもありグラッドストーンが一歩リードしているとみられる。