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ハリウッド特急便
レオナルド・ディカプリオが「タイタニック」の主役を失いかけた ジェームズ・キャメロン監督明かす
(2022年11月24日23:15)

ジェームズ・キャメロン監督(68)が、レオナルド・ディカプリオ(41)が「タイタニック」(1997年)のオーディションで役を失いかけたと明かした。ケイト・ウィンスレット(47)との台本読み合わせを拒否したという。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ジェームズ・キャメロン監督は、レオナルド・ディカプリオが歌姫のような態度でオーディションに現れたと明かした。そのため「タイタニック」のジャック・ドーソン役を逃しそうになったという。
キャメロン監督は、22日(現地時間)に発売された米誌「GQ」のインタビューで、1997年に公開されて記録的な大ヒットを記録した同作の撮影前にディカプリオと会ったことを明かした。ジャックと豪華客船のなかで恋に落ちるヒロインのローズ・デウィット・ブケイター役にはケイト・ウィンスレット(47)がすでに決まっていたという。
「レオがやってきて、もちろん僕も含めてみんなを魅了した」とキャメロン監督は説明した。「そして私は、『ケイトとの相性を見よう』と言ったんだ」。
映画が公開されたとき22歳だったディカプリオは、ただケイトに会うために来たと思っていたという。しかし実際は、キャメロン監督がレオを呼び寄せてケイトと2人でセリフを読む様子を撮影しようと思っていたという。

ディカプリオは歌姫のような態度で現れ、共演のケイトとのセリフの読み合わせを拒否したという。「そして彼は『私が(台本のセルフを)読むということですか』と言って、『ああ、僕は読まないよ』と言ったんだ」という。監督はディカプリオに、「君は本を読むか、役をもらえないかだ」と言ったという。
ディカプリオは「待って、待まってよ。読まなかったら、役がもらえないってこと?」と言ったという。「そして私は『ああ、そうだ』と答えた。これは私の人生の2年間を費やす大作だから、キャスティングを間違えて台無しにするわけにはいかない。だから、読んでくれないと、役をあげられないんだ」と告げたという。
ディカプリオはふてくされながらも、嫌々ながらウィンスレットと一緒に本を読むことに同意し、そしてすぐに「ジャックになった」という。「私が『アクション!』と言うまで、彼はとにかくネガティブだった」とキャメロンは振り返った。
ディカプリオはあわやのところで主役の座につき、「タイタニック」は当時の歴代1位の記録的な大ヒットとなり、アカデミー賞14部門にノミネートされ、作品賞、監督賞など11部門で受賞した。