米セレブのツイッター離れ相次ぐ ウーピー・ゴールドバーグ「混乱しているので事態が落ち着くまで離れる」etc.

(2022年11 月21日12:45)


米セレブのツイッター離れ相次ぐ ウーピー・ゴールドバーグ「混乱しているので事態が落ち着くまで離れる」etc.
マスク氏、ウーピー、サラ、ジジ(左から)(Instagram/@elonmusk/@whoopigoldberg /@sarabareilles/@gigihadid)

イーロン・マスク氏のツイッター買収で従業員の大量退職やヘイト・人種差別のツイートの増加などの報道を受け、「#RIPTwitte」がトレンドになり、米セレブのツイッター離れが相次いでいる。米メディアが報じた。

米サイト「TooFab」によると、マスク氏によるツイッター買収が一部の米セレブの間で物議を醸している。マスク氏は、言論の自由に対する制限の緩和や有料認証システムの導入など、同サイトに抜本的な変更を加えることを明らかにしている。さらには従業員の半数近くを解雇するなど波紋を広げるなか、一部の米セレブたちは、ツイッターから手を引くのが得策だと判断したという。

女優で歌手のウーピー・ゴールドバーグ(67)は、マスク氏の買収から1週間後、米ABC テレビのトーク番組「The View」で、当面の間ツイッターから離れることを明らかにした。ツイッターの現状を「混乱」と指摘し、「事態が落ち着くまで離れる」と述べた。
「とても混乱しているように感じるので、私は今日下車しています。(憎悪、差別など)ある種の意見がブロックされていたのに、また再開されるなんて、もううんざり。降りて、もし落ち着いて、もっと快適になったら戻ってくるかもしれない」とウーピーは番組で語っている。

モデルのジジ・ハディッド(27)は、すでに報じられているように自分のアカウントを停止した。彼女はインスタグラムに切り替え、ツイッターで交流していたファンに申し訳ないと投稿した。「長い間、特に新しいリーダーになってから、ますます憎悪と偏見の巣窟になっている。10年以上ツイッターでつながるのが好きだったファンには申し訳ないが、誰にとっても安全な場所とは言えないし、害よりも良いことをもたらすソーシャルプラットフォームとも言えない」と表明した。

TVプロデユーサーで監督、脚本家のションダ・ライムズ(52)はマスク氏の買収後、すぐにツイッターから手を引いた。ションダは「自分がそこにとどまることはない」とツイートしている。現在、彼女のアカウントはまだ削除されていないが、10月29日以来何も投稿していない。「イーロンが何を計画しているにせよ、ぶら下がることはない。さようなら」と自身のツイッターに書き込んだ。

ミュージシャンのサラ・バレリス(42)は10月29日、ツイッターを正式に退会することを発表。「まあ楽しいツイッターだった。私は退会します。他のプラットフォームで会おう、みんな。ごめんね、これは私のためにならないの」とツイートした。

モデルで女優のジャミーラ・ジャミルは、マスク氏の買収と同時にツイッターを離れると語っていた。冗談交じりにフォロワーに、「脱退して社会の脅威となることをやめる」と伝えた。10月27日以来、彼女はツイッターに投稿していないことから、その約束を実行したとみられている。

プロレスラーで作家のミック・フォーリー(57)は10月28日、ツイッターを休止すると発表。Facebookで、「新しい所有者の下でフェイクニュースと憎悪の広がりが手に負えないほど広がっている」と指摘した。

さらに女優のティア・レオーニ(56)、イギリスの女優、マリーナ・サーティス(67)、R&B歌手で女優のトニー・ブラクストン(55)など相次いでツイッターからの撤退を表明しており、波紋が広がっている。

■「永久停止」のトランプ前大統領がツイッター復活

マスク氏は自身のツイッターで、利用を永久停止されていたトランプ前大統領のアカウントを復活すると発表して、その後トランプ氏のアカウントが復活した。トランプ氏のアカウントを復活させるべきかツイッター上で投票を呼びかけ、賛成51.8%、反対48.2%で賛成多数だったことで復活が決まったという。昨年1月に起きたアメリカ連邦議会への乱入事件で、暴力をあおった疑いがあるとして利用が永久停止されていたにもかかわらず、ツイッター上の投票だけで復活を決めたことには懸念の声も上がっているという。2024年大統領選への出馬を表明したトランプ氏のツイッター復帰も「混乱」に拍車をかけそうだ。