キャシー・グリフィン、「イーロン・マスク」名乗りツイッター凍結される

(2022年11 月7日17:20)

キャシー・グリフィン、「イーロン・マスク」名乗りツイッター凍結される
キャシー・グリフィン㊧とイーロン・マスク氏(Instagram/@katygriffin/@elonmusk)

米コメディアン、キャシー・グリフィン(50)がツイッターのアカウント名を「イーロン・マスク」に変えたことでアカウントを凍結された。ツイッターのCEOイーロン・マスク(51)はツイッターで「なりすまし行為」に警告した。マスク氏がツイッターを買収した後、一部セレブの間でアカウント名をパロディで「イーロン・マスク」に変更することがトレンドになっているという。ゴタゴタ続きのマスク氏のツイッター買収劇を皮肉ったパロデイとみられる。

米サイト「DEADLINE」によると、グリフィンは、ユーザーが自分の表示名をイーロン・マスクに変えるツイッター・トレンドに参加した後、ツイッターの使用を停止された。 グリフィンはその後、ツイッター社のアカウント停止を無視して亡き母のアカウントでツイッターに復帰したという。

マスク氏はツイッターで、グリフィンのような行為をしている他のユーザーに対して、「今後、パロディと明確にせずになりすましを行うツイッターのアカウントは永久に停止する」と警告を発した。「以前は、停止前に警告を発していましたが、今回、検証を広く展開することで、警告はなくなるでしょう」と付け加えた。

グリフィンのツイッターアカウント「@kathgriffin」は「アカウントは凍結されています」と表示される。グリフィンはその後、亡くなった母親のアカウントを使ってツイッターを続けているという。

女優のヴァレリー・バーティネリ(62)も表示名をイーロン・マスクに変更したが6日(現地時間)には自分の名前を使うことに戻したという。「オッケー、私は楽しんだし、私の主張を伝えたと思う。私はトレンドに乗るようなギャルではないの。今までもそうだったし、これからもそう。皆さん、安全な日曜日をお過ごしください」とツイートした。

従業員の約半分を解雇するなどらつ腕を振るうマスク氏は、月8ドル(約1200円)でにツイッターに登録させることで、全ユーザーにツイッターの検証を開放する予定だという。マスク氏は、「言論の自由へのコミットメント」を明確にするためにツイッターを買収し、「たとえそれが直接的な個人の安全のリスクになっても、私の飛行機を追うアカウントを禁止しないことにまで及ぶ」と述べた。そうしたなか、すでに人種差別のツイートが増えているといわれ、米大手自動車メーカー、ゼネラルモーターズやコロナワクチンなどで知られるファイザー社などがツイッターへの広告を停止するなど「マスク・ツイッター」は前途多難の船出となっている。