BTS、ホワイトハウスを訪問しバイデン大統領と反アジア・ヘイトクライム問題を話し合う

(2022年6月1日18:20)

韓国の人気グループ「BTS」のメンバーが5月31日(現地時間)、ホワイトハウスを訪問して、アジア系住民に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が米国で増加している問題について話し合った。バイデン大統領はツイッターで面会の動画を公開してBTSに感謝した。

バイデン氏はBTSがヘイトクライムへの批判を発信していることに感謝し、「多くのアジア系アメリカ人の友人たちが差別の問題を抱えています。憎悪が隠されている。善良な人々がこの問題がいかに悪いことなのかを話せば、憎悪は減ります。ですからあなた方に感謝しています」と語った。

BTSのリーダー、RM(27)は「大統領に心から感謝します」と述べたうえで「例えば新型コロナウイルス・憎悪犯罪法案への署名をしてくださったことなどに心からありがとうと言いたいです。私たちは少しでも助けとなりたいですし、アメリカ政府が解決策を見つけようとしていることに感謝します」と語った。
バイデン氏は「人々はあなた方の発言に大変注目していますし、あなた方がしていることはみんなにとって良いことです。あなた方の偉大な才能だけでなくあなた方が伝えようとしているメッセージはとても大きなことです」とBTSを称えた。

バイデン氏はBTSとの話し合いの動画と共に「反アジアのヘイトクライムと差別の増加についての認識を高めるためにあなたがしているすべてに感謝します。 近いうちにもっと多くの会話を共有できることを楽しみにしています」とのコメントを添えた。

BTSの公式ツイッターではバイデン大統領との記念撮影した写真が投稿された。(上の写真)

メンバーはバイデン氏との面会の前にホワイトハウスで記者会見して、メンバーのV(26)は「すべての人に歴史があります。今日という日がお互いに尊重しあい価値ある存在だと理解するための第一歩になることを願ってます」とコメント。RMは「この問題について話す貴重な機会を与えてくれたバイデン大統領とホワイトハウスに感謝します。僕たちはアーティストとしてできることをやっていきます。ありがとうございます」と述べた。

5月31日はAANHPI Heritage Month(アジア系米国人およびハワイ・太平洋島しょ先住民遺産の月間)の最終日だった。