レディー・ガガ、ブライアン・コックスらSAG賞授賞式でウクライナ支援を表明

(2022年3月1日11:50)

ロサンゼルスで2月27日夜(現地時間)、開催された全米俳優組合賞(SAG賞)の授賞式で、レディー・ガガらが相次いでウクライナへの支持を表明し、ロシアの侵略を非難した。米メディアは「9・11(米同時多発テロ)後の結束のように感じられた」と報じた。

米サイト「TMZ」によると、テレビドラマシリーズ・アンサンブル賞を受賞した「サックセション」の主演俳優ブライアン・コックスは、ウクライナ人への熱烈な支援を表明し、ゼレンスキー大統領が俳優だったことから会場の全員がつながりを持っていると指摘した。
「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」でテレビ映画・リミテッドシリーズ男優賞を受賞したマイケル・キートンやレスリー・オドム・ジュニア、フラン・ドレッシャーらも、ウクライナの人々と軍隊に賛辞を送った。

レディー・ガガは、開演前にウクライナの人々への支援を表明し、「世界ではいろいろなことが起こっていますが、私はウクライナに心を寄せています。今夜はみんなでこの感謝の気持ちを分かち合いたいです」と語った。
また自身のインスタグラムで「今夜の私の本当の願いは、私自身と@sagawardsに参加した仲間の俳優たちが、2時間にわたって大衆を笑顔にすることです。その場に居合わせたことを光栄に思います。エンターテイナーであることは特権なのです。エンターテイナーであることの特権です。世界が私たちに与えてくれる、笑ってはいけない理由はたくさんあります。今夜はウクライナのために祈ります。そして、皆さんの心がすぐに癒されるよう、笑顔を送ります」とコメントした。
ガガは「ハウス・オブ・グッチ」で主演女優賞にノミネートされていたがジェシカ・チャスティン(「タミー・フェイの瞳」)が受賞した。

マイケル・ダグラスは、ウクライナの国旗の色である青と黄色のポケットチーフを身につけ、ユニフォームが似た色のFNLチーム、ロサンゼルス・ラムズへのエールでないことを明らかにしたという。

同サイトは「これはハリウッドにおけるユニークな瞬間です。通常、俳優は国の半分には受け入れられますが、残りの半分はそうではありません」としたうえで「これは、9・11(米同時多発テロ)後の結束のように感じられ、あえて言えば、国全体の感情を反映したものでした。感動的な夜だった」と報じた。