ウクライナ出身のプロダンサー、キエフから米女優のツイートに反論

(2022年2月27日11:30)

ウクライナ出身のプロダンサー、キエフから米女優のツイートに反論
マクシム・チェルコフスキー㊧とクリスティ・アレイ(Instagram/@maksimc/kristiealley)

ウクライナ出身のプロダンサー、マクシム・チェルコフスキー(42)が、ロシア侵攻について「この戦争で何が本物で何が偽物なのかわからない」とツイートした米女優クリスティ・アレイ(71)に反論した。チェルコフスキーは妻子を米国に残してウクライナに飛び首都キエフから緊迫した現地の様子をSNSで発信している。

米誌「People」(電子版)によると、アレイは「この戦争で何が本物で何が偽物なのかわからない」とツイート。「だからコメントはしない。代わりに祈るわ」とつづった。その後削除されたという。

ダンスリアリティ番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」でアレイと共演したことがあるチェルコフスキーは26日(現地時間)、キエフからインスタグラムのストーリーズでアレイのツイートを引用して反論した。

チェルコフスキーはインスタグラムのストーリーズで「親愛なるキルスティ、しばらく話していないけど、ハリケーン・サンディの時にあなたが救援のトラックのすぐそばにいたことをはっきり覚えているし、罪のない人々が苦しんでいる状況についてあなたが私に言っていたことも全部覚えている」と書き込んだ。「そのエネルギーが今まさに必要なのです。何が本物か偽物かわからないなら、誰もあなたの祈りを必要としていない」と付け加えた。

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キエフの現状を報告するチェルコフスキー(Instagram/@maksimc)

チェルコフスキーは「キエフとその周辺の地域で多くの銃撃があった。これは本当だ、本当に起こっているんだ」と言い、国を離れた友人2人についても言及した。「私の友人がキエフから国境まで17時間かかった。通常は5時間程度で到着する。何もかもが狂っている」と語った。「私の別の友人はポーランドの親戚と再会するために国境まで行くつもりだ」と語った。

また、「これからの24時間重要だ」とし、「自分は軍事アドバイザーではない」と認めながらも、フォロワーに「ウクライナ人はかなり劇的な姿勢をとっているようで、かなり英雄的でかなり歴史的です」としたうえで「私たちはそうなることを選ばなかったのです。一時(戦闘を)停止して、必要なだけ話を続ける方法があるはずだ。それが私の願いです」と訴えた。 さらにウクライナでの戦争に反対する「世論喚起」の重要性を強調し、「それを続けてください」とフォロワーに呼びかけた。