米アカデミー賞、ショートリスト発表 国際長編部門に濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」

(2021年12月22日12:15)

米アカデミー賞、ショートリスト発表 国際長編部門に濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」
濱口竜介監督

米アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーが21日、第94回アカデミー賞の10部門のノミネーションの候補となるショートリストを発表した。国際長編部門では15作品が発表になり濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」も選ばれた。来年2月8日(現地時間)に最終候補となる各部門のノミネーションが発表され3月27日(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで授賞式が行われる。

映画芸術科学アカデミーは同日、2022年アカデミー賞の10部門(長編ドキュメンタリー、短編ドキュメンタリー、国際長編映画、メイクアップ&ヘアスタイル、音楽(オリジナルスコア)、音楽(オリジナルソング)、短編アニメーション、短編実写映画、音響・視覚効果)のショートリストを公式サイトで発表した。

国際長編映画部門のショートリストには、15作品が選ばれ、「ドライブ・マイ・カー」が入 選した。この部門では92カ国の作品から15作品に絞り込まれた。

「ドライブ・マイ・カー」は村上春樹氏の同名小説が原作。脚本家の妻を突然なくした西島秀俊が演じる舞台俳優の演出家が、専属の運転手(三浦透子)と出会いともに過ごすうちに、目を背けていた妻の秘密と向き合っていくという内容。今年7月に開催された第74回カンヌ国際映画祭で日本映画として初めて脚本賞を受賞したほか国際映画批評家連盟賞とエキュメニカル審査員賞など4部門で受賞。ニューヨーク批評家協会賞で日本映画初の作品賞を受賞した。

第94回アカデミー賞は、2022年3月27日(現地時間)にハリウッドのドルビー・シアター・アット・ハリウッド&ハイランドで開催され、米ABCなど世界200以上の地域で中継される予定。