イーロン・マスクCEOと破局したグライムス、マルクスの「共産党宣言」を読む

(2021年10月3日12:10)

イーロン・マスクCEOと破局したグライムス、マルクスの「共産党宣言」を読む
グライムス㊧とイーロン・マスク氏 (Instagram/@grimes/@elonofficiall)

世界一の富豪となったスペースXとテスラのCEOイーロン・マスク氏(50)と3年の交際に終止符を打ち破局したと報じられたミュージシャンのグライムス(33)が1日(現地時間)、ロサンゼルスのダウンタウンで、カール・マルクスの有名な「共産党宣言」を読んでいるところを目撃された。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、マスク氏はスペースXとステラの仕事でテキサス州か海外にいるが、グライムスはロサンゼルスを拠点に音楽活動を行っている。マスク氏は同紙に、「2人の関係は終わったが、今でも愛し合っている」と語り、今もグライムスと1歳の息子「XÆ A-Xii Musk」が彼の家に滞在中だと付け加えた。息子を育てるために協力しているという。マスク氏は8月27日、テスラの株価の急上昇で推定資産2034億ドル(約22兆6250億円)でフォーブスのリアルタイム・ビリオネアランキングで2位のアマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏を抑えて1位になった。

そうしたなか、グライムスは、SF映画に出てくるようなトレードマークの奇抜なファッションを身にまとい、「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」という有名な一節で始まり、共産主義社会の実現のために労働者階級の団結を呼びかけたマルクスの「共産党宣言」を読んでいたという。その様子を撮影した動画では、先進的なポップスターのグライムスが、まるで「リーダーズダイジェスト」の最新号を読むように淡々とページをめくっていたという。

この動画や写真は、マスク氏がジェフ・ベゾスと入れ替わって世界で最も裕福な男性になってから1週間も経たないうちに公開されたという。グライムスは自分を「反帝国主義者」と呼び、6月に人工知能は「共産主義への最速の道」だと主張して彼女のTikTokのフォロワーを困惑させたという。また、テスラが労働組合を結成しようとした従業員を解雇したと報じられた際に、彼女のファンはマスクとテスラを擁護した彼女を批判したという。マスク氏との破局は2人の間の”階級闘争“が原因だったのかもしれない!?

マスク氏は私生活では2000年にクィーンズ大学の同窓生で作家のジャスティン・マスクと結婚して、双子と三つ子の男児をもうけたが2008年に離婚。2010年に女優のタルラ・ライリーと再婚して2012年に離婚、翌2013年に復縁したが、2016年に再び離婚した。その後、ジョニー・デップと離婚申請中の女優アンバー・ハードと交際が噂された。2017年4月には2人はオーストラリアのパーティー会場にツーショットで登場し交際が公になったがその後破局した。2018年からグライムスと交際して昨年5月に2人の間の第1子の息子が誕生した。