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松本人志、裁判開始前に苦悩のコメント発表「一日も早く、お笑いがしたい」
(2024年3月26日14:15)
性行為強要疑惑を報じた「週刊文春」の記事をめぐって名誉棄損で発行元の文芸春秋社などを相手取って約5億5000万円の損害賠償を求めて提訴し、裁判に注力するため1月から芸能活動を休止しているダウンタウンの松本人志(60)が25日、弁護士を通じて、「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」などと、苦悩をにじませた異例のコメントを発表した。松本が文芸春秋社などを提訴した裁判は28日、東京地裁で第1回口頭弁論を迎える。
松本は「人を笑わせることを志してきました」としたうえで、「たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです」と胸中を明かした。
そして「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」と訴えた。自身のX(旧ツイッター)にも同文書を投稿した。
松本は以前Xで「事実無根なので闘いまーす」などと余裕を見せるかのような口調でコメントしていたが、今回のコメントは「自分の主張はかき消され受け入れられない不条理」などと苦悩を色濃くにじませての異例のコメントとなった。
「週刊文春」は昨年12月27日発売号で、都内のホテルで行われた飲み会で性行為を強要されたとする2人の女性の証言を掲載。その後も青次いで複数の女性の松本に関する証言を掲載した。
松本は12月27日発売号の同誌の第1弾の記事を対象に「記事に書かれているような性行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はない」として提訴。「週刊文春」側は「一連の記事には十分に自信をもっています」として争う構えで、28日に東京地裁で注目の第1回口頭弁論が行われる。
裁判は判決までに1年半から2年かかるとみられ、どちらかが勝訴しても敗訴した側かあるいは両者が判決を不服として控訴し、さらに最高裁まで争うことになれば確定まで4年かかる可能性がある。仮にその間、松本が芸能活動休止を続けるとなると、引退になる可能性も取りざたされているが、今回のコメントでそうした推測を否定して、関係者やファンに向けて復帰への強い意思を表明したものとみられる。いずれにしても。まずは第1審の成り行きが注目される。