岡村隆史の問題発言で相方・矢部浩之が前代未聞の「公開説教」のディ―プな中身

お笑い芸人の岡村隆史（４９）が4月３０日深夜放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」で生謝罪したが、そこに相方の矢部浩之が飛び入りで出演して長時間前代未聞の「公開説教」を行った。矢部が明かした2人のディ―プな関係と説教の中身とはーー。２人は２０１４年９月２５日まで２０年半「ナインティナインのオールナイトニッポン」で共演していた。翌週から岡村が単独出演している。写真は「ナインティナインのオールナイトニッポン」が終了した時のもの。

岡村が4月２３日深夜放送の同番組で「コロナが明けたら美人さんがお嬢（風俗嬢）やります」「今は控えましょう」などと発言したことに「女性蔑視」「不謹慎」などと非難の声が上がった騒動で、4月３０日深夜放送の同番組で「先週の『岡村隆史のオールナイトニッポン』で、僕の発言によってたくさんの人たち、特に女性の皆さんに不快感を与えたことについて、まずは心から謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした」などと初めて肉声で生謝罪した。

■矢部「本番でしか謝らへんよね。オフで絶対ないよね、オレにね」

そうしたなか、番組の途中から登場した相方の矢部はいきなり「やったなあお前。やってもうたな。もう、もたんやろ2時間。いやあもうこればっかりは。緊急事態よ、ナインティナインも」「情けないやろ。情けないなあ」というと、岡村は「申し訳ない。本当に」とひたすら謝った。

矢部は「こんないい方したら、岡村隆史の発言で不快に思われた方に勘違いされるのは、ちょっと嫌なんですけど、なんか、ええ機会もらったよ。今日は”公開説教“しようと思ってね」と前代未聞のラジオ番組での公開説教を宣言した。
岡村は矢部の出演に「びっくりして言葉もないねんけれども、ホンマ、ごめんねという、相方にもごめんねという気持ちです」と語った。

矢部は「本番でしか謝らへんよね。オフで絶対ないよね、オレにね」とさっそく”説教“。「ぶっちゃけ、この、岡村さん、さん付けして、何してはるんですかって言って。これはサッカー部の先輩後輩で出会って、ぼくはすごくよかったなと思って、スタイル作れたから」という。矢部は大阪府立茨木西高校時代にサッカー部に所属して、兄もいたため岡村ら先輩たちからは「矢部ジュニ」と呼ばれていたという。１９９０年、ナイナイを結成した。

矢部「やっぱりそこは消えてないよね。先輩っていうのはずっとある。だからオフで謝れないのよ、矢部に」と語った。「どっかであんねん。２０１0年にパッカーンして、(岡村が７月から体調不良で１１月まで休養しコンビでの活動は休止となり、レギュラー番組に矢部が単独で出演した)オレ謝られたことないねん。表やったらあんねん。本番中とか人がいっぱい集まっているところでは謝れんねん。いい顔できるから。だから内弁慶なところあるやんか」と語った。

■「甘えがどんどん大きくなったんが今回やとも思う」

矢部はさらに「まだ同じ楽屋でおったときに、例えばプロデュ―サーとかマネージャー、オレも大した人間ちゃうけど、なんかコーヒー持ってきてくれたら、ありがとうって出るんよね。でもオレ（岡村が言うのを）１回も聞いたことない。それ身内やからや多分甘えてんねん。その甘えがどんどん大きくなったんが今回やとも思うねんね」と今回の問題発言の背景について指摘した。
岡村が「そうかもしれないね」というと、矢部は「リスナーはありがたい。ずーとついてきてくれて。オレも大したことないよ、もちろん。べつに大したことないやん、ナインティナインって。みんな面白いって応援してくれるのは本当にありがたいけど、たまたま茨木西高校で、先にサッカー部入っている、１年後オレが入っている。学校でちょっと面白かったやつと、学校でちょっとモテてたやつ。ただそれだけや」という。
「さすがに（２０１０年７月に）体壊して５か月でパッカーンから帰ってきてよかったなあって、最初に収録して、『めちゃイケ』やったかな。収録終わりにあんたからラインきた、メールかな。すべて笑いにって１行。もうちょっとあるやん。相方すまんかったとか、仕事やからできる。なんか、オフのところが大事なんちゃうかなって思うねんね。なんか、お笑い芸人、お笑いコンビの前に人間で出会ってるから、そういうとこ見たくなくて、距離とったとこもあんのよね」と語った。
岡村は「オレは全然それに気づいていなくて、うーん、ただただ楽屋別になったんやって思ったりしていたんやと思うし」という。
矢部は「よういうやん、あんたがオレにあきたから楽屋一人一人にしたんやって。違うねん、あきてないし、ただあきるのが怖かった。嫌いになるのが怖くて、一人一人にしてくれってお願いした」といい「あとやっぱり、自分のホームで２０年以上やってて、リスナーも全員大好きよ岡村隆史を。それはもうイエスマンで、オレも実際そうやけど、注意してくれる人がかなり少なくなってきている。だからより自分で気をつけなあかんとも思うし」と指摘。 「そこから（今回の問題が）出たもんやと思うのよね。それを昔の人はあぐらかくとか、そういう表現してるけど、どっかであると思うのよね、そういうのって。いや別に犯罪じゃないから、モラルとかそういう問題やから」と語った。

■「今回電波に乗せてそういうことを言ったのが大問題、大炎上になった」

「ミスはみんなあると思うし、あんたも良く言うやんか誰かの不祥事の後に。ミスした後が大事やって。ホンマその通りやと思うしね。これで終わりじゃないし。この後の岡村隆史、ナインティナインを見てもらいたいしね。まだ早いかもしれんけど、ちょっとずつ」と語った。

そして岡村の風俗発言について「こういう仕事やから人気商売だし、キャラクターもあるやんか。ある意味自己プロデユースやし、それを作ってきた一つでもあるやん、また思い出してね不快な思いされたらごめんなさいですけど、風俗キャラとか、そういうのもキャラクターになってたから、たぶん無意識にしゃべってたと思うのよ、ひと笑い。それは同業者分かるしスタッフも分かんねんけど、やっぱりあなたの言う、これは岡村隆史のタブーなんやけど、根元やそれの。で、今回電波に乗せてそういうことを言ったのが大問題、大炎上になったんやけど、別にラジオってガチガチにセリフ決まってて１００パー演じてないから、自分の考え自分の言葉でしゃべってるから、そういう人間やって思われても仕方ないね。いやもう致命的やと思う。岡村隆史が女性に対して軽視してるとか男尊女卑であったり」と厳しく指摘した。
そして「オレもやっと結婚して、子供にも恵まれて、よりどんどんリスペクトが増していった。だから景色を変えた方がいい」と岡村に結婚することを勧めた。